「サーベンス・オクスレー法」のこと。
エンロンやワールドコムの金融スキャンダルの反省から、2002年7月に制定された米国の企業改革法。
内部統制の確立を図り、部外者による監査と、その監査機関それ自体の監視まで行い、適正な情報開示を行わせ、私的や不正の取引・運営を駆逐しようというもの。
これに類したことは既に、ISOがISO9001(品質)・ISO14001(環境)・OHSAS18001(労働安全衛生)といった形でやっているが、その基本理念はPM管理(;生産管理)責任レベルであって今一つ経済システムには機能せず、この期に及んでも不正な会計処理が甚大な被害を出す事件が後を断たず、更に強固な法制度を必要とした。
日本でも2008年3月期決算分から類似の法律(日本版SOx法)が施行される見通しである。