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PHD2の日本語マニュアルを公開しています。こちらからどうぞ。


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2018-04-15

[] PHD2マニュアル更新(v2.6.4対応) 17:01  PHD2マニュアル更新(v2.6.4対応)を含むブックマーク

遅ればせながら、PHD2のマニュアルをv2.6.4対応のものに更新しました。

ダウンロードこちらから。(PDF形式)


今回の注目は、赤経側のガイドアルゴリズムに採用された「PHD2 プレディクティブPECガイドアルゴリズム」でしょうか。ピリオディックモーションを学習しながら補正をかけていく方式で、額面通りにうまく働いてくれれば強力な武器になりそうです。

MattMatt 2018/04/15 22:40 PHD2のiOSバージョン出ないかな?

にゃあにゃあ 2018/04/17 00:41 HIROPONさん、ありがとうございます。PHD2使わせていただいています。日本語のマニュアルがあることで、ユーザーの幅が広がっていることに違いありません。私も助けられています。こういった弛みないご努力に敬意を払わずにはいられません。大変と思いますが、ただただ感謝するのみです。

HIROPONHIROPON 2018/04/17 01:00 Mattさん>

MacOS Xのはあるんですよね。画像の取り込みさえできれば、あれこれできて
便利そうな気はしますが……。

HIROPONHIROPON 2018/04/17 01:00 にゃあさん>

ありがとうございます。そう言っていただけると、やってきた甲斐があるというものです。

それにしても、マニュアルに加筆が増えてどんどん重くなってきました。
そろそろ整理してほしいところですが……(^^;

2018-04-13

[]SXP赤道儀生産終了 00:15 SXP赤道儀生産終了を含むブックマーク

【2018/4/14 11時追記】

社長のTwitterにより、後継機種の計画があることが明らかにされました。当面ラインナップに穴が開くとはいえ、極端に悲観的になる必要はなさそうです。以下の記事内容は幸いにも「杞憂」になりそうで、ひとまずは安心しました。


驚きの情報が入ってきました。

天体望遠鏡販売店「シュミット」のブログによると、SXP赤道儀が生産終了とのこと。

http://syumittoblog.blog.fc2.com/blog-entry-1410.html


まさかと思ってビクセンのサイトを確認してみると、現行製品のラインナップ中にSXP赤道儀*1およびそのセット品はなく、すべて「在庫払底品」の項目に移っています。どうやら情報は本当のようです。*2

https://www.vixen.co.jp/product/tls1/?end_of_production=out_of_stock


冒頭のシュミットブログによれば、後継機についての情報は今のところないとのこと。実際、先のCP+でも「新赤道儀を開発中」といった情報はありませんでしたし、SXP赤道儀→SXP赤道儀PFLのようなマイナーチェンジのネタもなさそうなので、おそらく本当にSXP赤道儀のラインはこれで終了、ということになりそうです。*3


これで、ビクセンの自動導入赤道儀はSX2*4、SXD2、AXJ、AXD2というラインナップになります。このうちSX2とSXD2は、鏡筒の取り付け方式がビクセン規格のアリガタ・アリミゾに限定されていて、これ以外の取り付け方をしたい場合はAXJかAXD2を選ぶことになります。


その意味ではラインナップの見通しが良くなったと言えるのですが、問題は価格帯の断絶が大きすぎる点です。ちなみに架台の実売価格*5はこんな感じ。

  • SX2-SB赤道儀(STAR-BOOK10特別仕様)+PFL極軸望遠鏡+SXG-HAL130セット:238,889 円(税込 258,000 円)
  • SXD2赤道儀PFL:280,750 円(税込 303,210 円)
  • SXP赤道儀PFL:340,250 円(税込 367,470 円)
  • AXJ赤道儀:700,000 円(税込 756,000 円)
  • AXD2赤道儀:980,000 円(税込 1,058,400 円)

SX2赤道儀のセットについては、SXG-HAL130が24,000 円(税込 25,920 円)ですから、架台(+STAR BOOK TEN)+極軸望遠鏡の価格としては214,889円(税込 232,080円)くらいでしょうか。


