詩人・小説家。石川県出身、金沢生まれ。明治22年(1889年)〜昭和37年(1962年)。 北原白秋の引き立てで詩壇に登場。萩原朔太郎らと交流を結び、哀愁孤独をうたう抒情詩人として活躍。のち小説に転じ、自らの苦しい半生を題材に自伝的小説を数多く発表した。代表作は詩集に「愛の詩集」「抒情小曲集」、小説に「幼年時代」「性に眼覚める頃」「あにいもうと」「杏っ子」「蜜のあはれ」「かげろふの日記遺文」等。朝湯を好んだ。
6時に起床。 熱を計る。 なんとか平熱に下がっていた。 体は少し痛いがおそらく寝過ぎだろう。 ほんの少しだけ味噌汁を飲む。 うん。大丈夫。吐き気もないしお腹も痛くない。 帰る準備をする。荷物が重いと体力も持っていかれるのでほとんど段ボールに積めて送ることにした。 今回の帰省は親戚、家族みんなが日替わりでお腹を壊してずっとバタバタしていた。まさか自分もなるとは。 しかし思い返すと、毎日一瞬の隙もなく暴飲暴食を続け、暖かいからと半袖で過ごし、寝不足になるまで起きていた。これでは誰かからもらわなくてもいずれ体調を壊していただろう。 大いに反省すべきところだ。 今年の目標にひとつ追加して。 『健康に勝…
よく知られている室生犀星の「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しく歌ふもの」は、『小景異情』という詩の「その2」にあり、望郷の詩句の代表ともいえる。人は年老いるほど、故郷への思いが強くなるのかもしれない。このブログで何度か紹介した『今しかない』という小冊子がある。最近届いた第4号は、「故郷」を特集し、それぞれの故郷への思いとともに、幼いころの光あふれた時代を浮かび上がらせている。 この小冊子は、埼玉県飯能市の介護老人保健施設・飯能ケアセンター楠苑(1997年6月2日開設、定員98名)石楠花の会発行の『今しかない』(編集・齋藤八重子、滝谷淳子、浅見京子、顧問・大島和典)。2020年5月に創…
「釣魚名著シリーズ」は、1970年代の半ばから80年代にかけて二見書房が刊行した、釣りにまつわる文章をあつめた叢書である。 同出版社には、他に「山岳名著シリーズ」「海外山岳名著シリーズ」などもあるが、この内の前者がどうやら嚆矢らしい。 漁師以外のプロフェッショナルな釣り師などというものはまだほとんど存在しない時代に編まれたということもあり、釣魚名著シリーズに収められているのは、さまざまな分野で活躍した釣り好きな著名人の手になる文章で、随筆・記録・創作など、作品の種類も多岐に亘っている。 ところで、現在「釣魚名著シリーズ」としてまとめ称されている書籍は全17巻であるが、その第1巻と銘打たれた、笠…
犀川に架かる桜橋。 室生犀星の「つくしこひしの歌」の舞台で、 犀星と妻とみ子が初めてデートをした 思い出の場所だそうです。 ピンクなのは「桜」だからでしょうか。 桜橋を渡り、W坂、桜坂へ向かいました(^^) 桜橋とは関係ありませんが。 ウォーターサワーかなり気に入ってます。 オレンジもレモンもどっちもおいしい(^^)
金沢 曇り、今日も一日曇り予報です。「石川四高記念文化交流館」は、四高の歴史と伝統を伝える展示に加え、泉鏡花、徳田秋声、室生犀星等、石川県ゆかりの文学者の資料が展示されてます。赤レンガのモダンな建物で校章は四稜の北極星だそうです(笑)【ウィキペディア引用】旧制第四高等学校(きゅうせいだいしこうとうがっこう)は、1887年(明治20年)4月金沢市に設立された官立旧制高等学校。略称は「四高(しこう)」。【撮影場所 金沢21世紀美術館:2021年06月26日 DMC-GX8】 ランキング参加中です。応援のクリック、よろしくお願いします。 こちら↓↓↓にほんブログ村にほんブログ村金沢市ランキング
今週のお題「下書き供養」 桜が咲き始めたころに 故郷に帰省したんです 昨年の正月以来ということもあるのか うれしい半分 不思議とドキドキが入り混じる思い半分 ゆっくりと実家でくつろぎたいところだけど このご時世 日帰りにすることに 年老いた母親の そう言わずに泊ってけば? の言葉に とても申し訳なく思うのだが 万が一があってはいけない 念のため帰るよ ごめんね と告げた 今回故郷に帰ってきた目的は恋しい家族に会うためだけではない 村の集会所で催される写真展にどうしても行きたかったためだ 1月に同級生からお誘いの連絡があり 楽しみにしていた 展示は3月20日・21日の2日間のみ コロナも気になる…
