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黒島伝治

(読書)
くろしまでんじ

プロレタリア文学作家。1898年香川県小豆島生まれ。
乙種実業補修学校卒業後、18、9歳まで小豆島で労働して暮らす。
大正7年、文学を志して上京。労働しながら、大正8年、早稲田大学予科選科に入学。
だが、在学中の1919年に召集され、翌年、革命ソ連に対する「シベリア出兵」に派遣された。
この経験にもとづく「渦巻ける烏の群」が発表されたのは一九二八年であるが、この前後に「雪のシベリア」や「橇」など、シベリアの戦争を描く多数の作品を発表した。
昭和期に入ると、農民出身作家として、農民文学を発表。
1930年には、唯一の長編小説「武装せる市街」を発表するが、即日発禁。山東出兵を題材にとり、日本の帝国主義的侵略の本質と軍隊の非人間性を生々しく描いていた。
1943年に、若くして病死。

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