今般、真空管プリアンプを既存のオーディオに組み入れて有意かつ望ましい音質変化が得られたことに味を占め、以前使っていた機器はどのような音を響かせていたのかを確かめてみることにした。 それは、「SONY DHC-MD373」という製品で、ネットで見たところ1999年、すなわち前世紀の発売である。 当時の定価が68,000円ということからもお分かりの通り、マニア向けではないコンシューマー・モデルだ。 因みに、現在稼働中のTEAC製品は2009年発売なので、こちらも既に10年以上働いてくれていることになる。 そもそも、両者を切り替えたのは、これもまた特に不満があった訳ではなく、MD373を使用していた…