金沢 晴れ、今日はいい天気になりそうです。 犀川大橋詰にある犀星が育った雨宝院には杏の木が植えられており、きれいに咲いてました。「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」(笑)kanazawa10no3.hatenablog.com【ウィキペディア引用】『杏っ子』(あんずっこ)は、室生犀星の長編小説である。1956年11月19日から1957年8月18日にかけて『東京新聞』夕刊で271回にわたって連載された。原稿用紙換算800枚。同年10月、新潮社から単行本が刊行された。著名な作家・平山平四郎と、その娘である杏子の人生を描いた小説。前半は私生児として生まれた平四郎が文学を志し、結…
昨日に引き続き、長期出張中の旦那のサポートの隙間時間に北陸散歩を楽しんだオキエです。 北陸散歩/富山シティ - 50女の遊び方 秋に来た時に回り切れなかった、寺院群とにし茶屋街を歩いてみました。 金沢シティ<夫婦旅> - 50女の遊び方 金沢シティ<ひとり旅> - 50女の遊び方 寺町寺院群|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト にし茶屋街|【公式】金沢の観光・旅行情報サイト バスを降りたら犀川にかかる登録有形文化財、犀川大橋を歩いて渡ります。 松尾芭蕉の「あかあかと 日は難面も 秋の風」の句は、この橋上で詠まれたという説があるそうです。 犀川大橋 - Wikipedia 橋を渡り切ると、そこに…
名探偵コナン 加賀令嬢ミステリーツアー(前編) 金沢市 金沢駅 室生犀星記念館 にし茶屋街 ひがし茶屋街 タクシーで山中座へ 加賀市 山中温泉 松尾芭蕉も滞在した温泉 RE:BORN(リボーン) 着物姿の観光客が目立ちます 山代温泉 明智光秀も滞在した温泉 名探偵コナン 加賀令嬢ミステリーツアー(前編) テレビの番組宣伝スポットを見て、石川県が舞台なので録画予約しましたが、録画したことを失念していました。 名探偵コナンのシーン 名探偵コナンを通しで見たのは…初めてかも知れない。撮り溜めした写真などから現地を探しましたが、見事にあちこち瞬間移動しています。流石、名探偵コナン。 以下、ストーリーに…
金沢シャッターガールのPart 2です 第3話 室生犀星記念館 ふるさとは遠きにありて思ふもの 誰かをさがすために Love Child 昨日いらしつて下さい 第4話 ハニベ岩窟院 安宅関 ハニベ岩窟院 松葉屋 Column 3 金沢3文豪 室生犀星 泉鏡花 徳田秋声 第5話 卯辰山子来坂 子来坂 七稲地藏 Column 4 金沢3坂 美術の小径 暗がり坂 W坂 次へ続く 金沢シャッターガールのPart 2です 金沢が舞台の「金沢シャッターガール」。 桐木憲一さんの原作で金沢巡りをしていますが、今回はPart 2です。 金沢を舞台にした桐木憲一さんの原作には、金沢の人間でも知らないようなことも…
天気の良い日の昼下がり。 金沢駅前のホテルから徒歩で向かったのは、香林坊方面。 通りかかって入ってみたのは、第四高等学校。 旧帝大の予備校のような存在だったようだ。金沢大の前身である。 学生たちの寮生活や明治から昭和にかけての学校の成り立ちを学んだ。 次もまた、ふらりと歩いて現代美術館を経由して、兼六園へ。何気に初めてです😆 人もまばらで、最高の天気。 よく手入れされた苔が美しくて、小高い丘にあるためかいい運動にも😆 喉がかわいたので兼六園内のお茶屋に行くと、まさかのビールが😆…これは頂きましょう〜 キンッキンに冷えたビール。 兼六園のベンチで心地よい風に吹かれながら頂く。 サイコーすぎる。 …
