2010-08-12
■[告知]夏コミ:ライトノベル積読会さんの『適当ライトノベル読本 vol.7』に寄稿させていただきました!

直前になってしまいましたが、告知です。
コミックマーケット78の二日目(8/14:東D-17a)に出店する、ライトノベル積読会さんの新刊、「適当ライトノベル読本 Vol.7 特集:涼宮ハルヒの憂鬱」に寄稿させていただきました。詳しくは以下のid:ni-toさんの告知記事をご覧いただけたらと思います。
適当ライトノベル読本vol.7特集『涼宮ハルヒの憂鬱』ほぼ完成[2日目東地区D-17a] - 星ぼしの荒野から
僕の原稿のタイトルは『ライトノベルのターニングポイント――涼宮ハルヒシリーズについて――』で、現在のライトノベルの流れの中で『ハルヒ』がどのような位置にあるのか、ということを前島賢さんの『セカイ系とは何か』を主に参考にしながら、「日常/非日常」の描かれかたに注目して書いてみました。まあ、つまり自分がこれまで書いてきたこととほとんど同じことを書いてるってことですねw
僕の原稿はともあれ、告知記事を見ていただければわかるとおり、表紙イラスト、中身の原稿のバリエーションともに、ライトノベル評論誌としては、素晴らしく充実した冊子となっています。僕も早く読みたいです(直接会場に行けないのが残念すぎる!)。
それでは、よろしくお願いします。みなさん楽しんできてください!
2009-08-08 本当に久々の更新
■[告知]2009年上半期ラノサイ杯に投票します

というわけで、大分ぎりぎりになってしまいましたが「2009年上半期ライトノベルサイト杯」に投票します。
まずは新規から
- 新規部門
『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』
- 作者: 田尾典丈,有河サトル
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/01/30
- メディア: 文庫
- 購入: 15人 クリック: 69回
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主人公の悩む姿がとてもリアルであること、そして新しい答えの方向性を出してしまったことがやっぱり凄いことだと思う。
『ロウきゅーぶ!』
- 作者: 蒼山サグ,てぃんくる
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/02
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 999回
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小粒な感じではあるのだけれど、青春スポ根モノとして素直に楽しめた。コーチとしての主人公の姿がとても良い。
『勇者と探偵のゲーム』
- 作者: 大樹連司,鬼頭莫宏
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2009/06/20
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 71回
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「メタ」とか「ネタ」とかが最近のライトノベルには流通していると思うんだけれど、その流れに対するひとつの意思表明、と読んだんだけれどどうなんだろう。
『電波女と青春男』
- 作者: 入間人間,ブリキ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/01/07
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 304回
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そういえばこれ新規だったw 日常への回帰を描いたものとしてとてもキレイな作品だと思う。
次は既存部門
- 既存部門
『ラノベ部2』
- 作者: 平坂読,よう太
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/01
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 62回
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一巻はそうでもなかったんだけれど二巻で面白くなった。メタ論が、とかいう話だけでなく、キャラクター達の読み手としての強さが描かれていたから。確かに「憬れる」小説だと思う。
あとは好きな作家のシリーズを。
『境界線上のホライゾン2』
『さくらファミリア!3』
『ANGEL+DIVE CODEX 1. HYPERMADEN 』
境界線上のホライゾン2〈上〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
- 作者: 川上稔,さとやす
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 60回
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- 作者: 杉井光,ゆでそば
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2009/02/20
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 7回
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ANGEL+DIVE CODEX 1 (一迅社文庫 し 1-4)
- 作者: 十文字青,青稀シン
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2009/03/19
- メディア: 文庫
- クリック: 7回
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『境ホラ』についてだけ触れておくと、より戦略ゲームっぽくなってきた。政治・経済の話が物語の根本にあるからというのもあるのだろう。個人のドラマより状況の動きが優先されているように感じられる。だからこそ、それぞれのキャラクターが自分の役割を果たすのがとても格好いいのだけれど。ただ、『おわクロ』にあった、例えば「本気とは何か」という主人公(佐山)の悩みのような個人の問題が薄味になってしまっているように思えるのも確か。
以下、投票コード
【09上期ラノベ投票/新規/9784757746466】
【09上期ラノベ投票/新規/9784048675208】
【09上期ラノベ投票/新規/9784758040822】
【09上期ラノベ投票/新規/9784048674683】
【09上期ラノベ投票/既存/9784840126373】
【09上期ラノベ投票/既存/9784048678483】
【09上期ラノベ投票/既存/9784758040556】
【09上期ラノベ投票/既存/9784758040679】
2009-05-29
■[読書]『いつも心に剣を』 著:十文字青

