A<B<C型連立不等式の続きです。 前回は、2つの不等式に分けるという話をしましたが、この形の不等式でとある条件が満たされていると、わざわざ分けなくても解ける方法があるという話です。 それは、次のような式です。 3つの式の左側・右側の式が数字で、真ん中が1次式である場合です。 左側・右側が数字というのが大切なポイントです。 もちろん、以前説明した次のように分ける方法でも問題ありません。 では、どうやって分けずに解いていくかですが、 着目点は、「真ん中と右の式の組み合わせでどう解くか」を考えるということです。 言葉ではわかりにくいと思うので、次の式で着目する式を赤で囲ってみます。 真ん中と右の式…