未来のいつか/hyoshiokの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2016-05-03

虚数の情緒、6章 実数:拡張を待つ数〜7章 虚数:想像された数まで読了

虚数の情緒―中学生からの全方位独学法読書の続き。

いよいよ実数のアレヤコレヤにの議論が始まった。

円周率は覚えるものではなく、求めるものであると著者は言う。

円周率を多角形から徐々に求めていく方法を紹介している。

二次方程式二次関数。最大値、最小値、接線の傾きと極値平方根を四則から求める。

とりあえず読んだだけで、人に説明できるほど理解できていない。うーん、残念だ。

アルキメデスの取り尽くし法はなんとなく分かったつもりになった。

7章でついに虚数が出てくる。

物理学者ファイマンは『”わかる”とは、少なくともそれに関して二つ以上の説明方法を持つ事、それができた時、初めて私は”本当にわかった”と感じる』

知識として虚数は知っているがまだまだ”わかった”感じはない。

本書の約半分を読んだ事になる。

http://www.press.tokai.ac.jp/bookpub.jsp?isbn_code=ISBN978-4-486-01485-0
虚数情緒
中学生からの全方位独学法

6章 実数拡張を待つ数
6.1 二次方程式
 6.1.1 根の公式
 6.1.2 誤差と相対誤差
6.2 円周率を求める
 6.2.1 三平方の定理と漸化式
 6.2.2 桁落ちを避ける
 6.2.3 角度と弧度
6.3 二次方程式二次関数
 6.3.1 二次関数の最大値と最小値
 6.3.2 接線の傾きと極値
 6.3.3 関数連鎖
 6.3.4 等積変形から反比例へ
6.4 平方根を四則から求める
6.5 美の論理自然神秘
 6.5.1 複写用紙の幾何学
 6.5.2 黄金分割
 6.5.3 見事な,余りにも見事な
 6.5.4 フィボナッチの数列
 6.5.5 黄金数フィボナッチ数の精妙な関係
6.6 天才アルキメデスの剛腕
 6.6.1 不世出天才の業績
 6.6.2 取り尽くし法
 6.6.3 二段階帰謬法
7章 虚数想像された数
7.1 虚数誕生
7.2 数の多角形
 7.2.1 1のn乗根
 7.2.2 ガウス素数
 7.2.3 アイゼンシュタイン素数
7.3 二次方程式確率
 7.3.1 サイコロ確率
 7.3.2 虚根の確率
7.4 誕生日確率
 7.4.1 鳩の巣論法
 7.4.2 誕生日と鳩の巣
7.5 階乗と「いろは歌」
7.6 虚数情緒
 7.6.1 数学感情 
 7.6.2 虚数への旅路を振り返る
 7.6.3 原子と光の物理学万物虚数である
 7.6.4 時空の物理学世界虚数である
 7.6.5 我々は虚数である

0章から5章までの目次は下記の通り。

http://www.press.tokai.ac.jp/bookpub.jsp?isbn_code=ISBN978-4-486-01485-0

虚数情緒
中学生からの全方位独学法
第I部 独りで考える為に
0章 方法序説学問散歩道

第II部 叩け電卓!掴め数学!
1章 自然数:数の始まり
2章 整数符号を持つ数
3章 有理数:比で表せる数
4章 無理数:比で表せない数
5章 実数連続な数

虚数情緒

2016-04-27

虚数の情緒、5章 実数:連続な数まで読了

虚数の情緒―中学生からの全方位独学法読書の続き。

1週間で1章かあ。なかなか進まないけど、まあいい。

知識として知っていることと理解していることの差を本を読みながら確認しているところである自然数は数えるときに使うし、有理数は比で表せる数だし、無理数は比で表せない数だ。などということは知識として知っている。

理解しているということはどのようなことなのだろうか。それは、その本質説明できることだ。

例えば、3章で「有理数の濃度は自然数の濃度に等しい」というようなことが出ている。知識としては知っている。十分理解しているかと言われると心もとない。人に説明できるか。今なら本書を読んですぐ記憶が新しいので、説明できそうだ。人に説明できれば、一応理解したと言ってもいいだろう。ある公式証明できることも理解した証になる。

無理数音楽関係が4章に出てきた。そこで十二平均律というのを知った。なんだかピンとこなかったがピアノ調律半音を2の十二乗根でするという知識を得た。一オクターブには半音12個あるので、オクターブ上の音の振動は倍になる。倍の振動の音は聞いていて気持ちが良い。

ただこれだと、和音(ドミソとかファラドとかシレソ)の振動数整数比にならないので若干響きを犠牲にしている。そこでそれを整数比にした純正調音律というのがある。というような知識を得たのだが、正直言って誰かに説明できるとは思えない。よーするにちゃんと理解していないような気がする。

