永遠の仔=攝津正

今日の放送は、melonmaedaさん、iwayan77さん、yukie14さん、nakachiyamiさん、huratiさん、qianbianwanhuaさん、kenakayaさんなど15人が聴いてくださいました。感謝感激雨あられです。聴き逃した方は録画もあるので(http://www.ustream.tv/recorded/11320271)、良かったら視聴してみてください。

というわけで、今日もやります毎日やります。
Ustreamライヴ放送毎晩やってるよ(22時から)。http://www.ustream.tv/channel/femmelets

Stickamのほうもやるときはよろしくね。
http://www.stickam.jp/profile/femmelets

同日行われた宇多田ヒカルUstream放送は数万人規模のもので、それに比べれば私のUstなどささやかなものでしかありませんが、継続は力なり、と信じてやっていこうと思います。

永遠の仔』は、「父殺し」がテーマの重いドラマでしたが、中谷美紀主演で、確か坂本龍一の音楽、当時嵌ったものです。『父として考える』の著者達、東浩紀宮台真司を(象徴的に)「殺す」仔のポジションから発言する、という意味で「永遠の仔=攝津正」としてみました。なんちゃって。

父への反抗

父への反抗、正確には父親達(Fathers)への反抗。
東浩紀宮台真司の『父として考える』への、子(=仔=個)の立場からの反論。
それは労働に関するもので、東や宮台のように考えれば、高学歴ワーキングプア、高学歴だめは全く救われないということだ。全て自己責任ということになってしまう。しかし、社会のあり方が大きく変動しつつあった時期に、将来どうなるかを見通せなかったからといって、そんなに責められるものだろうか? また、東は、自分は『動物化するポストモダン』を書いて現在の地位を築いた、他の数千人は何やってたんだ、と威張っているが、研究者らが皆が皆、『動物化するポストモダン』のようなものを書けるのだとしたら、逆説的に、稀少価値がなくなってしまうから、意味がなくなってしまう。東浩紀だからこそ『動物化するポストモダン』が書けた、そのことは代替不可能であるが故に、彼は現在の地位を築いたのではないか?
また宮台の持ち出す概念は、経団連が言うような「人間力」に限りなく近い。が、私は、敢えてそれを「高めない」ことを宣言する。(フリーター労組の原型となった組織PAFFの、「若者の人間力を高めない非国民運動」参照)。私は、徹底的にだめで、無能で、屑であり、社会的に全く無用なものである。不要物、ゴミとしてある。そのような生存を自分勝手に肯定する。父親達、東や宮台のあずかり知らぬ地点で、子らは自由に逃走する!

自分の立ち位置

今日、東・宮台らを批判するなかで、自分なりの立ち位置とでも言うべきものが少し見えてきたように思えた。それは、高学歴だめの問題を考えるということである。学歴は、ないならないで、「高過ぎる」なら「高過ぎる」で、いずれも社会不適合を引き起こす。そのような不幸を考え、その苦痛を減らすことに取り組むなかで、不安定知識人や不安定芸能者の生存という課題に取り組む。
東・宮台らは、治者=知者として語る。言い換えれば、社会設計思想的なイデオローグとして語る(民主主義2.0とかがその典型)。それに対して私は、「父」たることを拒絶した「子」として、「統治されるもの」の立場性から批判活動を行う。自らの生存自体が政治的闘争=逃走の掛け金になっている。生政治である。ネグリらの用語と違うかもしれないが、そう考えている。

Miles Davis / Pangaea

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同性愛と異性愛 (岩波新書)

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速読術

速読術を使って一日十冊読み続ければ十日で百冊か。あり得ん(笑)

  1. 風間孝・河口和也『同性愛と異性愛』(岩波新書
  2. デニス・アルトマン『ゲイ・アイデンティティ 抑圧と解放』(岩波書店
  3. 串田久治儒教の知恵 矛盾の中に生きる』(中公新書
  4. 岩田靖夫『いま哲学とはなにか』(岩波新書
  5. 桂紹隆『インド人の論理学 問答法から帰納法へ』(中公新書
  6. 竹田青嗣西研『超解読!はじめてのヘーゲル精神現象学』 』(講談社現代新書
  7. 村井則夫『ニーチェ ツァラトゥストラの謎』(中公新書
  8. 入江公康『眠られぬ労働者たち 新しきサンディカの思考』(青土社
  9. 茂木健一郎『脳の饗宴』(青土社
  10. ジャン=ピエール・シャンジュー、ポール・リクール『脳と心』(みすず書房