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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

海外版も出したら?「あり得ない貴重写真」を山ほど掲載した、ミスター高橋の回想録「悪役レスラーのやさしい素顔」

悪役レスラーのやさしい素顔

悪役レスラーのやさしい素顔

内容紹介
昭和プロレス黄金時代、「金曜8時のゴールデンタイム」時代の名物レフェリーとして活躍したミスター高橋
来日する外国人選手の世話係でもあった著者が、悪役レスラーの知られざる素顔を明かす。
自宅アルバムに眠っていた悪役たちの秘蔵プライベートショットも多数掲載。
アンドレ、シン、ホーガン、ハンセン、ブロディ、キッド……
金曜8時の興奮が甦る!
内容(「BOOK」データベースより)
怪物たちがいた時代、リングには熱狂があった―悪いヤツほどホントはあったかい!秘蔵ショット満載!新日本プロレス昭和黄金期「熱狂の裏側」。

ミスター高橋」といえばプロレスファンも業界人もガタタッと、思わず椅子から立ちあがるような、そういうスティグマを背負った名前になっているけれど、冷静に考えれば、既にそのへんを潜り抜けて落ち着くところに落ち着いたプロレスは今、冷静に椅子に座りなおして、ミスター高橋をも、もう一度フラットな場所におくべきだ。

そして見直すと、もともと彼は、「プロレス内」のケーフェイ話としても、外国人世話がかりという特権で見聞した、一流の外国人レスラーの「素顔」そして彼らとの「交流」を描く、一等すぐれた語り手であったことを、プロレスファンはもう一度思い出すことになるのである。
「陽気な裸のギャングたち」というフレーズを覚えている人もいるでしょう(続く)



そして…特筆すべきは、ミスター高橋はその仕事が「日常」であることに変に慣れる事なく、その価値や非日常性を認識するアンテナを持っていて、飽きずに節目節目で「記念写真」を撮っていたことだ。
有名人、偉人の近くにいる人で、実はこういうふうに写真をマメに撮ってる人はあんまりいないんだよ!!…いや、今はもちろんケータイ・スマホがあって、たぶん何万倍という感じで人々の「撮影量」は増えた。
だけど、だからこそ、そのケータイ写メ時代以前…、80年代の「あの時代」に、「あのレジェンドたち」の…しかもリング上では見せない「素顔」を撮った写真がどれほど希少価値があるかが逆説的にわかるんじゃないか。

論より証拠!!!
(続く)


どやっ!!!!!(おれが威張ること無い)※ちなみに、これは帯なのでカラーなのです



サンテ!!(乾杯)



スナギモネギマクダサイ!!!



いやー、ほんとにね、この記事の表題につながるんだが、日本語で日本向けのみに出版されたのが残念だ。外国人のプロレスファンだってディープなやつらが多いんだから、レッスルマニア3で対戦した『リアルアメリカン』ハルク・ホーガンと、『世界八番目の不思議』アンドレ・ザ・ジャイアントが楽しくビール瓶を傾けている写真が載っている本、ほしがるんじゃなかろうか?(それは原田久仁信の「プロレス地獄変」やプロレススーパースター列伝、「KIMURA」、みのもけんじの「プロレススターウォーズ」を読んでほしい、ということでもある)


バッドニュース・アレンとディック・マードック。一緒に巡業させるなよ…!!

有名どころのエピソードは既出も多いけど、落語のように何度聴いてもいい。
ただ、骨子は聞いていても、また周辺の話をさらにたっぷりと語った回などもある。初出の連載(週刊大衆)は比較的ページをもらっていたから、それが可能だったのだろう。

