建築家。1956年生。82年東京大学大学院修士課程修了。91年に青木淳建築計画事務所を設立。個人宅、美術館などの公共建築からブティックまで多方面で活躍。2004年作品集「JUN AOKI COMPLETE WORKS 1 1991-2004」を刊行、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。最近では、青森県立美術館の設計を手掛けた。
”雲と息つぎ-テンポラリーなリノベーションとしての展覧会 番外編-”と書かれている。 何のことか良く判らん?と思いながら会場に向かえば、 げ!入り口が工事中のようになっている。 近づいてみれば、向かって左手に進めとの指示のよう。 急場つくりの階段を昇ればそこに受付。 名前(と、所属)を記せば「どうぞお進み下さい」と。 建物のぐるりを足場が組まれており、館内へは【正木記念館】の方から、常であれば閉じられている裏口、ね。 でも、この造りじゃあ、知らぬ人がするっと入ってきそうな気も・・・・。 さておき会場内に足を踏み入れれば、展示物らしいものはほぼほぼ無し。 足元には木製の仕切りが部屋のぐるりを囲み…
銀座に行くとつい通りたくなる建物がありまして。 最初見た時は近未来感があって異質すぎてビックリしました。 2021年3月20日にできたルイヴィトン銀座並木通り店です。 一発で見つけた瞬間にわかるアイコニックな建物です。 建築家は青木淳さんとピーターマリノさん。 コンセプトは「水の反射を物質的な現象として解釈した」ということです。 曲線と波紋の効果でほんと見る時間、角度によって表情が異なり飽きがきません。 あのツルッとした感じがなんとも言えません。 中にルイヴィトンカフェもあるみたいです。
ロロ・ピアーナ銀座店【中央区銀座3ー5ー8】ファザード設計: 青木淳設計:AS竣工年:2020年(令和2)6月Photo:2021年4月イタリアのラグジュアリーブランド、ロロ・ピアーナ銀座店。デザインは、建築家の青木淳。ブランドカラーのクンメル色のスカーフに見立てたデザインです。 上に向かって白くしているので、グラデーションになっています。また、夜になるといろが変わります。 入り口は入れ子のような感じです。 よかったと思ったら、クリックお願いします。 ←人気ブログランキングへ(東京都)
第21回〜第30回野間文芸新人賞の受賞作・候補作の一覧です。 目次 第21回(1999年) 第22回(2000年) 第23回(2001年) 第24回(2002年) 第25回(2003年) 第26回(2004年) 第27回(2005年) 第28回(2006年) 第29回(2007年) 第30回(2008年) 第21回(1999年) 受賞作:『無情の世界』 阿部和重 著 『ラニーニャ』 伊藤比呂美 著 無情の世界 ニッポニアニッポン 阿部和重初期代表作2 (講談社文庫 あ 86-12) 作者:阿部 和重 講談社 Amazon ラニーニャ (岩波現代文庫) 作者:伊藤 比呂美 岩波書店 Amazon…
第21回〜第30回の三島由紀夫賞の受賞作・候補作の一覧です。 目次 第21回(2008年) 第22回(2009年) 第23回(2010年) 第24回(2011年) 第25回(2012年) 第26回(2013年) 第27回(2014年) 第28回(2015年) 第29回(2016年) 第30回(2017年) 第21回(2008年) 受賞:『切れた鎖』 田中慎弥 著 切れた鎖(新潮文庫) 作者:田中慎弥 新潮社 Amazon 《候補作》 『遭難、』 本谷有希子 著 『いつか棺桶はやってくる』 藤谷治 著 『おのごろじま』 日和聡子 著 『誰かが手を、握っているような気がしてならない』 前田司郎 著…
第11回〜第20回の三島由紀夫賞の受賞作・候補作の一覧です。 目次 第11回(1998年) 第12回(1999年) 第13回(2000年) 第14回(2001年) 第15回(2002年) 第16回(2003年) 第17回(2004年) 第18回(2005年) 第19回(2006年) 第20回(2007年) 第11回(1998年) 受賞:『カブキの日』 小林恭二 著 カブキの日 作者:小林恭二 株式会社シティブックス Amazon 《候補作》 『神無き月十番目の夜』 飯嶋和一 著 『調律の帝国』 見沢知廉 著 『草の巣』 角田光代 著 『夫婦茶碗』 町田康 著 『国民のうた』 リービ英雄 著 第…