こうして見ると、SXP赤道儀なきあとは、税抜価格20万円台のSX2系列と同70万円オーバーのAX系列とにきれいに分かれます。


SX2やSXD2は、上で書いたようにビクセン規格のアリガタ・アリミゾでしか鏡筒を固定できません。規格はほぼ世界標準ですし、便利な機構ではありますが、VC200Lなどをはじめとした焦点距離2000mm前後の長焦点鏡を固定するにはいささか力不足です。*6

ところが、これ以外の取り付け方を選ぼうとすると、今後はAXJやAXD2しかないわけです。AXJやAXD2は一式そろえると100万円前後はかかってしまう*7高額機材。取り付け方の自由度を得るためだけにこの金額を払うくらいならEM-200 Temma2Zを選ぶ、あるいはコストパフォーマンスに優れ、ロスマンディ規格とのデュアルアリミゾになっているSkyWatcherのEQ6Rなどを選ぶという人がかえって増えそうな気がします。


SXP赤道儀は性能と使い勝手、機能や汎用性のバランスが良く、売れ筋の中核モデルだと思っていただけに、ディスコンになるというのは本当に驚きです。もしかすると、販売数の割に利幅が少ないとか事情があるのかもしれませんが、外から見ると非常に不可解かつ不合理な決定にしか思えません。

AXJやAXD2は、価格的にも能力的にも中型赤道儀というよりは大型赤道儀系譜であり、絶対的な出荷数はそれほど大きくはならないでしょう。SXPを狙っていた顧客がAXJに流れて客単価が上がることを期待しているのかもしれませんが、価格帯の断絶を思えばその可能性は小さく、かえってミドルクラス〜ハイアマチュア層を取り逃がしかねない悪手のように思えます。


初心者はSX2やSXD2で十分。一方で、耳年増な団塊世代の初心者はカネを持っているだろうから、AXJやAXD2で搾り取れるだけ搾り取って……などという不遜な考えを抱いているようなことはないと思いたいのですが……。

*1:正確に書くと「SXP赤道儀PFL」

*2:社長からもディスコンは本当である旨、情報をいただきました。https://twitter.com/22kazu/status/984777644481830912

*3:ラインが残る目を無理やり考えるなら、AXD2でやっているような精度保証や、P-PECデータの工場での書き込み(実質的なV-PEC)をやって新機種として出すくらいですが、さすがにそれはないでしょう。

*4:STAR BOOK TENモデル

*5協栄産業での価格

*6:特にSX2やSXD2のアリミゾの場合、主にネジの1点留めでアリガタを圧迫固定する形なので、ネジが緩みやすく固定力に不安があります。

*7上記の価格は三脚などが含まれないことに注意

上杉蒼太上杉蒼太 2018/04/14 08:18 SXPを愛用しているので、このニュースには大変驚きました。一度は「ありえない」と思ったのですが、よく考えると思ったよりは売れていなかった可能性がありますね。ご指摘の通り、海外メーカーの中級機とタカハシのEM-200の中間あたりの値段なので、意外と選択肢になりにくいのかもしれません。価格で割り切るならば海外メーカー、搭載重量と全体的な品質を重んじるならばEM-200となってしまう可能性が高そうですからね。しかし、ガイド鏡などフルセットで口径20センチが搭載可能で、使いやすいSTARBOOK10があるSXPが一番いいと思っていたのですが……。かえって中途半端だったのかもしれませんね。せめて5万は安ければもっと売れると思うのですが(それでは利益が出なそうですが)。

REWREW 2018/04/14 11:18 これは驚きと同時に、大丈夫か、という気になります。
 といいますのも、最近年配の天文ファンでEM-200をSXPに買い換えたという方が複数いて、その理由がSXPが軽いから、また自動導入に最初から対応しているとのことでした。
 旧型のEM-200の改造プランはサードパーティーから出ていますが、供給は不安定ですし、今後のサポート、経年劣化、自分の体力を考えると買い直そう、と考える人たちがSXD2を選ぶとは思えず、AXJは高いし重さは変わらない、となると他のメーカに流れるのではないか、と思えてしまいます。

