この国の政治の潮流、世の風潮の潮目が変わったというのは、この2ヶ月でたびたび感じるところです。フタがとんだ、とか、重しがとれた、という表現が言い得ているように、この数年間、報道・ジャーナリズムや学校教育をはじめ、いろいろなところを蔽っていた澱んだ空気、こんなことを言っても大丈夫なのかと、何となく発言を抑制したり自己検閲させたりする力が薄れた感じがあります。きっかけはまちがいなく安倍氏の死去です。逆に考えると、「安倍晋三」という存在は何だったのだろうか、と思います。まだ一変とまでは言えないものの、テレビには確実に変化が現れているように思います。今までが酷すぎたとも言えますが……。 日本テレビでは…