金曜日は、午後からお休みにして、お出かけしてきました。お世話になっている先輩が、この春昇進したので、そのお祝い。 先輩注文のあおぞらクリームソーダと、私の注文したベリーのジンジャーエール。このジンジャーエール、お店の手作りで、ショウガとスパイスの味と香りが口いっぱいに広がって、以前お友達が作って送ってくれた「ショウガのジャム」を思い出させる味でした。写真をノスタルジックな雰囲気に仕上げてみたのは、ここが私の故郷だからです。福岡県北九州市若松区。創られたレトロな街並みではなく、まさにリアルレトロな街並みです。区外の高校に通っていた私は、毎日渡船に乗って通学していました。船に乗って通学!!しかも、…
参政党一択あるのみ!地上の悪を断ち切る日本人ならば。masa-ho.blogspot.com/2022/05/blog-post_20.html 田中角栄は言った「握手した相手の数が票の数になる」参政党は田中角栄と同じ選挙を戦っている。おれも参政党に投票するぞ!一億総参政党。得票一億票党員一億人!全ての与野党は神谷宗幣参政党首下に参集してそれぞれ一会派を成すがよい。 1.【参政党】魂を揺さぶる演説【神谷宗幣 吉野敏明 2022/3/5 博多 街頭演説】youtube.com/watch?v=2thYOrSrRWE 豊岳正彦憲法41条「国会は国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である。」正…
庭をつくる人ってこうなの?「世に逆流せず、また心を乱さざるの徒」って、全く正反対じゃないか。それにしてもこの本、装丁もかわいい。 2020年5月9日 『庭をつくる人』 著:室生犀星 この本を本屋さんで見つけた時、やったぁと思った。こんな本があるんだ。幾つかの随筆や評論が入っているから、庭を作る人のことだけが書かれているわけでは無い、でも表題は「庭をつくる人」なのだから、庭をつくる人ってこうだよな、こうありたいなってことがたくさん書いてある。漱石、荷風、鴎外、みんな庭のことを書いている、それに犀星が加わったのだからこんなに心強いことは無い。きっとこの辺りにこれからのこの国の庭の姿が埋もれているに…
連休明けだし雨だし寒いしでとことんブルーが上塗りされるマンデーを乾杯で明るくしようと仕事を切り上げて同期や先輩と居酒屋に繰り出してビールをがぶ飲み。次の日、宵越しのアルコールでふわふわして駅の階段を踏み外しそうになりながら会社に向かっていたら、テレビにうつっていることに気づいた何人かの人から連絡が入った。インタビューを再編集したものがおはよう日本のなかで流れるというので予約録画しておいたのを帰ってから見た。菓子パンの袋は舞っていなかった。寝ぐせはきちんと直そうと思う。 寝るときになって、せいちゃんが布団にきて、テレビを見たらじいじに会いたくなっちゃったと言うので、一緒になってめそめそした。 N…
はらがへる死んだきみのはらがへるいくら供へても一向供物はへらない酒をぶつかけてもきみは怒らない。けふも僕の腹はへる、だが、きみの腹はへらない。(室生犀星「供物」)◆5/11は萩原朔太郎の命日◆室生犀星「供物」所収の『我友』は⬇️https://t.co/iK7IrOgErg — 田端文士村記念館 (@bunshimura) 2022年5月11日
【きょうの人】 0511 ■ 萩原 朔太郎 大正時代に近代詩の息吹 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。 ■ 萩原 朔太郎 大正時代に近代詩の息吹 はぎわら さくたろう 1886年(明治19年)11月1日 - 1942年(昭和17年)5月11日) 日本の詩人で、大正時代に近代詩の新しい地平を拓き「日本近代詩の父」と称されます。 群馬県(現・千代田町)に、開業医の父・密蔵と母・ケイの長子として生まれました。名前の朔太郎は、長男で朔日(ついたち)生まれであることから、命名されました。…
天気予報では雨が降ると言っていたけど、インドアにいたので、全く振られず。気温も予報よりはあったかかった気がする。 [大相撲] 土俵祭 諸般の事情により、リアタイできずアーカイブで視聴。あー、もう夏場所が始まるのか。優勝額授与式に横綱がいないのは、寂しいな。とはいえ、身体を大事にしていただきたいし。とか思っていたら、自動再生で見ていなかった先場所千秋楽の力士インタビューが始まる。おや、照強が登場してる。この企画が始まってから、初めての登場じゃない? やっぱりご当地力士だからサービスか? それにしても、やっぱり不知火さんとまぁまんのインタビューがいいわ。今後も、せめてこの企画だけはこのお二人で続い…