そして知った話が、今、小見出しで取った話だ……。


ディック・マードックは、ミスター高橋がもっともウマがあった(手が合った)というレスラーであり、いきつけの「焼き鳥屋」があって、そこで上のように「スマギモネギマクダサイ」とすらっと言えるほどの親日家…最近の雑誌や番組で粗製乱造されるアレではなく、もう鉄板の親日家だった。
だが!!
そんな好漢が、これは残念ながら少なからずの人間が口をそろえるように、マードックは一方で、筋金入りの「黒人差別者」だった。まあ南部の典型的な”レッドネック(これも差別語だが)”であり、テキサス育ちの彼がそうなる基盤はあったんだろうが、ただそれなら、そういう人種偏見と親日家ぶりの間にどう整合性をつけていたのか、全く分からないところだ。

それはともかく、マードックの黒人嫌いぶりは、ひょっとしたらリングで渡り合った時に試合を壊しかねないんじゃないか?と言われるもので、それを新日はブッチャーとシングルをするしない、的な見世物としてもあつかったりした。(この話は「ブッチャー自伝」にも出てくる)その後実際に試合が組まれて、なんとか成立したものの・・・と続く。だが余談だ。
http://ameblo.jp/maskedsuperstar2/entry-10215266925.html

ただ、このリンク先にもあるように、マードックはヘビー級ボクサーをパンチだけでKOするほどのガチ強さなのだ。この話は、「やさしい素顔」にも出ている。

マードック「(略)…面白え、それじゃあボクシングでやろうや、ってな」
高橋「10秒で俺のKO勝ち。花の骨をぶち砕いてやったよ。だけどな、その後がもっと面白い」
軍団「どんな続きがあったんだ」
マードック「傷害容疑で留置場にぶち込まれた俺のところに、プロモーターと名乗る男が怒鳴り込んできたんだ。(略)大事な看板選手が入院した…賠償金をよこせって抜かしやがった。そこで俺は、笑いながら言ってやったよ。”プロボクサーがプロレスラーとボクシングをやって大怪我をしたと知れ渡ったら、お前の興行会社は潰れるぞ”ってな…」

だが。
そんな新日のブッチャーには、タッグパートナーとして、これもガチで強い…とかいうまでもない、柔道銅メダリストのバッドニュース・アレンがいた。

ポリスマン、ボディガード的な意味もあったのだろうか。
またアレン自体は、こういう問題にブッチャー以上に敏感だったらしい。
とにかく、信じがたいことにそういうアレンとマードックを一緒に巡業させていた新日だが…

マードックと同様に黒人嫌いだったのがアンドレで、バスで移動中だった彼らは、その中で映画のビデオを見ていた。映画は「48時間」。

ドラマの中で、白人と黒人が激しく殴りあうシーンになった時だった。
「○○○」を叩きのめせ!
黙ってみていればいいものを、アンドレマードックが口にしたのは黒人に対する蔑称。絶対に言ってはいけない言葉を何度も叫んだのである。
アンドレたちから三席ほど離れた前の座席にバッドニュース・アレンが、通路を挟んで…(後略)

このあとどうなったのか、それは本を読んで頂きたい。

軋轢や欠点の暴露もあるけど、それでもやっぱりやさしかった「素顔」

上の話は剣呑かつ重いけど、それは例外で、巡業の合間に見せる彼らの表情は押しなべて無邪気で、やっぱりやさしい。
駅の立ち食いソバをうまいうまいと食べ、このスープが最高だ、と全部飲み干す。
場所中は、会場入りを6時以降に遅らせ、中には真面目に入門を希望するレスラー(オットー・ワンツ)まで出るほど、大相撲をリスペクトする。リスペクトがすぎて、道を通り過ぎる力士に「ちょっと俺とケンカしないか?」と声を掛けたのはグレッグ・バレンタインだ(笑)。この時はミスターが、「相撲大好きですよ」「ごっちゃんです」「なんて言ったんだ」「いやあ、レスラーは強いからと言ってるよ」と、超時空通訳を行って事なきを得た(笑)。


そんなこんなのエピソードをつづったこの本。
ミスター高橋の、これとは別の「あの本」は、プロレスの時代を「高橋本前」と「高橋本後」に分けるほどのインパクトをもたらした。だが、この本は、そんな時代の前も後も、プロレスラーという人種の個性とその魅力は貫いて屹立している、そんなことを教えてくれるのではないか。