5章も実数の濃度(ℵ)が自然数の濃度(ℵ0)とは異なるというようなことが書いてあって一気に理解が追いつかなくなった。p349

区間(0、1)内の実数を数えて番号を振るというような話が出ているのだけど、その記法がよくわからなかった。カントル対角線論法という単語も出てきた。よくわからないので、よくわからないまま、次に進むことにした(おい)p352

まあ、そんなこんなであるが、5章まで読み終わった。

もう一度、実数の濃度の説明に立ち返ってみた。「自然数を用いて番号附ける」ことができれば、自然数と同じ濃度である。仮に番号をくまなく附けられたとしよう。その集合の中に絶対含まれない数を作ることができて、それはすべての実数に番号をつけることができるという仮定に反するから自然数と同じ濃度であるという仮定が間違っていることになる。自分でもよく理解できていないことがよくわかる。

対角線論法なんてものをよく思いついたものだと感心する。

ピアノ調律といえば、「羊と鋼の森」を読んだのだけど、調理師の卵とピアニストを目指す双子姉妹女子高生)の物語は読後が爽やかだった。十二平均律とか純正調音律とか本書を読んでいたおかげでなんとなく馴染みがあった。数学音楽関係は奥が深い。


http://www.press.tokai.ac.jp/bookpub.jsp?isbn_code=ISBN978-4-486-01485-0
虚数情緒
中学生からの全方位独学法
第I部 独りで考える為に
0章 方法序説学問散歩道
0.1 数学教育問題点
 0.1.1 数学は積み重ねか
 0.1.2 数学は暗記科目か
 0.1.3 数学は役に立つか
0.2 選択の自由個性
 0.2.1 選択の自由とは何か
 0.2.2 個性とは何か
 0.2.3 生き甲斐とは何か
0.3 子供とは如何なる存在か
 0.3.1 子供は無邪気か
 0.3.2 子供自分をどう見ているか
 0.3.3 「民主主義」とは何か
0.4 文明文化と
 0.4.1 読書意味
 0.4.2 時代表記法干支元号
0.5 「科学」と「技術」
 0.5.1 歴史小説と歴史年表
 0.5.2 狩猟民族としての科学者
 0.5.3 適性を見抜く
 0.5.4 高次のロマンを求めて
0.6 物理数学関係
 0.6.1 数式と記号:なぜ数式を用いるのか
 0.6.2 推論の道具として
 0.6.3 帰納演繹
 0.6.4 特殊から一般へ
0.7 数学を敬遠するとどうなるか
 0.7.1 人を愉しませる文化
 0.7.2 無意味区分け
 0.7.3 二分法を越えて
 0.7.4 マスコミの影響
 0.7.5 人文嫌いは何故生まれるか
 0.7.6 数学に挑む
0.8 知性の誕生
 0.8.1 宇宙誕生
 0.8.2 物質誕生
 0.8.3 星の誕生
 0.8.4 太陽地球、そして生命誕生
 0.8.5 人類誕生
 0.8.6 文化誕生
 0.8.7 我々は如何なる存在か
0.9 旅立ちの前に
 0.9.1 研究とは何か
 0.9.2 もの見方
 0.9.3 過去の全人類頭脳の集約として
 0.9.4 第一部の終りに

第II部 叩け電卓!掴め数学!
1章 自然数:数の始まり
1.1 すべては自然数から始まる
 1.1.1 素読の勧め
 1.1.2 計算の初め:九九
1.2 計算規則
1.3 数の原子素数
 1.3.1 素数素因数分解
 1.3.2 エラトステネスの篩
1.4 約数と倍数
 1.4.1 原子論
 1.4.2 数の原子論
1.5 奇数偶数
1.6 空きの記号「0」
 1.6.1 記数法:10進数
 1.6.2 指数法則
 1.6.3 記数法:60進法
2章 整数符号を持つ数
2.1 数としての「0」
2.2 自然数から整数へ
 2.2.1 整数の持つ方向性
 2.2.2 指数法則整数場合
 2.2.3 整数の濃度
2.3 暗算の秘術
 2.3.1 法則を探る
 2.3.2 式の展開と因数分解
2.4 パスカル三角形
2.5 基本的な図形の持つ性質
 2.5.1 太陽光線と同位角
 2.5.2 三角形の内角の和
 2.5.3 地球を測った男
 2.5.4 図形の等式:合同とは何か
 2.5.5 図形の拡大と縮小:相似とは何か
2.6 三平方の定理
 2.6.1 ピタゴラス数
 2.6.2 プリンプトンNo.322
2.7 フェルマーワイルスの定理
3章 有理数:比で表せる数
3.1 分数の加減乗除
 3.1.1 足し算・引き算
 3.1.2 掛け算・割り算
3.2 電卓ホラー表示
3.3 小数の種類
 3.3.1 有限小数無限小数
 3.3.2 循環小数の「新しい表現」
3.4 少数の表し方
 3.4.1 10進数指数表記法
 3.4.2 2進数ととエジプトの数学
 3.4.3 2進小数
3.5 電卓の誤差
3.6 小数分数相互の変換
3.7 計算の精度
3.8 バビロニアン・テーブル秘密
3.9 有理数の濃度
4章 無理数:比で表せない数
4.1 帰謬法の考え方
4.2 無理数と少数の関係
4.3 ギリシャの思想無理数
 4.3.1 タレス
 4.3.2 ピタゴラス
 4.3.3 もう一つの粘土板
 4.3.4 プラトン
 4.3.5 洞窟比喩イデア論
4.4 平方根の大きさを見積る
4.5 無理数の居場所
4.6 無理数有理数関係
 4.6.1 指数法則有理数場合
 4.6.2 無理数を近似する有理数
 4.6.3 指数法則無理数場合
4.7 数を聴く・音を数える
 4.7.1 ピタゴラス音律
 4.7.2 純正調音律
 4.7.3 十二平均律
4.8 無理数の「循環する表現」
5章 実数連続な数
5.1 実数連続性
 5.1.1 繰り返し計算の行き着く先
 5.1.2 数の減り方
5.2 実数の濃度
5.3 数と方程式
 5.3.1 式に関する用語
 5.3.2 一次方程式の解法
 5.3.3 方程式関数
5.4 座標と関数グラフ
 5.4.1 グラフと座標
 5.4.2 一次関数グラフ
 5.4.3 連立方程式グラフ
 5.4.4 座標の交換
5.5 等号の意味と怪しい用法
 5.5.1 等号の用法
 5.5.2 英文法と等号
5.6 実数の濃度と平面の濃度

