出典:YouTube 2000年代初頭、オルタナティブ・ロックは洗練と商業性の間で揺れていました。その中で、あえて“粗さ”や“未完成さ”を武器にした作品があります。それがPJ Harveyによる2004年作『Uh Huh Her』です。 本作は、前作『Stories from the City, Stories from the Sea』の成功とは対照的に、極めて内省的かつローファイなアプローチを取ったアルバムです。剥き出しの感情が、ざらついたギターの音像とともに鼓膜を震わせる、彼女のキャリアの中でも最もパーソナルで、野生的、未完成の美を極めた一作と言えます。