訃報・愛川欽也さん。自分は「パックインジャーナル」を思い出して送る。

訃報・愛川欽也さん - Togetterまとめ http://togetter.com/li/809346 @togetter_jpさんから

自分はCS番組「パックインジャーナル」が第一に来る。民主党が選挙で勝ったときに「この番組、与党になったね!」と言っちゃう正直さ…つまり「逆下野なう」だったが(笑)、面白い番組でした。まだやりたいこと多かっただろうにね。残念です。


自分は愛川欽也愛川欽也として意識して見た番組は、本当に「パックインジャーナル」しかない。
「なるほどザワールド」、「アド街」、サスペンスドラマ、映画…などは見てもおかしくない世代なのに、ぜんぜん見ていない。ただ、訃報の感想でいなかっぺ大将の「ニャンコ先生」、ハクション大魔王の「ソレカラドシタ?」とうう人が彼だと知っておどろいたので、「意識して見た番組」と限定している。



このブログを「パックイン」で検索すると、ほぼパックインジャーナルの話ばっかりなので、面白いと思う人は面白いかもしれません。

論者としてははっきりいって箸にも某にもかからないほど知識も論理もなく、穴だらけの人でした(その穴、感情任せの床屋政論が愛すべき部分でもあった)が…とにかくCSとしては非常な人気番組。「反骨」「反権力」ともなるが、上にも書いたように民主党政権になったら「番組が与党になった!」とすごいこと言う人でして。
だがそれは半面で正しいです。B党の支持者こそ、A党政権の時は「反権力」になtるべきだし、B党政権の時はA党政権支持者が「反権力」になる。
それが健全な民主主義であり、キンキンは民主党支持者として立派にそれを果たした。

この話の、ちょうど裏返しだ。

百田尚樹氏「私と安倍首相の親交は、自民が野党、首相も『終わった人』扱いの時期。それでも『権力に擦り寄った』か?」 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140103/p4

このへんはちょっと健全ではなかったが(笑)

愛川欽也 パックインニュース「安倍さんまた病気にならないかな」
http://www.dailymotion.com/video/xyjx8v


で、だが放送終了となった後、一度インターネットの独立番組としてチャレンジ、しかし採算がとれず失敗、なんていう波乱の展開もありました。

そこだけ抜き出しておこうか。


インターネット番組の放送局に挑戦したキンキンの、挫折の記録。

朝日ニュースター愛川欽也パックインジャーナル」3月で終了。同局の看板だったが… - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120122/p2
 
愛川欽也、独立ネット番組「パックインニュース」旗揚げ秒読み…その成否は? - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120323/p2
 
本日「愛川欽也パックインジャーナル」最終回。3時間スペシャル - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120331/p4
 
さて本日11時「愛川欽也パックインニュース」が旗揚げするが - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120407/p2
 
愛川欽也パックインニュース」早くも”挫折”…。「料金2倍にしないと、やってけません」と値上げ - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120419/p3
 
金看板もむなし…「CS→有料ネット番組」狙った「愛川欽也パックインニュース」1年で崩壊 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130206/p2

石器時代も「武器工場」や「武器商人」が…。「石の成分」や「DNA」のような飛び道具で歴史が塗り変わるのはすごいね

石器時代の大規模な「武器工場」を発掘 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/041500051/



「ここは巨大な屋外の作業場だったのです」。アルメニア考古・民族学研究所の考古学者、ボリス・ガスパリアン氏は言う。この山の斜面の「工場」で作られた無数の剣、手斧、削器、のみ、矢尻、槍の穂先などは、最古の記録よりもはるか昔に存在した、広大な交易ネットワークにより流通した。

 ガスパリアン氏らが、こうした黒曜石製の道具の起源を正確に判断できる最新の技術(特定の火山の、どの溶岩脈のものかまで追跡できる)を用いて調査を進めた結果、アルテニ山は、石器時代の大規模な武器工場の中心地であったことが判明した。この場所で作られた武器は、北はカフカス山脈を越えた現在のウクライナ、西はアナトリアを越えて約2500キロ離れたエーゲ海でも見つかっている。
(略)

