コインランドリーの洗濯機。水洗いなら三百円、湯洗いなら四百円。つねにはないことだが、四百円投じてみた。気紛れの贅沢である。その代り、入口脇の自販機で百円珈琲を買わぬことにして、スーパーで仕入れた六十円の缶珈琲を、ポケットに捻じ込んで家を出て来ている。 湯洗いのご利益は、あるのだろうか。まだ着てみないから、判らない。 洗濯機が回っているあいだに買物。これもつねのこと。冷凍餃子と梅干はサミットストアで買うから、後回し。今日はビッグエーのぶんだけにする。茹で小豆缶、納豆小分け三パック組、六ピーチーズ、濃縮カルピス、いずれも常備品の補充だから迷う必要もない。ふと眼についたのはカボチャである。 季節を問…