虚数情緒

2016-04-20

虚数の情緒、第II部 叩け電卓!掴め数学!4章 無理数:比で表せない数まで読了

id:hyoshiok:20160321:p1 で紹介した最初に読む本、虚数の情緒―中学生からの全方位独学法を読んでいるのだけど、一月経ってもまだ三分の一。やっと三分の一だ。

遅々として進まず。途方に暮れているが、それでも、どうにかこうにか三分の一きた。

読んだところの目次は、1章 自然数:数の始まり、2章 整数符号を持つ数、3章 有理数:比で表せる数、4章 無理数:比で表せない数である

中学生からの全方位独学法なので、説明は簡単で中学生リテラシーがあれば読みこなせるはずであるしかし、読むのに時間がかかる。

本に付箋を貼りながら理解しながら読むので時間がかかる。時間がかかること自体は悪いことではない。

自然数は終わりの数がない。当たり前と言っては当たり前なのだが、ふむふむと理解しながら読み進める。脚注はいろいろ面白そうな本が紹介されている。寄り道したら楽しいだろうなあと思うが、そうすると決してゴールにたどり着けないような気がする。

途中で電卓の話が出てくるが、それも面白い

規則から法則へ、そして再び規則へ(142ページ)、「規則体験する事」の重要性を説いている。

さて電卓である。(233ページ)

0.00000000001を2で割ると0になるという。手元のAndroid付属電卓アプリでやってみても、0にはならない。5.E-12と表示される。これは5*10**(-12)の事。10のマイナス12乗だ。ゼロにはならない。

電卓の誤差。(251ページ)

1/4096*4096は1にならないと書いているが、Androidアプリだと1になった。同様に1/3*3や1/7*7など循環小数も見事1になる。電卓アプリ恐るべしである

イデア論。(290ページ)そのもの本質イデアと呼ぶ。普遍的定義と言ってもいい。『数学の新しい定理を導いた時、殆どのものがそれを「発見」したと言い、「発明」したとは言わないものである』。その心は『「”定理”は既に存在しており、誰もそれを見出していないだけである。そして、その定理自分が”掘り出した”のだ」と考えているからである』(292ページ)

夏目漱石の『夢十夜』で、運慶が仁王像を掘っていく様を、あれは鑿(のみ)で掘っているのではなく、木の中に埋まっている仁王の顔を、まるで土の中から石を掘り出すようにしているのだ、と若い男が解説している、というエピソードを紹介している。見えている人には見えているのだろうなあと思った。(293ページ)

2の12乗根。(312ページ)

絵画や彫刻は、「空間の芸術」で、音楽は「時間の芸術」と呼ぶのがふさわしい。そして、2の12乗根がここで出てくるのである半音とは2の12乗根の事である。(325ページ)