ガスパリアン氏によると、石器時代に黒曜石がユーラシア大陸を移動したルートは、それから3000年以上後の古代ギリシア時代や中世の貿易大国が使ったものと驚くほどよく似ており、その一部はかの有名なシルクロードとも一致するという



「石器」なんて、どこでどう作っても同じような気がするがもちろんそんなことはない。黒曜石で熟練の軍需産業?が作った武器は圧倒的なわが軍の優位さを生むのだ…ろう。

だから武器商品も暗躍する。想像してみたまえ、
毛皮をまとって、ウホウホと商談する「ブラック・ゴースト」を。「ヨルムンガンド」を。「マッコイじいさん」を。

しかしだ、武器商人というとやっぱり「死の商人」という心無い蔑称を投げつけられたりするが、案外「いや、この相互の抑止力が平和を保つのだ」「武器によってこそ弱者が強者に対抗できるのだ」との信念を持って石器を作っていたのかも…しれませんぞ。

戦いに関する名言・格言・発言 @Meigen_in_Fight
神は男を作りました。更に神は女を作りました。そしてサミュエル・コルトは彼らを平等にしました。- 不詳:サミュエル・コルトはリボルバー拳銃を普及させたことでよく知られている
https://twitter.com/Meigen_in_Fight/status/394936237527543808

「黒曜石のナイフは、ひとびとを平等にしました」でもある。前も書いたけど小松左京が、「宇宙人が世界史を報告する」という形式で書いた本でも、武器によって筋骨りゅうりゅうの大男に小男が対抗できるようになった、というシーンを書いている。


武器一つを遠くから仕入れる、こんなことを石器時代から熱心にやる人類って…

自分は以前書いたっけかな…築城された巨大な城壁を攻略する時、より巨大な「攻城やぐら」を作っていた、それも紀元前に、という絵を見たときに、人間の無駄すぎるエネルギーを感じたことがあった(笑)。
たとえばこれね。

偏見で語る兵器bot
@heikihenken
攻城塔 城壁が硬くて破れないんだったら、別に壊さなくても上に登って乗り越えたらいいじゃん。と身も蓋もない解決策を実現するための移動式タワー。梯子より防御力が高いぞ!タワーデフェンスってこういうことかと思ってたのは秘密。

膨大な労力、財力、技術や計算を駆使して巨大な城壁を築き、それを攻めるためにそれ以上の高さの移動式櫓を設計して…って、この膨大なコストとエネルギーをもっと有用なことに使ったら…と言いたいところだが、おそらく逆に、こういうムダをやっていたからこそ人間が進歩したところはあったのだろう。これが無かったら、別に進歩する必要も無かった……。
そんな矛盾を、上のを見るたびに感じて微苦笑する。


「成分で、どこの石か詳しく特定可能です」はDNAと並んで画期的!こういうブレイクスルーは数十年前、予想もできなかった…

……従来の検査行程では、費用と時間がかかり過ぎた。発掘現場から遠く離れた特別な研究室まで足を運んだ上で、サンプルを細かい粉末にする必要があったからだ。

 そこでフラム氏は、携帯型蛍光X線分析装置(pXRF)を使うことにした。この装置なら手持ちドリル程度の大きさと重さだし、石器を砕くことなく、その化学組成を約10秒間で分析できる。
(略)
2014年、ミネソタ大学岩石磁気学研究所で、さらなる革新的な分析方法を編み出した。彼らのチームが注目したのは、黒曜石に含まれるマグネタイト磁鉄鉱:磁性を持つ酸化鉄)の黒い粒だ。フラム氏によると、磁気測定を行うと「ある『黒曜石流(黒曜石の元になるマグマ)』のなかでも、場所によってマグネタイトの粒の大きさ、形、配置がどう違うかまでわかる」のだという。

