何書いてんだ訳わかんね って方はこちら 零、 西洋では 聖誕祭と 呼ばれる 師走の候 外に目をやれば 季節はずれの 野球場とも 心得違えるかの如く 電飾が ピカピカと 煌めいている とりわけ 身を寄せるところもない私が ひとりさみしく 睡ろうとしていると 這入り口が開き 男が 近づいてくる 一、 男は 薄暗く 凍える寒さの中から 手を取り 部屋へ導く そして瞬く間に 薄衣をはがし その身を 寝台へ乗せる その姿は 俎上の鯉とでも 表そうか 「私はもう この男のなすがままにされるのみだ」 そう 諦めたかのように ひとふしも 抗うことなく ただ 横たわっている 二、 その身から 白く美しい衣をはが…