音頭(おんど)は、日本の楽曲形式のひとつである。本来は踊りに付属するものと思われるが、レコードの普及により聴取の対象ともなった。聴取対象としての音頭はしばしば演歌に分類される。現在親しまれている音頭には、民謡よりも歌謡民謡、とりわけ明治期末期から昭和初期に流布したものが多い(『東京音頭』、『炭坑節』など)。
盆踊りの伴奏音楽として現在でも夏に多く奏される。また幼稚園や小学校の教育の一環としていわゆるフォークダンスとともに音頭にあわせて踊ることがなされており、これら若年層を対象とした音頭はいまでも作曲されている(『オバQ音頭』、『ドラえもん音頭』など)。そのほか、作曲家の大瀧詠一は、ポップミュージックを組み合わせた『ナイアガラ音頭』や『イエロー・サブマリン音頭』などを作曲している。
夏季になると、アニメソングでもしばしば音頭が使用される。
出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2006/03/06 16:52)