小説家。1980年生まれ。北海道出身。「フリッカー式」で第21回メフィスト賞、受賞。2002年に上京する。 通称「ユヤタン」。 西尾維新、滝本竜彦、乙一、大塚英志、東浩紀、斎藤環らと交流がある。 2006年冬、小説家の島本理生と結婚。 2007年、『1000の小説とバックベアード』で第20回三島由紀夫賞を受賞。
*1:復刊ドットコムにて現在交渉中。
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タイトル 「灰色のダイエットコカコーラ」(文庫版)著者 佐藤友哉文庫 320ページ出版社 星海社発売日 2013年11月8日 <<この作者の作品で既に読んだもの>>・今回の「灰色のダイエットコカコーラ」だけ << ここ最近の思うこと >>暴力と恐怖の体現者たる覇王と聞いて思い出したのは『ザ・ワールド・イズ・マイン』というマンガ。はるか昔に友人が持ってきたものを読んだけど、なんかもう凄い純粋なパワーと狂気を感じたわ。というか途中までしか読んでいなかったから、続きをどこかで読まないとイカンな。佐藤友哉の小説はフリッカー式、エナメル、クリスマステロルと読んだことがある。でもどんな話だったのかまったく…
眼鏡堂書店の蔵書より、独断と偏見に塗れた”もっと読まれてもいい本”を紹介しつつ、全力でニッチな方向へとダッシュする【眼鏡堂書店の本棚】。 今回紹介するのは、佐藤友哉の『1000の小説とバックベアード』です。 1000の小説とバックベアード/佐藤友哉 あらすじの前に、作者の紹介を少し。 佐藤友哉は、日本の小説家。北海道千歳市出身。 ミステリーやホラー、ヤングアダルトの定石から意図的に逸脱したエンターテインメント小説でデビューしたが、近年では純文学をメインに活動しています。 2001年『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』で、第21回メフィスト賞を受賞。 そして、本作『1000の小説とバックベ…
喉の痛みは消えたが、作業所はどうかなー⁉。ま、様子見。ヒマだから勉強でもしてよう。超余裕。取っつきやすいテーマだから。 なんて言おうか忘れたが、大切な事だったような、どうでもいいような事だった気がする。結局、どうでもいいのだろう。だから忘れる。 最近はブラック・コーヒーにも慣れてきて、紙巻きタバコに戻したりしてる。そんな生活の中で、私はまたぼんやりしたり、時間を埋めたりしている。 時には風景の変化、を楽しみたいと思うが、このご時世、なかなか難しい。平和ボケ、と言われても仕方ないが、。 同世代、というのは良いもので、「佐藤友哉」「アジカン」「ひろゆき」大好きだ。理解できるし、言わなくても何もかも…
www.youtube.com 青少年のための小説入門 (集英社文庫) 作者:久保寺健彦 集英社 Amazon 小説の神様 (講談社タイガ) 作者:相沢沙呼 講談社 Amazon 1000の小説とバックベアード (新潮文庫) 作者:友哉, 佐藤 新潮社 Amazon 坊っちゃん 作者:夏目 漱石 Amazon なんとなく、クリスタル (河出文庫) 作者:田中康夫 河出書房新社 Amazon 定本 バブリング創世記 (徳間文庫) 作者:筒井康隆 徳間書店 Amazon
www.youtube.com あかりんチョイス 夜の光 (新潮文庫) 作者:司, 坂木 新潮社 Amazon じごくゆきっ (集英社文庫) 作者:桜庭一樹 集英社 Amazon 1000の小説とバックベアード (新潮文庫) 作者:友哉, 佐藤 新潮社 Amazon たくみチョイス 化物語(上) 作者:西尾維新 講談社 Amazon 化物語(中) 作者:西尾維新 講談社 Amazon 化物語(下) 作者:西尾維新 講談社 Amazon 予知夢 (文春文庫) 作者:圭吾, 東野 文藝春秋 Amazon すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&Mシリーズ (講談社文庫) 作者…