 こうした測定方法を用いれば、原料が採掘された場所についての非常に精密なデータが得られ、それは同時に、この道具を作った人々の仕事ぶりを探るヒントにもなる

自分も、石の成分を分析することで、石器は原住民が地元にある石をテキトーに割って作ったんじゃなく、本当にとある産地の石が珍重され、積極的に”輸出入”されていたことは知っていたのです。
にしても、それは上の記事にあるように、たぶん旧式の成分分析であって、それがさらに精密になったらまた結果が変わってくるんだろうね。今後、すでに調査されたさまざまな石器が、もう一度この最新技術で再検査されて、新発見もあるのかもしれない。


それは80年代ぐらいからか?日本人がどこから来たか、みたいな議論の中で「母方から伝わるミトコンドリアの形が」とか「Tなんとかウイルスの保持者の数が」みたいな最新の議論が出てきた。
このへん、かなり怪しげかつ、恣意的な切り張りをしていたようなのだが、栗本慎一郎がそんな最新情報をいろいろ広める役割を果たしていた。進化論とかも含めてね。



人の伝来や起源はそれまで「神話が○○の点で共通してる」とか「建築様式が○○」とか、そんなふうにやってきたじゃない。

宗像教授伝奇考 第1集 (潮漫画文庫)

宗像教授伝奇考 第1集 (潮漫画文庫)

そして「おれはイカダで大西洋(じゃないな太平洋)を渡れた!だから古代人もあそこからこっちに来たはずだ!!」みたいな力技を、いい年した某ハイエルダール教授とかがやったわけだよな(笑)。
コン・ティキ号探検記 (河出文庫)

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そんな積み重ねをやってきたところにだ。
「先祖から継承されるDNAの種類が分かるようになっちゃいました。AからBへの遺伝的関係が確認できます。」
「同じ種類の石でも、地域ごとの成分が分析できるようになりました。あそこの地域のものに間違いありません。」


とかいうのはね……「おのれ、武士の神聖な決闘に飛び道具を持ち出すとは卑怯な!!」みたいな感じを覚えざるを得ないのですよ(笑)。

あるいは「冷凍冬眠を繰りかえして宇宙の果てに行こうとしていた宇宙船の乗組員が、数百年の眠りから目覚めると、その後に地球ではワープ航法が開発されていて子孫がとっくに先回りしていた」みたいな…このアイデアの作品、なんだっけ??(「ウラシマの帰還」「遙かなるケンタウロス」「勇者の賞品」「老年期の終わり」などの作品があるという)


しかしこれって結局は繰り言であるし、また、ただの一庶民が手にした火縄銃で、先祖代々の騎士の鎧を打ち貫くのにも爽快感があるわけであります。

それに「真実はいつもひとつ」。神話の類似性やらであれこれと「火の民族」「日の民族」とか「奈良のピラミッド」とか言ってるより、DNAではっきり分かったほうがいい。


今は言語の源流は、そういう部分ではたどれず、日本語の源流とかはまだ分からない。このへんはまだ、貴重なロマンなのかもしれない(笑)。数年前、「言語の変化を進化論流にたどることが出来て、そこで朝鮮語と日本語の近縁性も証明された」みたいな話も読んだ記憶があるのだが、あれはどうなったのかな。


そんなわけで「石器時代から武器工場と、兵器の流通が存在した」「石の成分が詳しく分かることで、どこまで交易の範囲が広がってるかが分かるようになった」という、この記事にある二つの内容とも、自分にとってはなんとも複雑に感慨深い話なのであります。

なんか面白そうなSF設定をムダに(贅沢に?)使ってる作品、の話。

ちょっと手を抜いて、ツイートを転載。

Hiroyuki Takenaga @nynuts · 4月15日
https://twitter.com/nynuts/status/588332972207644672
昨日、現地校から帰ってきたうちの10歳児がいきなり

