じじぃの「人の死にざま_232_間宮・林蔵」

間宮林蔵 - あのひと検索 SPYSEE
http://spysee.jp/%E9%96%93%E5%AE%AE%E6%9E%97%E8%94%B5/8128/
間宮林蔵の話 動画 Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=9NXXwTPpFsM
間宮林蔵 ウィキペディアWikipedia)より
間宮林蔵は江戸時代後期の隠密、探検家である。近藤重蔵平山行蔵と共に「文政の三蔵」と呼ばれる。名は倫宗(ともむね)。農民出身であり、幕府隠密をつとめた役人であった。
【経歴】
文化5年(1808年)、幕府の命により松田伝十郎に従って樺太を探索。間宮はアイヌ語もかなり解したが、樺太北部にはアイヌ語が通じないオロッコと呼ばれる民族がいることを発見、その生活の様子を記録に残した。文化6年(1809年)、樺太が島であることを確認した松田が帰ったあと、鎖国を破ることは死罪に相当することを知りながらも、樺太人から聞いた、何らかの役所が存在するという町「デレン」の存在、およびロシア帝国の動向を確認すべく、樺太人らと共に海峡を渡って黒竜江下流を調査した。その記録は『東韃地方紀行』として残されており、ロシア帝国が極東地域を必ずしも十分に支配しておらず、清国人が多くいる状況が報告されている。間宮は樺太が島であることを確認した人物として認められ、シーボルトは後に作成した日本地図で樺太・大陸間の海峡最狭部を「マミアノセト」と命名した。海峡自体は「タタール海峡」と記載している。

                                          • -

『人間臨終図巻 下巻』 山田風太郎著 徳間書店
間宮林蔵 (1775-1844) 69歳で死亡。
常陸国筑波郡の百姓の子として生まれながら、間宮林蔵は幕府の蝦夷(えぞ)地御用雇(やとい)に採用されて以来、北海道、千島、カラフトなどの探検と測量に従い、はてはその足跡はシベリア、満州にまで及んだ。
そして文化5年(1808年)に、カラフトが離島であることを確認したことをシ−ボルトによって世界に紹介され、ロシアの大水路学者クルーゼンシュテルンに、
「われ日本人に破れたり」
と、さけばせた。この林蔵33歳のときの偉業は、いまも間宮海峡として名を残す。(もっともそのことを公式に認めたがらぬソ連は、なおタタール海峡と呼んでいる)
しかし文政11年、上記シ−ボルトはもとより、恩人の幕府天文方高橋景保ほか50人に及ぶ処罰者を出させるに至ったいわゆる「シ−ボルト事件」の端緒をひらいたのは、当時53歳の間宮林蔵であったといわれる。
彼は進歩的な高橋景保とちがって、日本の地図を異国人に譲るのは−−たとえそれに匹敵する交換物があったとしても−−日本の国益に反すると確信する保守的愛国者であった。
この事件後、上司たる川路聖謨でさえ「先生」と呼んだ林蔵が、後半生幕府の暗い一隠密として、薩摩をはじめ西海諸国に潜入し、働いたのも、同様の信念から来る忠誠心によるものであったろう。
彼自身は裃(かみしも)をつけずに江戸城に登城しようとした変物であり、彼の養子を幕府がとりたててやろうとしたとき、「私はよろしいが、伜にはその働きがありませぬから」といって断ったくらい出世には無欲な男であった。
一生妻帯しなかった彼は、晩年、妾というより下女兼内妻と呼ぶほうがふさわしい女性と、深川蛤(はまぐり)町のわびしい陋屋(ろうおく)に住んだ。
−−壮年のころ、極寒の地で苦難の生活をしたので、その指はことごとく凍傷にかかって形を変えていたといわれる。
やがて、かって夏日炎熱の下も、トレーニングのためいつも裸足(はだし)で歩き、蚊の多い深川に住んでも蚊帳(かや)もつらず、冬に火鉢もおかず、鍛えに鍛えたその鋼鉄のような肉体も老い、「爛然人を射る双眼の雷(いなずま)」と評された眼光も衰える日が来た。
弘化元年2月19日の日付で、上記の内妻りきが、林蔵の郷里に急報した「然(しか)れば林蔵今日七ツ半頃よりふと打(うち)ふし・・・・色々手当いたし候えども、よろしき方も相見えず」云々という手紙が残っている。
そして2月26日、林蔵は死んだ。病名は不明だが、発病以来わずか一週間という急死であった。

                                          • -

間宮林蔵の言葉
「地つづきになどなっていない。陸地の果てからは広い海だ」

                                          • -

間宮林蔵 Google 検索
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E9%96%93%E5%AE%AE%E6%9E%97%E8%94%B5&um=1&ie=UTF-8&ei=zgSvS8TSPM-GkAX28fSeDQ&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=4&ved=0CCcQsAQwAw