電源と各種素子をつないだものの総称。一見見た目が変わらない素子同士の値が数百万倍違ったりするため、これを学ぶことで工学の分野の中でも他の分野に比べて未経験の対象に対する柔軟なアプローチが可能になったり、大きなシステムを扱ったり、先端技術を開発する適性が強化される・・・らしい。 電子回路は広義の電気回路の仲間だが、他の電気回路とはかなり毛色が異なる。
電気回路の基礎
*1:制御電源とはならないもの。能動素子の注参照
*2:背後の電源を含めるとベース電流・ゲート電圧を入力と考え、コレクタ電流・ドレイン電流などを出力として考えることにより制御電源と見なせるもの
共振回路。 共振回路といえば特定の周波数の信号を取り出したりする時に使われます。ラジオの同調回路にも使われますよね。 詳しい原理とかは忘れましたが、コイルとコンデンサのリアクタンスが同じ時が1番インピーダンスが低くなり、その時の周波数の交流を流すと、コイルとコンデンサは無い物、つまり短絡しているのと同じことになるそうです。 その時の波形がどうなるか見てみようと思ったのですが。。 回路はこんな感じの簡単なLCR直列回路です。 コイルのインダクタンスは15μH、 コンデンサの容量は0.047μF、 周波数の計算式は、f=1/(2π√LC) 周波数は190kHzで共振するはずです。 この回路に信号発…
昔、電気の勉強で習ったマルチバイブレータ、自動点滅器。簡単な回路なので実際に組んでみることにしました。 非安定マルチバイブレータは左右2つのLEDを交互に点灯させるだけのものですがコンデンサの使い方の勉強になります。 bbradioさんのサイトを参考にさせて頂きました。有難うございます。 https://bbradio.sakura.ne.jp/multi11/multi11.html ブレッドボードに回路を組んでいきます。 電池を繋くと点滅を始めました! コンデンサの容量を33μFから100μFに上げてみると、インターバルの時間がかなり長くなることが分かりました。 コンデンサの容量の違いで動…
昔、勉強した電気回路。電気って難しいですよね。 その頃は実際に回路を組んで試してみようなんて思わなかったのですが、今はブレッドボード、簡易オシロスコープ、信号発生器があれば、家でも簡単に回路を組んで波形を見ることが出来ます。 https://mamezo11.hatenablog.com/entry/2024/06/15/055340 https://mamezo11.hatenablog.com/entry/2025/01/09/182227 検波回路はラジオで電波から音声信号を取り出す回路ですが、電波の代わりに信号発生器でサイン波を入力したときにどんな波形になるか見てみようと思います。 検…
この記事では信号処理に用いるフィルタについてまとめます。電気回路や信号処理におけるノイズ除去など様々な分野でフィルタが利用されます。フィルタに関する説明動画は最下部に置いています。 一般的なフィルタについて フィルタ特性の周波数プロット ローパスフィルタ ハイパスフィルタ バンドパスフィルタ 帯域阻止フィルタ フィルタの設計手法 フィルタの利用例 フィルタに関する関連動画 関連記事 電気回路関連の書籍 自己紹介 一般的なフィルタについて 以降ではフィルタによる信号処理について説明します。フィルタには様々な種類があります。例えば、流体中に混ざった固体や異物を取り除く装置、ろ紙を使用したものがろ過…
概要 Sympy と Python-Control を用いて、Pythonによる直流モータの速度制御を解析する。Sympy は代数計算を行うPyrhonライブラリであり、複雑な代数方程式であっても解くことができる。Python-Control を用いることで Matlab と同じような解析が可能である。よって Sympy と Python-Control を組み合わせて使用することで、数理モデルの解析から、数値計算による評価まで Python だけで行うことができる。 背景 Pythonによる科学技術計算についてWeb上では情報が充実しており、これらの情報を用いて複雑な科学技術計算を行うことが…
音楽制作をしている方なら、どこかで必ず耳にする“インピーダンス“というワード。しかし、“その正体って、何?“と聞かれたら、意外と曖昧になってしまう人もいるのではないでしょうか? この特集では、音響ハウスで数々の機材のメインテナンスや修理を行っている須田淳也氏を講師に迎え、インピーダンスにまつわる25のQ&Aを紹介! ここまで読んだ方は、相当インピーダンスの知識が身に付いたことでしょう。ならば、もっと詳しくなれるチャンス! さらに深遠なるインピーダンスの世界へと羽ばたきましょう。 講師:須田淳也(音響ハウス) 写真:Chika Suzuki Q20. 宅録をする人はインピーダンスにどのくらい気を…
音楽制作をしている方なら、どこかで必ず耳にする“インピーダンス“というワード。しかし、“その正体って、何?“と聞かれたら、意外と曖昧になってしまう人もいるのではないでしょうか? この特集では、音響ハウスで数々の機材のメインテナンスや修理を行っている須田淳也氏を講師に迎え、インピーダンスにまつわる25のQ&Aを紹介! 続いては実践編と題し、マイク、ギター、ヘッドフォンなど、機材を接続する際のインピーダンスをピックアップ。これを読めば、今日から機材の見え方が変わるかも⁉ 講師:須田淳也(音響ハウス) 写真:Chika Suzuki Q8. マイク入力とライン入力で入力インピーダンスは異なりますか?…
音楽制作をしている方なら、どこかで必ず耳にする“インピーダンス“というワード。しかし、“その正体って、何?“と聞かれたら、意外と曖昧になってしまう人もいるのではないでしょうか? この特集では、音響ハウスで数々の機材のメインテナンスや修理を行っている須田淳也氏を講師に迎え、インピーダンスにまつわる25のQ&Aを紹介! まずはインピーダンスについての基礎知識から。インピーダンスって“一体何?”の方も“何だっけ?”の方も、飛ばさずに、こちらからじっくり読んでみてください。 講師:須田淳也(音響ハウス) 写真:Chika Suzuki Q1. インピーダンスについて知るとどんなメリットがありますか? …
こんにちは。Noiseです。 Noiseはメーカー勤務でEMCエンジニアとして勤務しています。 今回は、電気通信において重要な概念である反射係数τとVSWRについて解説していきます。 これらの概念は、伝送路での信号の反射を測定するために使用され、設計やトラブルシューティングにおいて重要な役割を果たします。 具体的な数式を用いた解説も行うので、ぜひ最後までご覧ください。 iNARTEのテストでも必ずといっていいほど出てくる数式です! 【iNARTEについてはこちらの記事で解説】 emc-noise.com この記事を読むとわかること。 反射係数τとVSWRは、伝送路での信号の反射を測定するために…
こんにちは。Noiseです。 Noiseはメーカー勤務でEMCエンジニアとして勤務しています。 今回は、電磁気学の分野でよく使われるLC共振回路の共振周波数の求め方について解説します。 LC共振回路は、信号のフィルタリングやノイズの除去などに広く利用されており、回路設計やテストにおいて重要な役割を果たしています。 特に、共振周波数は回路の特性を決定する重要な要素の一つであり、その計算方法を理解することが設計やテストを行う上で必要不可欠です。 そこで、この記事ではLC共振回路の共振周波数について、計算方法の解説と実務での活用方法について説明します。 LC共振の周波数計算は、一番実務で使用する計算…