数学音楽がこんなところで融合していたのかとビックリポンなところであった。

誤植と思しきもの

199ページ、6段落目。

誤:平行線の内側にある二重丸で示された角が互いに等しい事である

正:平行線の外側にある二重丸で示された角が互いに等しい事である

あるいは

誤:平行線の内側にある二重丸で示された角が互いに等しい事である

正:平行線の内側にある丸ないしは黒丸で示された角が互いに等しい事である

333ページ

誤:次第に4に近づいていく数の平方根を取る作業を重ねていくと、

正:次第に2に近づいていく数の平方根を取る作業を重ねていくと、


2016-03-21

虚数の情緒、第1部独りで考えるために0章方法序説:学問の散歩道、読了

数学教科書をガッツリ読みたいプロジェクト (id:hyoshiok:20160312:p1) で最初に読む本は虚数の情緒―中学生からの全方位独学法にした。

中学生からの全方位独学法と副題がある。

1000ページを超える大著である。読む前からビビる。一気に流し読みにするというようなことはできない。途中で挫折した人もいる。一気に読むことができないなら、途中経過日記に記すことにする。

数学の本は、読んで考えて理解して、読んで考えて理解することの繰り返しになる。読んでわからなければじっくり考える。じっくり考えてもわからなければもっと考える。それでもわからなければ、とりあえず、そこの部分はなかったことにしてもう少し先まで読む。そして考えて理解してを繰り返す。

理解したことをぼちぼちメモって自分理解確認する。メモを書いている時に疑問が湧くこともある。自分理解が間違っていることに気がつくことがある。そして正しい理解に近づくこともあれば、誤解したまま進むこともある。それを含めての読書体験である

巻頭言

さあ諸君(しょくん)、勉強(べんきょう)を始(はじ)めよう勉強を、数学(すうがく)に限(かぎ)らず、凡(およ)そ勉強なんてものは、何(なん)だって辛(つら)くて厳(きび)しい修行(しゅぎょう)である。然(しか)し、それを乗(の)り越(こ)えた時(とき)、自分(じぶん)でも驚(おどろ)く程(ほど)の充実感(じゅうじつかん)と、学問(がくもん)そのものへの興味(きょうみ)が沸(わ)き起(お)こってくる。昔(むかし)から、楽(らく)して得(え)られたものなんて、詰(つ)まらないものに決(き)まっている。怠(なま)けを誘(さそ)う甘(あま)い言葉(ことば)は、諸君(しょくん)に一人前(いちにんまえ)になって貰(もら)いたくない、という嫉妬(しっと)である。思(おも)い切(き)り苦労(くろう)して、一所懸命(いっしょけんめい)努力(どりょく)して、素晴(すば)らしいものを身(み)につけてようではないか。

原文は初出の漢字にルビがふってあって、中学生でも読めるようにしている。若干やりすぎの気もしないではないが、慣れると気にならない。

構成は、0)方法序説学問散歩道、1)自然数:数の始まり、2)整数符号を持つ数、3)有理数:比で表せる数、4)無理数:比で表せない数、5)実数連続な数、6)実数拡張を持つ数、7)虚数想像された数、8)指数の広がり、9)虚数狭間:全数学の合流点、10)物理学の出発点:力学、11)重力と振子の饗宴、12)波と粒子の狭間で、となっている。1章から9章が数学で、10章から12章が振子の科学となっている。

この大著の最初の0章方法序説学問散歩道を読んだ。最初のうちは数学の話はほとんど出てこないで、なんで数学を学ぶのかとか科学技術のこととか、物理数学関係とか、知性とは何かということについてこれでもかこれでもかと著者の持論が展開される。お腹いっぱいであるが、このような著者の立ち位置を明確にするというスタンスはすばらしい。

理系文系という言い方がある。著者はその分類そのもの有害だと断罪する(58ページ)。

本書を読んで数学を好きになるのか、苦手が克服できるか。読者次第である

0章を読んだだけではあるが、残りの章をじっくり読んでみたいと思った。本書の魅力をほとんど伝えられないのが残念だ。この独特の世界観を是非数学嫌いの人にこそ味わってほしい。



2016-03-19

ICT Design Trek 2016に参加した

はこだて未来大学で開催されたICT Design Trek 2016 (冬)に参加した。

f:id:hyoshiok:20160318145454j:image

SF映画をみて映画世界インタフェースを作ろう!ワークショップです。段ボールやスチロールなどを使って動くプロトタイプを3,4人のチームに分かれて作ります

<動くプロトタイプ

プロトタイプ作成のためにArduinoiPadプロジェクタスクリーン等を用意しています。もしこだわりの機材、使ってみたい機材がありましたら各自持ち込み歓迎です。

https://ed4bffb52a20331e96dfe5eb2a.doorkeeper.jp/events/38387

f:id:hyoshiok:20160317093123j:image

Star Trekを観て、それを題材に映画に出ていない何かを妄想して、それのプロトタイプを作るというワークショップである。(何を言っているかからない。私もよくわかっていなかった)

