NHK「よみがえる首里城」の再放送を観ました。 昨年十一月に復元間近の首里城を訪れて、正殿の威風に圧倒されたばかりだったので、興味深いことばかりでした。木造建築は徹底して手仕事にこだわりたい、という方針から、優秀な宮大工が全国から集められたそうです。その中で、正殿中央の唐破風を担当した宮大工の話が印象的でした。 彼は、唐破風の左右が組み合わさる重要な箇所の「ほぞ」の部分にこう書き入れていました。「明朗な一意専心の喜働」と。それはみずからの矜持の表れであると同時に、後世の職人へのメッセージでもあるように思います。書き込まれた文字のなかで、特に心に残るのが「明朗」と「喜働」です。働くことが喜びであ…