「お父さん、1年生のクラスにロボットが転校してきた!」

って言うんですよ。「ナニ言ってんだか」と思ったらホントでした。この写真みたいなロボットが小学1年生のクラスに入ったんです。
 

Hiroyuki Takenaga @nynuts 4月15日
うちの10歳児の現地校に転校してきたロボットですが、病気のために通学できない子供(小1)の代わりに、クラスに出席するらしいです。ちょうどこの写真みたいな感じで。スカイプみたいなアプリを使って、先生の質問に答えることもできるとか。 pic.twitter.com/8ruUxlZ8gj

とまあ、いい話なんですが、
そっから話をそらすのが例によって俺。

gryphonjapan
@gryphonjapan
https://twitter.com/gryphonjapan/status/588545688708853761
前、漫画好きの知人に「会社の課長か部長が自分で出勤せず、くまのオモチャ(ロボット?)を遠隔操縦して勤務するという話がある」ときいたが、作品名忘れちゃった。しかもそれがメインの話じゃなく、ただのわき役なんだって。なんかすごいSFっぽい。@nynuts
 
Mac'olin @cbr250sp_mayuge 23時間23時間前
@gryphonjapan @nynuts 横から失礼。それは「サーバント×サービス」ですね。結構面白かったですよ
 
gryphonjapan @gryphonjapan 14時間14時間前
https://twitter.com/gryphonjapan/status/588714570497204224
ありがとうございます。さて、どんなSF漫画なんだと題名で検索⇒ウィキペディアチェックしたら、クマのロボットじゃなくウサギのぬいぐるみらしいと判明しました(笑)。どうりで検索しても見つからなかったわけだ…そして、さらに「?」なことが(続く)
@cbr250sp_mayuge
 
gryphonjapan @gryphonjapan 14時間14時間前
該当するらしい記述は
『保健福祉課の課長。50歳。恥ずかしがりやのため、遠隔操作可能なうさぎのぬいぐるみ(非防水仕様)を本人の代わりに職場に常駐させている。課長だからこのようなことが可能なのかと思いきや、若い頃からずっとこの有様らしい』
…??ナニコレ??
@cbr250sp_
 
Mac'olin @cbr250sp_mayuge 5時間5時間前
@gryphonjapan 漫画にマジレスしちゃいかんですよ(苦笑) そういう設定で、主人公やその仲間たちのドタバタを楽しむものですから。ガンダムだってあんな複雑な変形するのにコックピットが思いのほか広いとか空間が歪曲しているとしか思えないわけですし。
 
gryphonjapan @gryphonjapan 5時間5時間前
ま、そうですけど、あんまり意表をつかれたので(笑)しかし、逆に「XXXの理由で外に出られない人が、遠隔操縦のロボットを通じ社会と交わる」というこの設定、もっといろいろ応用やバリエーションが利きそうだなあと思いました。SF的に。  
 
Mac'olin @cbr250sp_mayuge 44分44分前
@gryphonjapan なるほど、確かにそうですね。話の幅はまだ広げられそうです。しかしこれが進みすぎて生徒全員がロボットになったら先生が可哀相ですよね(苦笑)その時は先生もロボットでも良いのかな?そこまで行ったらマトリックスの世界になりますかw

それだけで長編がかけそうなSFアイデアを、ほんのちょっとした小道具とか、ワンシーンとか、枝葉の描写だけで扱う、のがイキなのは理解してるつもりでありますけどね。


にしても、
『保健福祉課の課長。50歳。恥ずかしがりやのため、遠隔操作可能なうさぎのぬいぐるみ(非防水仕様)を本人の代わりに職場に常駐させている。』
どんな技術発展の世界なのだろう。というか役所かよ。
こういうのが街に出てくる近未来の風景を描いているのだろうけど、ウィキペディアを見る限りではよく分からないことしきり。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%88%C3%97%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9

あと、人気作品らしく、アニメにもなっていると判明しました。
http://www.servantservice.org/


日常SF…? 星雲賞とかとれそう?????
この遠隔操作で勤務する人のスピンオフとかないかな。