スター・トレック?/リマスター版スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

Star Trek1960年代に流行った米国の宇宙モノのSFTV番組である。それの劇場版映画1979年に公開された。今回の課題は、それを観て、その世界観に沿った何かを段ボールやスチロールで作るということである

f:id:hyoshiok:20160317093048j:image

4名ないし5名で1チームを作り、3チームで作業をした。それぞれのチームでアイデアだし、模型製作、発表、展示などを行った。

私が所属したチームは、はこだて未来大学学部生3名と私で4名編成だ。午前中にスタートレックのあらすじをジオラマを作って再確認した。

f:id:hyoshiok:20160317113816j:image

その作業を通じて、映画では表現されていないことを見つけ出した。

f:id:hyoshiok:20160317172422j:imageストーリージオラマ再現する)

宇宙船風呂ってどーなってんだろ。シャワーなんだろうか。とかなんとか考えて、宇宙船風呂を作ることにした。

f:id:hyoshiok:20160317162518j:image(絵を描きながらアイデアを出している)

f:id:hyoshiok:20160317161437j:image議論をしている)

スチロール材や段ボールみたいなものを使って実物大モデル工作する。日頃そんなことをしたことがないものから、その作業自体楽しい。ハサミやカッターで作ること自体楽しい。しょぼいんだけど楽しい

f:id:hyoshiok:20160317161419j:imageベット型の風呂イメージしている)

実物大模型なのででかい。人も入れる大きさである

f:id:hyoshiok:20160318124901j:image(循環系)

水を再利用している。

f:id:hyoshiok:20160318130754j:image(全体図)


f:id:hyoshiok:20160318143029j:image世界観表現するためにスタートレックの映画再現した)


f:id:hyoshiok:20160318145933j:image(縦型、シャワー)

人間洗濯してくれる。

f:id:hyoshiok:20160318145917j:image(デザイン案、議論最中に書いたり消したりした)

絵をもとに議論を重ねる。

f:id:hyoshiok:20160318145907j:image(スペースパ)

名前を決めた。当初は人間洗濯機だったのだけど、名称がイマイチだったので変えた。

f:id:hyoshiok:20160318145902j:image(全体図)


f:id:hyoshiok:20160318144854j:image記念写真w)

実物大模型を作ることによってアイデアが具体的に見えてくることを実感した。一方で議論の進め方などのファシリテーションが十分うまくいかなかったという反省もある。この手のデザインワークショップに参加したのは初めてだった。日頃の自分思考方法と全く違ったもの経験できた。

自分絵心が全くないので、今回ほど絵を描けるようになりたいと思ったことはない。絵の練習をしてみたいと思った。(ユーキャンのイラスト講座を受けるべきかと思った)

はこだて未来大学木塚さんには大変お世話になった。ありがとうございました。

2016-03-16

仮想通貨革命、野口悠紀雄著。読了。

仮想通貨革命---ビットコインは始まりにすぎないを読んだ。

話題ビットコインの仕組みを日本語で平易に紹介している。

特に第2章でビットコインの仕組み(ブロックチェーン)について詳細にわかりやすく解説している。

ビットコインは、1)電子署名を用いてビットコインを送る、2)取引P2Pネットワークで維持するブロックチェーンに記録する、3)ブロックチェーン改ざん防止のために、プルーフ・オブ・ワークの計算を課す。(67ページ)という特徴を持つ。

AさんがBさんにXビットコイン送ったということをAさんは自ら電子署名する。その記録をブロックチェーンと呼ばれる取引台帳にAさんは記帳して、それをネットワークに放流する。ブロックチェーンはそのネットワークに参加していれば誰でも見れるし、どんどんコピーされていくので、後からAさんがやっぱやめたとか、取引改ざんすることは難しくなる。さらに第三者がそのブロックチェーンをプルーフ・オブ・ワークで裏書するので、正しさが担保される。

ブロックチェーンという台帳を公開しているので、誰でも改ざんは(原理的には)可能なのだけど、公開鍵暗号を利用した電子署名プルーフ・オブ・ワークによって、現実的にはできない仕組みになっている。

ブロックチェーンの仕組みが大まかに理解できれば、そのインパクトが理解できるようになる。

特別管理主体がないというのが最大の特徴で直感的にはそのようなものがうまく行くはずがないと考えるわけだが、どこの馬の骨ともわからないやつが参加するネットワークがなぜうまくいくのか。

自分はそれを精密に記すことはできないが、ビットコインは、分散管理がうまくいくということを示した貴重な例だと言える。

ブロックチェーンという技術についてはもう少しちゃんと勉強したほうがいいと思った次第である

2016-03-12

数学の教科書をガッツリ読みたいプロジェクト

工学部卒業したので、大学時代数学勉強したはずなのだがすっかり忘れている。小中学校の頃は算数とか数学最初の方は結構好きだったのであるが、高校の中盤から後半にかけてすっかりちんぷんかんぷん理解が遅れてしまい、大学数学はさっぱりだった。