小説の面白さは、ストーリーや文章の面白さだけではなく、新しい表現技法を開拓するところにもある。特に純文学では、前衛文学や実験文学、ポストモダン文学と呼ばれる、今までになかったような表現方法で新しい小説世界を切り開く作品が多くある。 そんな小説の可能性を切り開いてきた日本の前衛文学を紹介したいと思う。日本文学の中でも、ポストモダン文学や前衛文学は数多くあるけれど、今回は主に2000年代に新人三賞を受賞したような若手作家の作品について紹介している。例を挙げると円城塔や青木淳悟、福永信あたりの作家の作品が中心だ。
昨日はまたブログの更新を忘れてしまった。忘れたと云うのは、ダラダラと横になっていたらそのまま眠ってしまったと云うことだ。 仕事では特段のことがあった訳ではなさそうと思っていたが、非常に神経を使うようなイレギュラーな業務があった。場所によっては日常茶飯事なのだろうけれども、自分のような怠惰で普段から面倒臭い事柄から逃げている者にとっては、いざそれに臨まねばならぬとなると大変難儀する。トータルで見たら大した勤務内容でもなかったのだが、それも眠ってしまった原因だろうか。 注文した「イニストラード:真紅の契り」のプレリリースパックが届く。プレリリースパックを開封するのは、先週地元のカードショップで購入…
★★☆☆☆ あらすじ 姥捨て山に捨てられた老女は、そこで老婆たちが共同生活を行なっていることを知る。 感想 姥捨て山に作られた共同体「デンデラ」の一員となった主人公。リーダーが自分たちを捨てた村の奴らを襲う、と言っていたので、「八つ墓村」的になるのだろうなと思いながら観ていたが、その前にクマに襲われ、雪崩に遭う。本題に入る前のちょっとしたエピソードかと思っていたら、その後ずっとクマと戦う物語に。え、クマ映画なの?という戸惑いが最後まで消えなかった。 bookcites.hatenadiary.com そういうことならせめて心の準備のために、クマにはずっと悩まされている的な伏線を入れておいて欲し…
メフィスト賞からデビューし、ミステリ・純文学の枠に収まらない小説を執筆してきた佐藤友哉。 サブカルチャーを小説内に取り込み、様々な意匠をパロディ的に用いるのが作風だ。先行作品を下敷きにし、オマージュ的な作品を多く執筆している。 代表例を挙げると、サリンジャーの「グラスサーガ」を下敷きにした「鏡家サーガ」、高橋源一郎の『日本文学盛衰史』を佐藤友哉的にオマージュした『1000の小説とバックベアード』、中上健次の「灰色のコカコーラ」のタイトルをもじった『灰色のダイエット・コカコーラ』などがある。 鬱屈した内面を抱えた登場人物を主人公にすることが多く、焦燥や葛藤を生々しく描写するスタイルはコアなファン…
転生! 太宰治 転生して、すみません (星海社FICTIONS) 作者:佐藤 友哉 発売日: 2018/09/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) 1948年、愛人とともに玉川上水に入水したはずの太宰治がなぜか2017年の現代に転生し、数々の騒動を巻き起こすという奇想天外なお話ながら、「キャラ」を生きる術としていた太宰の新しさを浮き彫りにするとともに、「キャラ化」した現代社会への批評性をあわせもつスリリングな小説。 太宰治の文学について考えるとき、ぼくは「キャラ」と「器」というキーワードを思い浮かべる。前者は『人間失格』などに代表されるようなキャラ化された自己を描く作品。後者は『お伽草子』…
グラブル;「名探偵バロワ 嵐の孤島から脱出せよ」 ここからネタバレ感想 探偵おぼえがき グラブル;「名探偵バロワ 嵐の孤島から脱出せよ」 読みました。よかった。最近はどのゲームも期限ギリギリになってからシナリオを急いで読む体たらくだったんだけど、ミステリはネタバレを見ずに読みたいですからね。急いで読んだ。孤島の館に探偵が複数集められて互いの探偵観をぶつけあったり推理小説の悪いパロディを始めたりする探偵オリンピック回、まあまあよくある(よくある?)シチュエーションだと思うんですけどやっぱ好きなんですよね。とはいえ「名探偵バロワ」がちゃんとしたミステリをやるかどうかはまったく不明だったのでどうなる…
