雲を紡ぐ :伊吹有喜著のレビューです。 雲を紡ぐ 作者:有喜, 伊吹 発売日: 2020/01/23 メディア: 単行本 小説らしい小説って言うのも変ですが、思い切りその世界に入れてもらえた作品 この2か月、本を読んでいてもコロナのことで気忙しく、なんとなく読書に集中できない日々だったが、ようやく元来のペースを取り戻せたかな?ってくらいのめりこんで一気に読めたのがこの小説。 伊吹さんの長編小説は「なでし子物語」のシリーズ、「彼方の友へ」を読みましたが、なぜだか時折それらの小説に登場した人々を振り返ることがある。小説は終わっても、どこかにほんわりと残っているあの人たち。濃い口の小説ではないけれど…