大学物理数学は何のために学ぶのかというモチベーションを見つけられないまま単位を取るために仕方なくこなしていた。

正直言って電子回路設計とか構造体の設計仕事にでも従事しない限り大学時代物理数学日常的に使うということはない。

コンピューターサイエンス勉強ちょっとはしたが、物理数学のような学問に比べると、理論的な積み重ねは薄いし、コンピューターサイエンスサイエンスと呼ぶのはおこがましいような気もしないでもない。

なんてことをつらつら思っていたのだが、最近数学をガッツリ学び直したいと思っている。

数学を学んだところで仕事にすぐに役立つわけでもないし、それによって何か経済的に豊かになるというわけでもないが、趣味としての数学とかを一から学んでみる。

大学初年度で使っている教科書をどうにかこうにか読めるようになるというのを当初のゴールに置いておく。

大学時代は仕方なく単位を取るために学んだのだが、これからは楽しむために学ぶ。趣味数学だ。

数学にはもともと興味があるので興味のある範囲数学を消費する。人類の英知を追体験する。時間軸に沿った散歩になる。おそらく17世紀あたりの数学くらいまではどうにか行けるのではないかと想像するが、20世紀にたどり着くには、どのくらいかかるだろうか。

幸いのことに友人知人に物理数学専門家もいるので、数学の道で迷子になったら彼らの助けを借りて溺れない程度に楽しみたい。

いきなりエベレストに登頂は無理だが愛宕山程度から散歩してみたい。

下記は知人から教えてもらった、田崎先生教科書で、草稿をオンライン無償)で読める。とっかかりはここからにする。

数学:物理を学び楽しむために

2016-02-28

ハッカソンの発表に自己紹介はいらない。デモをしろ。

本日開催した、「声優ハッカソン」に審査員として参加した。

https://apps.rakuten.co.jp/special/rakkathon201602/

声優ハッカソンというのは、プロの声優の声を使ったアプリを作るというイベントだ。何を言っているか、実のところわたしも参加するまでわからなかった。頭の中に?マークがぐるぐるしながら参加した。

f:id:hyoshiok:20160228163743j:image:w360

アプリの題材はなんでもいい。ゲームでもいいし、VRやARでもなんでもいい。ゲームであれば、ナレーションプロの声優にやってもらう。とかなんとか。

2日間でアプリを完成して、最後に2分間のプレゼンをする。

プレゼン評価ポイントデモである。どんなに高尚なアイデアであろうが実装されていないもの価値はない。ハッカソンは作ってなんぼという価値観支配している。

それを勘違いしているグループがいくつもあった。

自分審査員として、どんな作品もなるべくいいポイントを見つけてそこを評価したいと考えている。しかし、デモができないグループや、2分という時間を大幅にオーバーする発表には低い評価しかできない。

ハッカソンプレゼンテーションデモがすべてと言っても過言ではない。

わたし評価軸は、アイデアデモアイデアが良くてもデモが出来なければゼロだ。アイデア凡庸でもちゃんとデモが出来て、動いていれば合格だ。アイデアデモが秀逸であればそれが高評価になる。

そのために限られた時間配分アイデアが固まって実装が出来たらテストなどの安定化プロセスをへたら、デモの練習にエネルギーを費やすことをお勧めしたい。

プレゼンをしている最中に落ちたりしたら最悪だ。そのような事体に陥らないように練習を繰り返す。

機能の追加や修正バグフィックス以外は行わない。ともかく動くものデモする。これを done is better than perfect原則と言うが、ここではそれについては触れない。

作品表現するのはデモであるデモをしながら、その作品のネライや良さをアピールする。それしかない。作品の良さを引き出さない一切の情報は2分と言う限られた時間の中に入れてはいけない。

多くのチームが間違いを犯していた。最初のページが自己紹介になっている。2分のプレゼン自己紹介はいらない。有害である作品を紹介する最良にして最終的な方法デモ完璧にすることである

今回最優秀賞を受賞した作品デモ完璧であった。

Demo or Die (デモなくば、死を)なのである

学生さん質問されたので、そのようにお話をした。

大変楽しいハッカソンであった。

f:id:hyoshiok:20160228192128j:image:w360 審査員からぱちり。

f:id:hyoshiok:20160228185242j:image:w360 審査員のみなさま。審査員会で村井 純さん(慶應義塾大学環境情報学部長教授楽天株式会社社外取締役)や濱 健人さん(所属:賢プロダクション)たちと。

f:id:hyoshiok:20160228201640j:image:w360 審査員の稲川 英里さん(所属:賢プロダクション )、森 正弥さん(楽天株式会社 執行役員楽天技術研究所 代表)、わたしでぱちり。

2016-02-25

職業としての小説家、村上春樹、読了

職業としての小説家 (Switch library)を読んだ。

1)小説家は寛容な人種なのか、2)小説家になった頃、3)文学賞について、4)オリジナリティーについて、5)さて、何を書けばいいのか?、6)時間を味方に付けるーー長編小説を書くこと、7)どこまでも個人的フィジカルな営み、8)学校について、9)どんな人物を登場させようか?、10)誰のために書くのか?、11)海外へ出て行く。新しいフロンティア、12)物語のあるところ・河合隼雄先生の思い出