文学フリマ東京37に行ってきました。 関東で生活するようになって長いが、初文フリとなっております。というのも埼玉の北の方に住んでいると、東京が遠い。今回も会場である流通センターまでの道のりをスマホで調べたときに、2時間近くかかると表示されて行くのをやめようかとも思った。未だに油断していると電車で酔うし。しかし年に何度か訪れる「家で過ごしてなんになる?」モードでもあった僕は、会場の雰囲気を味わうことを第一の目的に設定し、肩肘張らず出発することにした。参加される方々を詳しく調べたりとか、そういうのは現地でもできるだろう、それこそ巡り合いだろうという堂々とした不精。ぼんやりと「ナナロク社から木下龍也…
フリーナ伝説任務「水の娘」 世界任務、キングデシェレト霊廟とフォンテーヌ科学院 フリーナ伝説任務「水の娘」 私がフリーナのことを好きだなあと強く思ったきっかけが、ヌヴィレットの伝説任務のいちばん最後に彼女がヌヴィレットの休暇申請に対して「君も僕みたいに街に出て人と交流したら楽しいよ」的な回答を返してくるシーンだったんですよね。その前の魔神任務で召使が夜道を歩いていたフリーナを襲ったことが語られるんですけど、そんな恐ろしい目に遭っても彼女は「街に出なよ、楽しいよ」って言えるのか、いい子だな……と思った。防犯意識としてはマジで下の下で愚かだけど、フォンテーヌのこと好きなんだな~と思ったんですよね。…
佐藤友哉 『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』 講談社ノベルス 佐藤友哉の『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』を読了しました。第21回メフィスト賞受賞作品で、以前に文庫で読んだ記憶があるのですが、今回はノベルス版で読むこととなりました。佐藤氏の作品は新本格というミステリーの文脈ではあまり評価されることがなく、やがて作者は「一般文芸」の方に作家活動の軸足をシフトさせて三島由紀夫賞を受賞することになります。今回あらためて読み返してみて、ミステリーとしての面白さ(というかプロットの意外性)についてしっかりと感じ取ることができたように思うのですが、刊行当時(2001年)は同時代の小説として…
最近、ミステリー関係の話題を書くことが多くて、それはそれで嬉しいのですが。 その中で阿呆の一つ覚えのようにして書いている言葉『ミステリー界の若き俊英』と言う言葉。 この言葉を事あるごとに登場させていた私は、はたと疑問を抱きましてですね。 『『若き俊英』だと私が思っている方々は、果たして西暦何年生まれなのだろうか。年齢で言えばおいくつくらいなのだろうか』と。 なのでそれを調べただけの記事です。うふふふふ。我ながらマニアック! てなことで早速。まずはこの方。この夏『ノッキンオン・ロックドドア』『アンデッドガール・マーダーファルス』の2作品がメディア化され大きな注目を集めている『平成のエラリー・クイ…
俳優探偵 僕と舞台と輝くあいつ (角川文庫) 作者:佐藤 友哉 KADOKAWA Amazon
akosmismus.hatenadiary.com これのミステリ版を作れといわれたので作ります(というかおすすめ SF についてももう 5 年前だしあれからいままでに読んだ面白かったやつを追加したいですね。まあそのうち)。ていうかこれも作品名だけ列挙しておすすめの理由とかまったく書いてないのに真に受けていろいろこのなかから読んでるひとがけっこういてびっくりするよね。でも読んだらおすすめしてる理由はわかるでしょう? ところでわたしって SF とミステリどっちのほうが(冊数でいうと)読んでるんだろう? と考えるとたぶんミステリなのだが、SF のほうがなんか自信がある。SF オタクは世の中に(と…
