紀伊國屋書店PR誌「i feel」特集「もういちどやさしく学ぶ構造主義」
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/tokushu29/tokushu01_29.html#map0
via ヤスlog id:yasulog:20040713#p1
関連リンク id:editech:20040524#p1
対談 内田樹×鈴木晶 ★★★★☆(ホントは星3.5) 詩的体験としてのポスト構造主義/野崎歓 ★★★☆☆ ベルトルッチが描く夢の風景/樋口泰人 ☆☆☆☆☆ オトナの国/永江朗 ★★☆☆☆ 強く深く考える/須賀原洋行 ★☆☆☆☆(マンガが載っていれば星2だった) 全然古くないでしょ?/いとうせいこう ☆☆☆☆☆
どうも対談は相当切り詰められている気がする。ウェブにはおまけを付けて欲しかったところ。。。紙幅制限ないんだし。
pesce d’aprile. 哥本哈于流浪記
04-7-6-Tue Copenhagen
福祉政策と民主主義が少々突っ走ってて、60年代後半からあるクリスティニアというヒッピー自治区では、エイズ蔓延防止の為にと無料の注射針がポストに入って配付されているという。国の金でヒッピー用注射針ですよ、どうなんですか。
福祉先進国になるとそこまでやるのか。。でも、国民がそれをよしとしているのであれば他国民が口を出すことではないとは思う。うーん、でもなぁ、いいのかなぁ。直接関係ないけど、ギリシャじゃ男も女もタバコをスパスパだそうで、神経症的なアメリカの規制(特にN.Y.)とかなり違いますね。
04-7-7-Wed 七夕
道を見渡したり、立ち止まったりするだけで老若男女関係なく声をかけてくる(いや単に私の見た目がそれほどまでに心細げだったのか)。
「それほどまでに心細げ」というより、アジア系の移民の子供が道に迷っていると思われたのでは。。。
あれ、「心細げ」と同じようなものか。
辞書も文法書もない言語を調査する。
from 月刊『言語』のメールマガジン「げんごろう」第17号(2004.7.15)
■□[04]リレー・エッセイ「私が言語学者になったワケ」その8■□■□■□
私が大学にはいるまで通っていた教会にHさんという青年がいました。はじめて会ったとき、Hさんは英語の堪能な大学生でした。やがて彼は神学校に進み、ウィクリフという団体に属する宣教師になりました。高校生のときに、私はHさんから個人的に話を聞き、ウィクリフの宣教師が辞書も文法書もない言語の話されている場所へ行って、その言語を調査し、その言語に聖書を翻訳すると知りました。また、彼がテキサス大学の Summer Institute of Linguisticsで受けた音声学と言語学のトレーニングの話にも感銘をうけました。私はHさんにあこがれて、高校3年になる春休みに大学で言語学を勉強する決心をしました。(ちなみに、その頃にはじめて月刊『言語』を買いました。ソシュールの特集号でした。)これが言語学との出会いです。
フィールドワーカーにあこがれた私は、大学ではどんな言語でも分析できるような技術を身に付けたいと考えました。受験雑誌で一般言語学というコースがあるのを見て筑波大学に進んだのですが、その後、私の関心は徐々に変わっていきました。聖書を翻訳するには、聖書の原文を理解する必要があります。一般言語学コース担当の津村俊夫先生がたまたま聖書ヘブライ語の専門家だったので、私は1年次から聖書ヘブライ語を学びました。聖書ヘブライ語をよりよく理解するために同系のウガリト語、アラム語、アッカド語も学びました。
さらにはイスラエルに留学し、現代ヘブライ語も身に付けました。夢中になれる言語との出会いが私の進む道を変えたのだと言えるでしょう。
学位論文では辞書も文法書もないアッカド語方言(紀元前13世紀)の記述をおこないました。結果的に(遠い場所ではなく)遠い昔の言語を研究する道に進みましたが、未知の言語を記述するという初心は今も忘れていません。★★池田 潤(いけだ じゅん)…筑波大学大学院人文社会科学研究科助教授
1961年前橋市に生まれる。筑波大学第一学群人文学類卒業。同大学院文芸・言語研究科文学修士。テルアビブ大学大学院文化科学研究科Ph.D.。著書に『ヘブライ語のすすめ』(ミルトス)、共訳書にP.クレーギー『ウガリトと旧約聖書』(教文館)、P.ジョンソン『ユダヤ人の歴史』(徳間書店)などがある。
> ウィクリフの宣教師が辞書も文法書もない言語の話されている場所へ行って、
> その言語を調査し、その言語に聖書を翻訳すると知りました。
キリスト教、おそるべし。
『やわらかな遺伝子』マット・リドレー著(紀伊國屋書店)
長谷川眞理子氏によるブックレビュー
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/book29/book04_29.html
最近のゲノム科学のめざましい発展は何を明らかにしたか? それは、ある意味で、以前の遺伝決定論者にも環境決定論者にも水をさした。いろいろな性質を決めるのに関与している遺伝子の存在は、以前は単なる仮定でしかなかった。たとえば、「ある種の行動を決める遺伝子」というものがあると仮定しよう、としてその行動の進化の話をしてきた。それに対しては、そんな架空の遺伝子をもとにした話は信用ができない、という反論があった。しかし、今、本当にそのような遺伝子がどんどん見つかっている。しかも、何番染色体のどこにある、ということまでわかる。たとえば、性格を決めるのに関与している遺伝子も見つかっている。このような具体的な遺伝子のリストを前にしては、もう架空の作り話という批判は通用しない。
君が代斉唱の声量調査 福岡県久留米市教委
古いネタですが ……。普通だったら「ウソつけ」と言うところですが、ホントらしい。
で、声量は何で計測したんだ?
from http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040530-00000050-kyodo-soci
via id:demian:20040531
君が代斉唱の声量調査 福岡県久留米市教委
福岡県久留米市教育委員会が、小中学校で今春に行われた卒業式と入学式の際に、君が代を歌う声の大きさを調べていたことが30日、分かった。市民の一部からは「なんの意味があるのか」と疑問の声も上がっている。
市教委などによると、調査は市立の全小中学校計40校が対象。日の丸掲揚の有無を調べるとともに、各校長や出席した市教委職員に聞き取り調査をし、声量を大・中・小の3段階に分類した。
「小」と判断された学校には口頭で指導もしたという。「小」の学校は卒業式では6校、入学式は5校だった。
国旗・国歌に関する教育を徹底するよう求めた請願が市議会に出されたことを受け調査を実施したという。(共同通信)[5月30日13時21分更新]