太極拳では足が地面を捉え安定して動ける事が大切ですが、その為には含胸/塌腰/斂臀/鬆胯が不可欠だと言われます。 塌腰(ターヤオ)=腹圧で腰椎の生理的S字湾曲が伸ばされ、後ろに張り出した状態。 =命門を開けた状態。 斂臀(リエントゥン)= 仙骨を立てて、尾骨を股下から少し前方方向に向けた状態。 =提肛状態。 胸が出て尻が出た状態だと胸式呼吸になり、身体の重心が胸の位置に上がって来て、足が浮いた様になり、安定感がなくなります。(上実下虚) 含胸で気を鳩尾まで下げ、塌腰で腰椎を後ろ方向に押し出し、斂臀で尾骨が少し前方に巻き込まれると、気が腹部に落ちて来て、鬆胯が出来れば腹部の気は、更に下腹部にまで落…