兵庫県の経済・雇用情勢について、県は「持ち直している」と見ています。全般的な景況や、商業販売額、乗用車販売台数、新設住宅着工数、企業倒産件数などのさまざまな指標をもとに、県は詳細なデータと見解を定期的に発表しています。転職を考えている方にとって指標の中で一番気になるのは雇用の部分、特に「有効求人倍率」と、年収にまつわる「雇用者所得」「現金給与総額」でしょう。県の有効求人倍率は、令和元年度に1.38を記録したものの、令和2年度は0.97、令和3年度には0.94と、1.00を下回る数値に下落してしまいました。 令和4年度には1.03とやや持ち直ますが、その後は横ばいを続け、現在は1.00の数値を示…