「SNUG Journal」 へようこそ! 「 対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。 11月ですって、ねえ。私は今週じゃっかん体調を崩していまして、生活が詰んでいました。ということで米を炊き始めてブログに取り掛かっています。 今回は第48号。先週行われた札幌市子ども議会第2回委員会、岩見沢教育大での授業についてお知らせします。そして、今週雑誌『群像』の中の衝撃作、町屋良平の批評(創作?)を引用しながら私の「分かりやすさの拒否感」についても書いてみました。 オリジナル漫画「…
京都の旅でおすすめの美術館・博物館5選 次の京都旅行では、芸術や文化をテーマにした巡りはいかがでしょう?美術館や博物館は、京都の魅力を深く体感するのにぴったりの場所です。安藤忠雄や槇文彦といった有名建築家たちが設計した美しい建築や展示空間にも注目です!今回は、訪れる価値のある京都の美術館と博物館を厳選してご紹介します。 1. 京都市京セラ美術館 まず最初にご紹介するのは、京都市京セラ美術館です。この美術館は現存する国内最古の公立美術館建築であり、青木淳と西澤徹夫の手による耐震改修とリノベーションが行われました。1933年に竣工した建物は、古き良き時代の美しさを保ちながら、現代的なニーズにも応え…
低音難聴で服薬中。苦いマズいと言われているイソバイドは原液のまま飲めて何とかなっている。辛い場合は、野菜ジュースやオレンジジュースなどをお供にして服薬を工夫している人たちの情報を事前に知ることができてありがたかった。これを機に と、癖付いているiPhoneを見る時間を出来る範囲で少しずつ減らすように心がけていて(寝る前は控えようとかそんな具合)、その分 本を読むのが今はしっくりきている。今日は青木淳吾 著『四十日と四十夜のメルヘン』を読み始めた。私の飽きっぽい性質が継続性を奪うことが多いのだけど、気になる気になる、と面白い予感で読み進んでいる。今日は十三夜。(さっきまで十五夜だと思ってた)夕飯…
(一昨日からの続く。町屋良平「小説の死後―(にも書かれる散文のために)―「批評」しやすい吉井磨弥、「批評」しにくい青木淳悟」(「群像」11月号)を読んだ。) ⚫︎この文章には、「不可逆的な変化の向こう側への遡行」を通じて、「自分を新たに組み直す」という指向性が至る所にあるところが興味深い。まずはこの文章にかんする自己言及のような部分。 《(…)私は自身の小説でもそう明言したとおり、小島信夫に影響を受けての一発書きの美学(初期衝動への忠実)から、大江健三郎に惹かれてのえんえんたる書き直し(小説の内容、つまり「何を書くか」に要請されるがままに「どう書くか」をえんえん交換する無限を文体とする生)へ、…
(昨日からの続き。町屋良平「小説の死後―(にも書かれる散文のために)―「批評」しやすい吉井磨弥、「批評」しにくい青木淳悟」(「群像」11月号)を読んだ。) ⚫︎「何を書くか」なのか「どう書くか」なのかという偽の問題がある。どう考えても、「このように書いたからこれが書けた」あるいは「これを書くためにはこう書くしかなかった」というようになるはずで、この二つは分離できない。ここまでなら、少しでもものを考えていれば言える。町屋はこのことを次のように書く。 《ところで、小説における「文章術」のような持論はよく出回っているが、私見では、小説の文章として「よい」ものは別にない。よくなくなければおのずとよい。…
⚫︎町屋良平「小説の死後―(にも書かれる散文のために)―「批評」しやすい吉井磨弥、「批評」しにくい青木淳悟」(「群像」11月号)。とても面白かった。「小説」について書かれた文章がこんなに面白いのはとても稀なことだ。 「批評」や「人文系の本」を読んでいて常にストレスになるのは、「前提にしちゃってるけどそれって自明ではないよね」とか「その要約・まとめに納得できないんだけど」とか「なんでそう言い切れるのかわからないんだけど」とか「その「社会的な(慣習的な)思い込み」をそのまま採用していいの ?」とか、そういう疑問や引っ掛かりが次々と出てきて、その都度立ち止まって「いや、とりあえず、これはこれとして飲…