「若者の読書離れ」というウソ: 中高生はどのくらい、どんな本を読んでいるのか (平凡社新書) 「若者の読書離れ」というウソ(1030;1030) posted with ヨメレバ 飯田 一史 平凡社 2023年06月17日 楽天ブックス Amazon Kindle 7net honto 紀伊國屋書店 「『若者の読書離れ』というウソ」(平凡社新書)の流れから、中学校の学校図書館がどんなライトノベルを購入しているのかを記事としてまとめました。 では公共図書館はどうなのかということで作成したのが今回の記事です。中学校の学校図書館と同様に、2022年1月から2023年5月までに刊行された新刊でどんなラ…
気象庁の「梅雨入り宣言」とは、例年の梅雨の時期・一週間程度雨が降る・当日も雨という基準で出されるのだそうな。そんなふわっとした「基準」ならいっそ出さなくても誰も困らないと思うのだが。宣言あろうがなかろうが、週間天気予報見れば雨かどうか分かるわけだし。 ○戸川隆介編纂『中国料理食語大辞典』(如月出版)○ロジェ・グルニエ『パリはわが町』(宮下志朗訳、みすず書房)……断章による自叙伝(作家と街との)。杉本秀太郎『洛中生息』と並ぶべし。○筒井ともみ『舌の記憶』(新潮文庫)……文体が合わなかった。○谷田博幸『図説ヴィクトリア朝百貨事典』(ふくろうの本、河出書房新社)……ディケンズなど読む時に重宝する一冊…
タメカワハウスは其の後も順調に閲覧している。まだ弾けてはない。 段段「ギターじゃないのに」と申し訳無くなってきた、申し訳無さに押し潰されてきた。 例の動画(?)や怪文書はタグ付けてるのでシャドウBANされない限りはバレていると思われる、よもやギターではなく鍵盤&DTMとはお思いになるまいよ、がっかりしてはったらどうしよう。。。 や、でも、「流線型」ギターで弾いたもん、タブ譜見ながら弾いて五線譜に落とし込んで鍵盤で弾いた(修正した)もん! 引き続き「LOOP」頑張る! うは!「文學界2023年4月号」、取り急ぎギター特集読んだ。文學界(2023年4月号)(特集 作家とギター)文藝春秋Amazon…
痛いニュース(ノ∀`) : 【神奈川】「怒りがこみ上げてきて」面識ない女性をバットで殴打 殺人未遂疑いの男(37)逮捕 自らも帰宅後通報 相模原市緑区 - ライブドアブログ Twitterかなんかで見た「こういう誰でも良かった系の犯罪者は結構、ヤクザとか明らかにガタイのいい男とかにも襲い掛かっているが、そっちは何事もなくあっさり撃退されてニュースになってないだけ」って内情にはなるほどなあって膝を打った。 おいそれと女を待っていた少し馬鹿な男と 猟奇事件+世界 猟奇 怪奇・異常なものをあさり求めること。(『広辞苑 第五版』より引用) 事件 ①事柄。事項。 ②(意外な)できごと。もめごと。 ③訴訟…
走る?/東山 彰良,中田 永一,柴崎 友香,王城 夕紀,佐藤 友哉,遠藤 徹,前野 健太,古川 日出男,岩松 了,小林 エリカ,恒川 光太郎,服部 文祥,町田 康,桜井 鈴茂 14つの短編集。すべて"走る"ことがテーマのお話。14人の主人公がそれぞれの理由で走ったり走らなかったり走るようになったりしてるのがおもしろかった。 わたしが特に気に入ったのは『パン、買ってこい』っていう冒頭のお話。お昼休みにパンを買いにパシリを強要される話なのだけれど途中からの展開がほんとうにおもしろい。ランナーには特におすすめです。 一生、しらなかったかもしれない 走る途中に見る、いろんな景色や空の色。走るときに浮か…
こんにちは。書評ブログ「淡青色のゴールド」へようこそ。本記事では「オードリー若林正恭のエッセイの順番(出版順、おすすめ順)をご紹介」と題し、若林正恭さんのエッセイについて出版順とオススメの読む順番を内容紹介とあわせてお伝えします。