*このお話は、最近よくある、すれからしなシュリーマン批判以前の「子供のころからトロイ発掘を熱望していた説」を素直に起点としているので、お断りしておきます。 日本では幕末から明治維新の時代、シュリーマンという、とある資本家が活躍しました。 立身出世伝の常というか、シュリーマンも子供のころとても貧しく。「ぐおおおー絶対逆境をはねかえしてやるぞー」というすさまじいルサンチマン的なパワーで大金持ちになりました。 ただ、シュリーマンのお話はとても夢があり。事業家が目的でもなかったという、ちょっとへんな成功のしかただった。 スタートはやっぱり「父との誓い」。「巨人の星」を地でいっています。 ただ、シュリー…