男に絡まれていた、少女のような外見の男の子を助けたあすかちゃん。
かっこよくて男らしい男に憧れる、その男の子・有明は、理想の塊のように見える男のあすかちゃんを”先生”と仰ぎます。
男らしく告白をしたいと思う彼も、またオトメン。
理想の告白の妄想が酷いです。
酷いですがここまでではないものの、男は誰でも告白の妄想するんじゃないかなぁ。
みんなオトメンなんですよ。

有明に慕われ乙女趣味を隠し、バレたあすかちゃん。
最終的には信じられない形になりましたが、乙女趣味がバレてそれを受け入れられるキャラが今後現れたら、りょうちゃんと橘の3人の輪の中に入ってくるのだろうか。
次のクリスマスの話のあすかちゃんの「3人のあの空間を失くしたくない」というセリフから何となく思ったのでした。
素の自分を隠している人ほど、素を知っている人との空間は大きなウェイトを占めるもの。
今後、この関係に入ってくるキャラは現れるのだろうか。
個人的には、この3人のままで進んで行って欲しいかな。

で、クリスマスの話。
吹雪の中、約束を守る為に出かけるあすかちゃんに漢を見た。
有明を男と認めての対応や1巻からの諸々の場面で、性格が乙女でも、あすかちゃんは紛れも無く”漢”としての部分を持っている。
単純に少女趣味なだけの男子ではなく、いざという時に見せる男らしさ・強さが良いですね。
それでも、りょうちゃんのがカッコイイですけどね。
まさか、あんな王子様らしい展開になるとは…！

王子様なりょうちゃんが見れるその婚約の話ですが、ゲストヒロインは個人的には合いませんでした。
少女趣味とか可愛いものが好きとか通り越して、痛々しくて。話し方とかもう。
両親の描かれ方のタッチが違うのは、ギャグとして吹いたんですけどね。
なんというか、「少女漫画・乙女趣味」に対するステロタイプな偏見を詰め込んだような家だったなぁ。

あすかちゃんとりょうちゃんのラブコメが読みたいです。
3巻の予告を見る限り、進展しそうでラブコメが期待できそうな予感。