しかしここで〈母〉という《他者》が欲望する存在であることを踏まえると、《他者》は単に「鏡像が自我であることを保証する」存在ではなく、「鏡像を自分の〈欲望の対象〉として示し、子供がそれに同一化するよう仕向ける」存在でもあることがわかります。子供は〈母〉の「これが君だよ」という言葉の裏に「これが君であってほしい」という〈母〉の欲望を見てとります。そして〈母〉の欲望の対象になることを望めばこそ、〈母〉が指し示す鏡像に同一化しようとするのです。 もう少し具体的な場面に落とし込みましょう。よく親は「◯◯ちゃんは優しい子だね」とか「絵を描くのがうまいね。将来は画家かな」などという無責任なことを言ってくれる…
⚫︎昔書いた青木淳悟論をnoteで公開しようと思ったが、原稿のテキストデータが失われているので、掲載誌をスキャンしてPDF化し、それをPCの画面に大写しにして、スマホで写真を撮り、撮った写真をテキストスキャナーにかけてテキストデータ化する(それをグーグルドキュメントに順番にコピペしていく)。外国語の本を読む時も、この過程を踏んで紙からテキストデータにしたものを複数のAIに翻訳してもらう。 しかし、テキストスキャナーの日本語の読み取り精度はとても低いので、noteにアップする完成データとするためには、結局は、最初から最後まで掲載誌と付き合わせて確認しなければならない。それでも、キーボードで全部打…
2024年11月30日時点での既刊及び刊行予定の講談社文芸文庫全1,319点(日本文学1,247点/海外文学72点、ワイド版を除く)をあげた。文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。編者、訳者は一部を除き割愛した。 阿川弘之『舷燈』 阿川弘之『青葉の翳り 阿川弘之自選短篇集』 阿川弘之『鮎の宿』 阿川弘之『桃の宿』 阿川弘之『論語知らずの論語読み』 阿川弘之『森の宿』 阿川弘之『亡き母や』 阿部昭『単純な生活』 阿部昭『大いなる日/司令の休暇』 阿部昭『無縁の生活/人生の一日』 阿部昭『千年/あの夏』 阿部昭『父たちの肖像』 阿部昭『未成年/桃 阿部昭短篇選』 青柳瑞穂『ささやかな日…
9月12日の木曜日、猛暑続き留まるところなし。午前9時頃にマンション隣のコンビニまで行くときに感じたのは、日差しの強さはなにも衰えてないどころか終わったはずの夏のどの日よりも刺すように厳しいんじゃないか?ということでした。子供の頃に、もう半世紀以上ずっと前に、よく母が、紫外線の量は9月が一番強いって言ってたな。母はそれを新聞か週刊誌記事で読んだのだろうか、テレビやラジオで聞いたのだろうか。それは本当のことなの? 今日は在宅勤務もなく、夏の初めの頃にはこういう日に張り切って鎌倉中央公園に半夏生を、大船のフラワーセンター早朝開園に蓮の花を見物に行ったりしたが、もう今は涼しくした自室にいることにする…
Twitterで見たNT東京というの気になったのでいくことにした #NT東京 2024は、9月7日(土)~9月8日(日)に、科学技術館(東京都千代田区北の丸公園)にて開催します。約120組の出展者が「なんか作ってみた」を展示します。一般参加で見学される方は入場無料で、事前申込や来場登録も不要です。どうぞお気軽にお立ち寄りください。 pic.twitter.com/FmDsGmhU8M — NT東京 (@NT_tokyo_info) 2024年8月26日 武道館の近く。科学技術館という初めていくところ 2時半ぐらいでばり暑い 公文書博物館とかあるとこか〜ここは歩いたことあるな 科学技術館自体も有…
⚫︎「新潮」10月号(6日発売)で、山下澄人さんが『セザンヌの犬』について書いてくれています。楽しみでもあり、怖くもあり。下の画像は「新潮」のインスタグラムからスクショしました。 (目次で隣に並んでいるのが青木淳吾かと思ったら違った。) (鴻池留衣の230枚の小説も載っている。) ⚫︎「プロ」という存在の特権化はやめた方がいいと思う。プロとはつまり、その仕事でお金をもらっている、その仕事で生計を立てている、ということでしかない。お金になる仕事をしているということだ。 プロであるためには、それなりの競争を勝ち抜く必要があり、仕事にもそれなりのクオリティが要求されるだろう。そのような意味で、プロの…