ヘンリー・ミンツバーグさんの著書「これからのマネジャーが大切にすべきこと」(ダイヤモンド社 2021年)の中で、著者が最も伝えたかったことは第1章第1話のイースタン航空のエピソードです。 ウィキペディアによると、イースタン航空は1920年代後半から1991年(破綻)まで運航していたアメリカの航空会社で、最盛期にはBig4*1の一つとされていました。 ずいぶん昔の朝、著者はイースタン航空を利用しました。機内食に「スクランブルエッグ」が出されました。それが、今まで食べた中で一番まずい機内食でした。 著者が客室乗務員に文句を言うと、「味のことは承知しているが会社が対応してくれない」旨の返答があったと…