昆虫採集に向かうも囲まれた奇妙な家に閉じ込められ脱出を試みもがく日々の先にあるものは・・。20数ヶ国語に翻訳。読売文学賞受賞作。押し寄せる大量の砂リアルで息苦しくなるような空間読書の醍醐味と言いますか異空間に確りと引き込まれました。読書後、調べると20数ヶ国語に翻訳されたそうで1962年6月8日出版とある。優れた作品は時代も国を超えて素晴らしいものは心に刺さるものです。さて、物語。押し寄せる砂との生活を受け入れられず逃げ出そうと日々計画しながらもここでの生活に飲み込まれる様は日々のメタファーとして感じるものがあるなぁ。息苦しくなるような理不尽な状況にありながらそれを受け入れる事でしか、明日を生…