『いつも心に剣を』を読んでみて、ANGEL+DIVEシリーズが面白くなってきたのはやっぱり十文字青の文章が好きになってきたから、というのが大きいな、と改めて思った。十文字青の文章には独特のリズムがあるし、癖がある。特に、キャラクターが何か考えたり行動したりする場面では、そのキャラクターが考えていることや目にしたことを順番に書き連ねていくような文章を書くので、そのリズムはときどき小説というよりも詩にも見えたりする。その描写があまりにも密度が高いから、慣れないと読んでいてまあ、疲れる(実際ANGEL+DIVEの一巻は読みづらかった)。
ただ、この書き方でしか出せない臨場感というのは確かにあって、ANGEL+DIVEの二巻ではキャラクターの内面を見事に書き上げているの読んで、これはすごいなと思った。今回読んだ『いつも心に剣を』でもその文体はいかんなく発揮されていて、主人公のレーレ、ヒロインのユユは、彼の文章によって「生きた」キャラクターとなっている。それでいてANGEL+DIVEより読みやすかったので素直にとても面白い作品だった。
先々月の末にに発売されたSFマガジン五月臨時増刊号、『STRANGE FICTION』の巻末に載っている111人の作家レビューの中に、十文字青の名前もあって、レビュアーの前島賢は、十文字青のキャラクターはファンタジー世界を舞台としながらも、今を生きる若者の率直な姿のように見え、彼らの若い派遣労働者を思わせる生の声をひたむきに描写していくと述べているのだけれど、その「生」っぽさは彼のそのリズムによって生み出されているものなのだな、と思った。
薔薇のマリアは昔読んで文章のよさがわからなかったので続きを読まなかったのだけれど、今度読み直してみてもいいかもしれないなー。
- 作者: 十文字青,kaya8
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/02
- メディア: 文庫
- クリック: 9回
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2009-05-11 文フリ&オフ会行ってきたよ!
■[報告]2009春の文学フリマとソフラマ迎撃オフに行ってきました!

昨日は文学フリマお疲れ様でした! 人とたくさん会えたり本も予想以上に売れたりオフ会を開いてもらったりで最高に充実した日でした。蒲田も広かったけれどそれに負けないくらい人も多かった。そして暑かった。
自分のブースにいることがやっぱり多かったのですが、それでもいろいろな人に挨拶がてら色々と買い物をしてしまいました。そっちの意味でも満足。以下買ったものリスト
- Twitter本
- aBre(上・下)
- 適当ライトノベル読本Vol.4
- 5M
- 月猫通り 2124号
- 東大批評
- Children Vol.05
- PLAYBOX Vol.1
- フランス書院美少女文庫目録
- ライトノベル×レイアウト
- 紅葉抄
- チョコレート・てろりすと
- LiBreri
- 素通りテラス
- PNOS
知り合い関係が多くなってしまったのは色々と仕方が無いのだけれど、他にも色々見て回りたかったなぁ。全体的に冊子の装丁が綺麗になって来ていた気もするのでじっくり物色する時間が無かったのは残念。買ったものはできるだけ早く読みたいなー。
オフ会では幹事のakoyaさんを初めいろいろな方にお世話になりました。桜庭一樹やその周辺の作家や作品について色々話が聞けてとても面白かったです。ただ途中から、条くんとni-toさんと三人を中心に話に熱中してしまって他の人とあまりお話が出来なかったのは申し訳なかったです。次はエロゲの話ももっとするよ!>エロゲクラスタの方々
しかし、何よりオフ会で思ったのは、やっぱりみんな面白い話をするなー、ということです。今回のオフ会で話した人たちというのは自分よりもよっぽど本を読んでいるし、面白さについて人に伝えることができると思う。ソフラマ、という冊子をこれからどうつくっていくのかと考えたとき、このオフ会で話したもらったようなことを広げられたらいいなー、とも思いました。批評とか言説の必要性、とかを考えてしまうとちょっとややこしくなってしまうのだけれど、もっと単純に純粋に、自分たちはライトノベルをこんな風に楽しんでいる、こういう風に楽しめる、ということを発信していけたらなー、と。それはきっと面白いものになるんじゃないかという気がしています。
いや、しかし本当に楽しい一日でした。改めて、皆さん本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございました!




>もっと様々な文体に挑戦
そうなんですか!ますます興味が湧きました。
十文字青は最近ようやくおもしろさを発見した作家なので過去作も積極的に読んでいきたいですね。