東京の夜は長い。平日でも関係なく夜は眠らず、立派な大人たちが何かを求めにbarやclubに足を運ぶ。人生・恋愛・仕事、それぞれがそれぞれの悩みや不安を抱え、ただひたすら喋る人もいれば、だたタバコを片手に無言という肴をつまむ人もいる。同じ空間でこれだけのコントラストがあるのは、東京のbarぐらいではないかと思う。 昨日がそのBarの初出勤日だったが、今この交錯する思いを徒然なるままに書こうと思う。私は昔からカーストが気になる子供だった。誰かに負けるのが嫌いだったし、自分より優れている子を素直に認められずに、恨むこともあった。下に見られているという感覚がこの世で一番嫌いで、その感情を払拭するために…