HIROPONHIROPON 2018/04/14 11:36 追記をしましたが、後継機の開発が進行中とのこと。一時的にラインナップに穴は開きそうですが、
SXP相当のラインが完全になくなる、という事態は避けられそうで、まずは一安心です。

ユーザー目線だと終売のタイミングや情報の出し方が拙く感じますが、下手に情報を出すと
買い控えが起こりかねないので、このあたりのコントロールは本当に難しいのでしょうね。

あとは機能と価格がどうなるか……。評判のいいSXPを廃してまで出すのですから、
いい方に期待を裏切ってほしいものです。

MattMatt 2018/04/14 12:04 Mattです。 絶滅器具にはならずに後継がいるのですね。
やはりこの中堅の位置は大事ですよ。。
いきなりAXDやAXJに行く人はいないと思うし、EM200からVIXEN大型に来る人も少ないかと。 必ずこの中型は通りますよ。 いきなり来る人もポタ赤からのステップアップですよ。
私はSXD2でしたがポタ赤から来ました。
私はSBTのアドバンスユニットを後継があって、スーパーアドバンスユニット(仮)
なるもので無線化ではないかと。。。

HIROPONHIROPON 2018/04/15 16:53 無線化、いいですね。
BlueToothかなにかでうまく連携できれば、使い勝手は大きく向上しそうです。

あまり長期間穴を開けたままにはしないだろうと考えると、エンコーダを内蔵可能にするとかですかね?
色々と妄想がはかどります(笑)

きよりんきよりん 2018/04/15 22:34 SXP は欲しかった赤道儀ですので、ビックリしました。後継機を開発中ってことでほっとしました。(値上げが怖い)
GPD2 とひょんなことから格安で購入した Kenko SE2 を使ってますが、SE2 は性能的には問題は無いんですが、機械の作りの甘さというか、使っていて柔い機械というか、使う喜びとかはあまり縁が無い感じです。電子系は良く出来てるんですけどね。使っていて気持ちいい機械というフィーリングを海外勢が出すのは難しいだろうなあ。機械整備が生業なので機械のフィーリングには敏感なのです。

HIROPONHIROPON 2018/04/17 00:59 私も肝をつぶしましたが、後継機が出るとのことで安心しました。値段が上がるのは
間違いないところでしょうけど、せっかく出すのだからいいものにしてほしいですよね。

SE2とか、あのあたりの中華製のは精度は二の次といった感じですからねぇ。
とはいえ、電子系のパワーで押し切ってしまう感がありますから要注意ですね。

ねお丸ねお丸 2018/04/17 20:54 こんばんは〜。
SXP、突然死でしたね。
自分もビックリしました。
ビクセン製品は予告なく突然死するので、買いたい物があったら躊躇すると後悔しそうです。
(お金があればですが(^_^;)

後継機はガッツリ値上がりしそうな気がしています。
EM200越えてくるんじゃ無いでしょうか?
便利機能てんこ盛りのビクセンと、質実剛健のタカハシみたいな構図になるかも知れませんね。

ねお丸ねお丸 2018/04/18 08:06 時系列や機種比較が分かりやすかったので、勝手にリンクさせて貰いました、スミマセン(^_^;

HIROPONHIROPON 2018/04/19 00:22 いや〜、本当まさに「突然死」でしたね。

以前ならこんな形で情報が漏れることもなかったんでしょうけど、いまや各店とも
情報発信に熱心ですからこういうことが起こるのでしょうね(^^;

値上げは……おそらく不可避でしょう。あちこち手を入れるとしても、50万いかないくらいで
収めてくれると嬉しいのですけど……。

あ、リンクは全然OKです。わざわざお知らせいただいてありがとうございます(^^)

2018-03-26

[]春の銀河祭り開幕 00:19 春の銀河祭り開幕を含むブックマーク

先週の土曜は、日中こそベタ曇りだったものの、日が沈んでからはGPVの予報通り急速に天気が回復。21時ごろ空を見てみると、雲一つない快晴です。しかも、西空に傾いたシリウスに目をやるとほとんど瞬いておらず、シーイングもよさそうな雰囲気。

