憧れの世界 ――翻案小説を書く 作者:青木 淳悟 代わりに読む人 Amazon 『憧れの世界 -翻案小説を書く-』青木淳悟著を読む。 あえてスタジオジブリのアニメ映画『耳をすませば』への翻案小説。アニメは、随分昔に見ていてなんか気恥ずかしかったのを覚えている。 「いかにファンでなかったか?-青春懺悔の記-」の「ねらい その4」で、本作をこう書いている。 「純粋な想像力をバネにしない、さらにパロディや風刺や批評よりも視界のきかない一段低いところで書くような、(サンプリングでもリミックスでも、コラージュでもカットアップでもない)「翻案的」であろうとする創作の是非を問うこと」 なんか自分で自分にむつ…