村上春樹自身が取れなかった芥川賞のことや海外での自作プロモーション方法などを赤裸々に語っている。作家論でもあり人生論でもある。

職業としてのプログラマというフレームを思いついた。

プログラミングについて語ります、というと最初から話の間口が広くなりすぎてしまいそうなので、まずとりあえずプログラマというものについて語ります。その方が具体的だし、目にも見えるし、比較的話が進めやすいのではないかと思います

自身村上春樹の熱心な読者というわけではないが、新刊が出ればちょっと気になって読んでみたりする。「風の歌を聴けからリアルタイムで読んでいるので同時代作家という感じがする。

僕はその前の年に村上龍長編小説コインロッカー・ベイビーズ』を読んで、「これはすごい」と感心したのですが、でもそれは村上龍しか書けないものです。pp247

小説家になるためには本を読みまくる。読書が嫌いな作家はいない。プログラマも一緒だ。優れたプログラマになるためにはプログラムを読みまくる。そんなことを思ったエッセイである

読め。

2016-02-20

デブサミの帰り道に軽く呑んで自分にとってのロックスターの話をした(プログラミング作法を読め)

今年のデブサミはアンオフィシャル飲み会がないそうなので、(相対的に)若い人たちと軽く呑みに行った。知り合いばっかしと呑むというのはいかがなものかと思いつつ、かといっておじさんばっかしというのもどうかと思い、講師控え室にいた智美ちゃんに声をかけ、いそいそとでかけた。

なんかの流れでGOというプログラミング言語の話になり、それを作ったRob Pikeはわたし愛読書であるプログラミング作法の著者で、わたしにとってはロックスターである

プログラミング作法はそれこそ何度も何度も繰り返して読んだ。英語版出張の時にゲットして穴のあくほど読んだ。日本語訳もわりとすぐ出た記憶がある。

当時はC言語プログラムを書いていたので、Cの言語としてのいけてなさにぶつくさ思いをはせながら正しいプログラミングのお作法というのもはなんだろうなあと悶々としていた頃にこの「プログラミング作法」に出会った。

1)スタイル、2)アルゴリズムデータ構造、3)設計実装、4)インターフェイス、5)デバッグ、6)テスト、7)性能、8)移植性、9)記法プログラミングでおさえるべきことを網羅している。プログラミング入門書としてプログラミング作法以降の教科書ですら、上記を網羅していないことを鑑みると、本書の価値現在でも減ってはいない。

特にから8については簡潔に必要最小限のおさえるべきポイントをおさえている。

GO設計するにあたってCでの間違いを修正マルチコア時代プログラミング言語を作り上げた。

UnixとかCとか時代を作った人たちが、そこから学んだことを新しい時代向けに作り上げる。すごいなあ。自分にとってのロックスターだということを(相対的に)若い人たちに熱く語ったのがデブサミ2016の後の飲み会である

f:id:hyoshiok:20160220105122j:image:medium

2014年楽天でGoCon (Go言語カンファレンスで、ゴーコンと発音する)を開催したのだがそのときプログラミング作法サインをしてもらった。

プログラミング作法、一読をお勧めする。

2016-02-13

美徳のよろめき、三島由紀夫著、読了

美徳のよろめき (新潮文庫)を読んだ。

国会議員が婚外セックスをする時代古典的不倫小説を読んでみるというのも悪くない。(これを言いたかっただけ(笑)

無垢なヒロイン、倉越婦人節子が、若いイケメン土屋によろめいてしまうという小説である姦通とか不貞とか背徳とか昨今使われない語彙が頻繁に出てくる。昭和30年代に発表された作品なので電話は出てくるが携帯は出てこない(当たり前だ)

節子と土屋不倫旅行をするシーンもなかなかいい。

2016-02-06

CROSS 2016 に行って来た

勉強会コミュニティCROSS2016に行って来た。チラシ200枚と楽天ステッカー500枚を配布した。

http://2016.cross-party.com/

会場は今年も横浜港大さん橋ホール。天気にもめぐまれ気持ちいい。

及川さん、伊勢さん、森藤さんとのパネルディスカッションに出た。

http://2016.cross-party.com/program/x4

f:id:hyoshiok:20160205170518j:image 会場の様子

f:id:hyoshiok:20160205170515j:image 伊勢さんと森藤さん

f:id:hyoshiok:20160205170509j:image 及川さん

会場から、会社から勉強会の参加が禁止されているという話を聞くのですが、そのような場合はどうしたらいいですか、という趣旨説明を受けた。

世界ソフトウェアで出来ているという時代にわれわれは生きている。ソフトウェアは人が創る。そのためによい人材雇用するのが経営トッププライオリティになる。勉強会への参加や発表を奨励することはあっても禁止することはナンセンスだ。そんなこともわからない経営者の会社には未来がないので、とっとと辞めた方がいい。転職をするめるというのが誠実な回答になる。とかなんとか暴言を吐いた。