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そこで、月が沈む夜半過ぎを狙っていつもの公園に出撃してきました。携えるは対系外銀河砲のEdgeHD800。天文ファンの間では「ヤマ○キ春のパン祭り」に並ぶ奇祭と名高い「春の系外銀河祭り」の開幕です(ぉぃ


この日の月没は日付が変わった0時50分。そして天文薄明の開始が4時13分なので、撮影に使えるのは3時間ほど。このうち最後の30分〜1時間くらいは惑星の撮影に使いたいので、正味2時間ほど枠があることになります。光害のひどい東京都心だと、1天体に2時間はかけたいところなので、撮れるのは1つだけになりそうです。


何を撮るかちょっと悩んだのですが、比較的撮りやすそうということで、かみのけ座にある銀河NGC4565を狙ってみることに。典型的な「エッジオン」(銀河を真横から眺めている状態)の銀河で、細長い見た目から"Needle galaxy"の愛称を持つ天体です。メシエ番号のついていない銀河の中では比較的明るく大きいものの1つで、長辺は満月の半分ほど(約15分)もの広がりがあります。

エッジオン銀河は淡い部分が少ないため一般に撮りやすく、シーイングが良ければ暗黒帯の詳細も写せるはずです。


ところが現地について空を見上げてみると、天頂近くのアークトゥルスが瞬いていて、宵の頃よりシーイングは悪化している感じ。加えて、いざ撮影となったあたりから地上の風が強くなってきました。鏡筒が揺さぶられてガイドグラフが暴れます。さらに、時折薄雲が流れてきて何度か撮影の中断を余儀なくされました。

それでもなんとか最低限の枚数は確保し、処理した結果……

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2018年3月25日 EdgeHD800(D203mm, f2032mm) SXP赤道儀

Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3, ISO800, 露出600秒×8コマ, IDAS/SEO LPS-P2-FF使用

セレストロン オフアキシスガイダー+Lodestar+PHD2によるオートガイ

ステライメージVer.7.1eほかで画像処理

風や雲に邪魔されて1コマ当たりの露出時間をかけられず、根本的に露出不足気味の上、シーイングも悪くて暗黒帯の詳細を写すどころではありませんでしたが、どうにかエッジオン銀河の雰囲気の片鱗くらいは出たでしょうか?周辺の銀河もいくつか写っています。

高度が高い分、光害の影響が比較的マシだったのは助かるところですが、それでも都心からの銀河の撮影は難物なのは確か。散光星雲などと違って特徴的な色がないので、星雲部分を選択しての強調処理が困難ですし、これにF10という鏡筒の暗さが追い打ちをかけます。

できれば、シーイングのいい日に倍くらいの露出をかけて*1じっくり取り組みたいところです。

[]木星初撮り 00:19 木星初撮りを含むブックマーク

NGC4565を撮り終えた午前3時ごろからは、機材を組み替えて木星の撮影に。これが今シーズン初の木星撮影 & ASI290MM/MCの事実上のファーストライトになります*2

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接眼部以降がとんでもないことになっていますが、構成は昨シーズン同様(除 カメラ)以下の通り。


【7424】シュミカセ→M57/60AD〜【7601】M57/60延長筒SS〜【7505】2インチホルダーM〜【7396】50.8→31.7ADII(+Meade 3x TeleXtender)〜【7604】M57/60延長筒L〜【6010】ミニボーグ鏡筒DX-S〜【7352】M57回転装置DX〜【7522】M57→M36.4AD〜ZWO ADC(可変式大気分散補正ウエッジプリズム)〜【7522】M57→M36.4AD(逆向き)〜【7459】M57→M57ADIII〜【7602】M57/60延長筒S〜【7506】2インチホルダーSS〜フリップミラー〜ASI290MM/MC

f:id:hp2:20180326235220p:image:w640

接眼部以降全体をボーグのリングによる「外骨格」で構成しているのがミソで、バローレンズ(Meade 3x TeleXtender)はこの「骨格」に内蔵している形。こうすることで、固定力の弱い31.7mmスリーブに荷重がかかってパーツががたついたり、光軸がずれたりするのを防いでいます。

