時は2026年1月25日。 極寒の「北国」は、猛吹雪により陸の孤島と化していた。 この日、時雨(夫)に下された指令は、北国の聖地「健康ランド」への進軍。 出陣前、時雨は心を込めて「鳥の照り焼き」を焼き上げた。 せめてもの、惜別の膳である。 「Death閣下、姫君殿、出陣の支度が整いました。まずは腹ごしらえを……」 完璧な照り具合の肉を食しながら、時雨の心はすでに「帰路」にあった。 「この雪ではホワイトアウト必至。どうか本日はお取りやめに……」 必死の助命嘆願も、絶対権力者・Deathと冷徹なる姫君には届かない。 「うるさい。回数券が泣いているだろう」 「……(沈黙)」 こうして、生存確率を無視…