
路線名
「京浜東北線」という名称は正式な路線名ではなく、線籍上は
となっている。
元々東海道線および東北線・高崎線の各駅停車線として機能しており、戦前から東海道線部分の緩行線愛称だった「京浜線」と東北線を足して「京浜東北線」とされ、根岸線区間が延伸開業するような形で加わったので、これを合わせて現在の案内上の名称は「京浜東北・根岸線」と称している。この根岸線は正式な線名で、線籍上は東海道線グループの支線に属している。
東海道線や宇都宮線・高崎線の中距離電車線(上野東京ライン)とは線路が完全に分離されているので、これらの路線の他に京浜東北線という路線があると認識されているようだ。
運転系統
埼玉県さいたま市の大宮から神奈川県鎌倉市の大船までの1都2県46駅を各駅停車で結ぶ。これはJRの近郊電車では最多の停車駅数であり、似たような境遇のJR西日本のJR京都線〜JR神戸線の停車駅数を上回る。なお、日中は山手線と並行する田端〜品川間を快速として一部駅を通過としている。
年末年始は特別ダイヤで日中も全て各駅停車となる。発着駅は大宮、南浦和、蒲田、磯子、大船が大半だが、朝夕などは赤羽、東十条、鶴見、東神奈川、桜木町発着の電車もある。
ラインカラーは水色(スカイブルー)。
北行・南行
一般に上り下りの区別は東京に向かう方・遠ざかる方で決まるが、京浜東北線は東京を通る路線のため、「上り・下り」が東京で入れ替わってしまう事となる。そのため、京浜東北線では上り下りではなく、「北行・南行」と呼んでいる。これは並行する上野東京ラインも同じである。