外骨格自体も、最後のフリップミラーを除けばすべて「ねじ込み」で構成されているので、がたつきとは無縁です。

長さは……ピントの合う位置を探していたらこうなってしまいました(^^; 手元にあるパーツを無理やり組み合わせていることもあり、ちゃんと検討すればもう少しうまく組めそうな気もします。


さて、ASI290MM, MCをそれぞれPCに繋ぎ、Firecapture v2.6を多重起動した上で木星を導入します。このころには地上の風も収まっていましたし、シーイングが少しはマシになっているかと期待したのですが……PC画面上に映し出された木星はかなり大きく激しく揺らいでいます。

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後でWindyで確認したところ、関東地方でシーイングに大きな影響を与えるといわれる高度3000m付近の気流、関東上空〜南方海上にかけてかなり激しい流れがあったようで、シーイングが悪いのも納得の状態でした。


ともあれ撮影開始です。取り込まれる動画を見てみると、ASI120MM, MCと比べると感度がずっと高いので、速いシャッター速度を使っているにもかかわらず、はるかに低ノイズです。ただし、フレームレートを高くできる分、転送データ量は多くなりがちなので、漫然とフル解像度でキャプチャするのではなく、積極的にROI*3を設定することをお勧めします。

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また、今回カメラとPCとの接続にはエレコムから発売されている極細ケーブルを用いました(写真上)。長さは2mとやや短めですが、取り回しが良く、望遠鏡の動きを阻害しません。通常のケーブル(写真下)だと太いうえに固く、最大3mの長さがあるといっても使いづらいことこの上ないです。高速にデータの転送を行う関係上、厳重なシールドが必須なのは仕方がないのですが、この取り回しの悪さはなんとかしてほしいところ。極細ケーブルのラインナップにおいて最長が2mになっているのも同じ理由なので、結構切実な問題です。


天文薄明が始まるころには撮影を終了。なお、終了直前に興味本位で火星もカメラに捉えてみたのですが、さすがにまだまだ小さく*4、シーイングが悪いことも相まって20cm鏡&現在の拡大撮影システムでは荷が勝ちすぎる印象でした。


帰宅後、撮影した動画ファイルをAutostakkert!3に放り込み、Registax6でウェーブレット処理。のち、ステライメージでLRGB合成して出てきた結果がこちら。

f:id:hp2:20180327000028j:image

2018年3月25日4時13分13秒(日本時間)

セレストロンEdgeHD800+Meade 3x TeleXtender(D203mm, f6096mm) SXP赤道儀

L画像:ZWO ASI290MM, 10ms, 4500フレームをスタック

RGB画像:ZWO ASI290MC, 30ms, 1500フレームをスタック

シーイングが悪くて元動画の質が良くないので、いかにウェーブレット処理を行ったとはいえ物足りない写りなのは否めないところ*5。それでもASI120MM, MCよりはずっと低ノイズなので、処理自体は楽でした。

条件さえ揃えば、いい結果を叩き出してくれそうな雰囲気です。

*1:露出時間をかけると淡いところまで写りますが、シーイングの影響で像がぼやける危険性は高まります。最大エントロピー法による画像復元やシャープネス処理など、画像処理の腕の見せ所です。

*2:月面のテスト撮影などは行っていますが、実践投入という意味では初。

*3:"Region of interesting" デジカメ風に言えばいわゆる「クロップ」のこと。

*4:視直径約8秒と、木星の1/5以下しかありません。

*5:全体として不自然になるのを防ぐため、処理時のパラメータに無理をさせていないのもありますが。

きよりんきよりん 2018/03/27 01:19 ちょうど同じ頃に自宅前(鶴見市街地)で木星を撮影してました。シーイングは良くなかったですね。翌日夜(3/25 23:00〜)もやってみたんですが、同様なシーイングでした。
アリババから買った RisingTech の iMX290 を使ったCMOS カメラですが、ノイズは少なく、感度は高いですね。USB2.0 なのでフルで使うとfps が落ちるのでクリッピングして 1024x798 で24fps 程度でした。撮影結果は、鏡筒は C6 なのですが、HIROPONさんの作例とちょっと落ちるくらいかな(^^ゞ いや、そんだけシーイングは悪かったってことで。