①地中海の慰め 小川国夫 小沢書店②われら不条理の子 ボッシュ 紀伊国屋書店③愛と死の書 芹沢光治良 小山書店④女の水鏡 舟橋聖一 大泉書店⑤普賢 石川淳 新潮社⑥信濃山中 室生犀星 全國書房⑦文学その内面と外界 寺田透 弘文堂⑧長谷川泉著作集5 明治書院⑨母と子の契約 青野聰 河出文庫⑩トポスの知 河合隼雄/中村雄二郎 TBSブリタニカ ⑪アラン島 シング みすず書房⑫ルポ 車上生活 NHKスペシャル取材班 宝島社⑬コロナの時代をよむ 永田和宏/釈徹宗 NHK出版⑭脱構築 守中高明 岩波書店 ①-⑩青札から。アカシヤ書房の棚で古めの本が大量に転がっていて、その中から。③函が壊れているが初版で…
今日は・・・ 自転車で走っていたらいきなり雷雨に襲われ、雨宿りしながら、自分のうかつさを反省しました・・・。 天気予報を見ていれば・・・ 傘を持ってくればよかったのに・・・ びしょ濡れになりながら、スタジオに15分遅刻で到着し、なんとか5月5日ライブの稽古をしました。 帰りは、雨が上がっているというだけで、なんか幸福だと感じました。 ふぅ。 風邪ひかないようにしないと・・・。 ー----------- 読書記録を、どこに残しておこうかというのは、本好きなわたしにとっても大きな問題です。 いろいろ試して、ここ数年はこちらの「読書ログ」を使っていました。 サービスはいろいろありますが、非公開メモが…
ぼたんはなさく 牡丹の花が咲きだす頃。 牡丹は花の王様と呼ばれています。 五月になって思う事 日本人が持つ情緒だとか奥ゆかしい表現においては、 先人達は実に鋭い感性で季節をとらえているなぁと感じます。 雨なら、桜雨から穀雨、緑雨(りょくう)、五月雨へと変わり、 風なら、桜まじ、薫風、緑風、青嵐などとなる。 更に体幹表現としては、花冷え、木芽冷え、若葉寒む、梅雨寒むと続く。 この日本人の豊かな感性は、次世代にも伝えていきたいですね。 五月 室生犀星 悲しめるもののために みどりかがやく くるしみ生きむとするもののために ああ みどりは輝く 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。 芍薬の如く風…
今月は今のところ6冊読みました。 本が読めないと悩んでいたけど、単に休日は自転車に乗ったり、出かけたり、割とアクティブだったからです。 健康的でした。
1993年10月、中央公論社から刊行された北杜夫の詩集。装画は山本容子、装幀は渡辺和雄。 私は中学まで理科少年であったが、旧制松本高校に入ったとき、たまたま茂吉の歌集を読み、文学に開眼した。在学中に作ったつたない短歌を『北杜夫若年歌集寂光』として中央公論社より出したこともある。 しかし、三年の頃には自分の短歌にも限界を感じ、高村光太郎、立原道造、草野心平、室生犀星、萩原朔太郎、大手拓次などの詩を模したものを作りだした。 大学に入ってからは、もっぱら小説めいたものを書いていた。ところが『文学集団』という投稿誌に送った詩が入選したため、大学ノートの日記帳にまたぞろ書きなぐりの詩を書きだした。その大…
金沢 曇り、昨晩降った雨の雲が残ってますが、この後晴れてくる予報です。四高記念文化交流館の裏手は、しいのき迎賓館に隣接し、歴史の面影を残す町中の貴重な緑のオアシスで、記念館の前は赤レンガの建物と桜が、とても美しいです(笑) View this post on Instagram A post shared by とのさん (@10no3) 【石川四高記念文化交流館HP引用】「石川四高記念文化交流館」は、四高の歴史と伝統を伝える展示に加え、旧四高の教室を多目的に利用できる「石川四高記念館」と泉鏡花、徳田秋声、室生犀星等、石川県ゆかりの文学者の資料を展示する「石川近代文学館」によって構成されていま…
神明宮と大蓮寺のすぐ近くです。 室生犀星が生まれ育った千日町や 雨宝院が近いので、 犀星の「性に眼覚める頃」の一節が。 【彼女の手が その膝がしらと畳との ニ、三寸の宙を 這うようにしておろしかかったとき、】