元禄2年12月15日。滝川彦左衛門中間が酒に酔い、伏見町・枕町の角家のところを千鳥足で歩いていた。町奉行から捕手を遣わし捕えて、彦左衛門へ引き渡したとのこと。加藤茂助が昨年手討ちにした召仕はこの者の兄であった。茂助のところへやって来て、兄の敵討ちを果たそうと思っているから、そう心得て置けと言い残した由。
元禄2年12月15日。隼人正歩行山村新助が仲間の米を吉川半兵衛のところで売り渡しておいて、金19両2分を落としてしまったと仲間へ話したと。翌1月10日に追放となる。久保周安弟であったと。
元禄2年12月15日。巳刻(午前9時)、巾下六句の小屋5、6軒が焼失する。