アリババやアマゾンジャパンで双眼鏡、天体用品を自社ブランドで商品展開している中国光学メーカー?の SVBONY ですが、とうとうキヤノン EOS 用のボディ内蔵光害カットフィルターを発売し始めました。かなりお安いです。日本の望遠鏡販売店、やばいぞ。

MattMatt 2018/03/27 19:20 Hiroponさん、
その節はど〜もです!
このニードル銀河、かっこいいんで撮りたかったんですけど、東急じゃなく等級12.43は暗すぎ! 勿論、都内よりは暗い空ですけど、南向きベランダから長時間露光は流れます。 それにしても都内で撮った出来とは思えないほど写ってますね。
さすがド変態と言われるだけありますね。 私も早く変態になりたい(ベム)
木星は気流が悪かったようですね。まあその内良い日に当たるでしょう。
それにしても尾っぽ長いですね。 ここまで長いとベランダでの撮影は無理だ!

HIROPONHIROPON 2018/03/28 01:59 きよりんさん>

シーイングが悪いと、どんな機材を使っていてもほとんど無駄になりますからねぇ。
昨シーズンはASI120MM, MCを使ってこのくらい↓は撮れているので、条件さえ整えばもっと行けるはず。
http://d.hatena.ne.jp/hp2/20170508/1494256176

無名の中華製品は、個人的には怖くてなかなか手を出す気には……。
もちろん、中には「お宝」もあるんでしょうけど(^^;

HIROPONHIROPON 2018/03/28 02:01 Mattさん>

NGC4565は10等程度ですし、写すだけなら割と容易に写ると思いますよ(12.43等は別の天体では?)。
暗黒帯の詳細を出そうとすると、途端に難しくなりますが……(^^; 今回はシーイングの悪さに
風の影響も加わって、条件があまりに悪すぎました。とはいえ、風がない日は、今度は透明度が悪くて
やっぱりまともに写らなかったりするのですが( ̄w ̄;ゞ

拡大光学系は……絶対これ、もっと短くできると思うんですよね。昔に一度組んだ時の構成を
踏襲しながら拡張していった結果、こうなってしまったので、今からしっかり見直せば
もう少し何とかできそうな気がします(^^;

MattMatt 2018/03/28 13:47 Stellariumでは12.43になっているんです。
画像を貼り付けできないのが残念!
私も惑星を撮りたいけど、どうせならカラー!
ASI120MC-Sを買おうかな、それとも224か290か。。

あぷらなーとあぷらなーと 2018/03/28 19:42 惑星拡大用の接眼部の長大さにビックリ仰天しました。

これだけの長さを実用レベルに持って行けることに驚きです。
シュミカセなどミラー移動型の合焦機構の望遠鏡は、(ミラーシフトの弊害があるものの)こういった接眼部の強度面においては圧倒的に優位性がありますね。

HIROPONHIROPON 2018/03/29 00:02 Mattさん>

各所のデータを見ても、NGC4565の明るさは10等前後ですね。ステラナビゲータでも
9.6等となっていました。12.43等って、何の明るさだろう……?
http://spider.seds.org/ngc/ngc.cgi?CatalogNumber=4565
http://spider.seds.org/ngc/revngcic.cgi?NGC4565

カラーカメラで惑星用だと、感度的にはASI224MCが優秀ですね。もうひとまわり大きな
1/2型のASI385MCも感度は同等。ASI290MCは、感度面ではこれらよりやや落ちる印象でしょうか。
まぁ、火星や木星が相手なら、ASI120MC-Sでもそこそこ勝負になるとは思いますが
(ASI120MCを使ってた感じだと土星はちょっとキツい)。

HIROPONHIROPON 2018/03/29 00:03 あぷらなーとさん>

たしかに普通の接眼部……特にクレイフォードとかだと、こうはいかないでしょうね。
もっとも、こんなに長くなってしまうのはバローを入れる位置などにもよると思うので、
さすがにちょっと見直した方がいいかなとは考えています。延長筒の1つや2つは
外せるんじゃないかと……(^^;