1991年発表の4thアルバム。「虹の都へ」のスマッシュヒットを受けてリリースされた「ベステンダンク」も引き続きのヒット。チャートアクションにおいては、高野寛に最も脂が乗っていた時期のウルトラ級ポップアルバム。問答無用のポップ職人トッド・ラングレンによるプロデュースの下、90年代の煌びやかなポップミュージック、J-POPの幕開けになった作品、マスターピースの一つ。もっとも、高野寛本人は一連のシングルヒットの流れに乗った楽曲を求められることに疑問を抱いていたと後に語っていたこともあり、そこからいかにして自分自身のポップミュージックを追求していくか、その道へと舵を取る分岐点にもなった作品でもあろう…