及川さんはそれに加えて、会社からYoutubeを観れないとか、Qiitaを観れない会社はつぶれちゃえとますますヒートアップしていた。

いい人材を獲得することが技術系の会社のプライオリティであることは間違いない。当たり前の会社は技術者をちゃんと処遇する。技術者を安く買いたたくようなことはしない。日本ではなかなか当たり前が通用しないのが悲しい。

参加して大変おもしろセッションだった。みなさまはいかがだっただろうか。

togetter まとめ

http://togetter.com/li/934576

http://www.shigemk2.com/entry/cross_2016_engineer

まとめのまとめ

http://togetter.com/li/934599

2016-01-30

リモートチームでうまくいく、倉貫義人著、読了

傳智之さんから送っていただいた倉貫さんの近著リモートチームでうまくいく マネジメントの?常識?を変える新しいワークスタイルを読んだ。ありがとうございました。

わたしじしんは現在在宅勤務をしているわけではないが、いろいろと倉貫さんらの試みについて聞いたり、本を読んでみたりして、想像するに、新しい働き方のひとつであることは間違いないのだけど、マネジメントおよびチームメンバーには高度な専門性や自立性が要求される仕組みだと思った。

会社に行って仕事をするという「従来型」の仕事になれたものにとってリモートでの仕事の進め方には、それなりに必要スキルがあって、チーム運営でのコツが必要かと思う。そのコツについて、本書はこれでもかこれでもかと記している。

在宅勤務の人たちがチームになって働くことをリモートワークと言う。フリーランスの人がひとりで在宅勤務をするという形ではなくて、チームで働くことが特徴になる。

むかし、未踏ソフトウェアプロジェクト従事していた頃、在宅勤務をしたいたことがあった。家族にはあらかじめ理解をもとめていたが、それでも日常的に自宅にいると、ちょっとしたことを頼まれて仕事が中断してしまうことがあった。家族にとっては仕事をしているのかしていないのかが分かりにくいという問題がある。リモートワークには家族の協力が必要というのは本書が指摘するとおりだと思う。このような実践的なノウハウが本書につまっている。

会社に行くことが仕事をすることだと自分も含めて勘違いしているところが多いが、改めて仕事をすることとは何かを問いかける非常によいきっかけになる一冊だ。

東京で会社勤めをしていると過酷な満員電車に1時間以上乗って通勤をすることが珍しくない。(わたしなんかは現代奴隷船だと思っている)地方勤務のいいところは通勤時間の短縮や満員電車に乗らなくてもすむことなどをあげる人もいる。その究極の姿が、通勤時間ゼロのリモートワークに他ならない。リモートワークによるメリットデメリットを上手にバランスをとって実践すれば素敵な人生があるのかもしれないと思った。

本書はそれを実践している倉貫さんチームのケーススタディである。新しい働き方を模索しているすべての人にお勧めの一冊になっている。


2015-12-31

今年もよく歩いた。3年連続年間歩数500万歩越え

今年もよく歩いた。一昨年(5043927)、昨年(5624652)に続き年間歩数500万歩を越えた。3年連続である。(12/30までの実績値)*1

昨年は東海道五十三次や山手線一周なんかを歩いちゃったり、9月からは Ingress を始めたりしたため、11月の時点で年間500万歩を達成していて、さらに通年で月間40万歩を下る月がなかった。

今年は、それに比べると随分落ち着いていて、月間30万歩台の月が2月6月9月12月と6ヶ月もあった。特に会社が9月に二子玉川に引っ越しから月間40万歩を達成していない。8月にIngressがLV16になって、Ingress欲がおさまったためムダに歩くということをあまりしなくなったのも歩数が伸びなくなった原因ともいえる。

はいうものの歩いているせいか、風邪も引かないし、腰痛とかぎっくり腰とかもないので、すこぶる健康である肥満度というか体脂肪率特に問題となるレベルではない。歩く以外これといった運動をしない。歩くだけでストレス解消、健康増進、医療保険費削減に貢献といい事尽くめだ。

体が若干硬いので、ストレッチとか柔軟体操なんかをして、体も心も柔らかくしたいと思う。怪我もしにくくなりそうだ。

12345 6789101112total
2012283740 293135 296967 279559 302958 302025 297354 305660 276634 349358 315477 357783 3660650
2013352739 434632 386880 412944 419847 392677 405226 471046 386020 406772 385983 5877505043927
2014440867 403852 493074 439495 428917 465034 412872 484037 523405 502709 518291 512099 5624652
2015 529879 348984 406319 493469 473982 350083 451526 671315 311881 342236 380556 336399 5096629

2015-07-14

OSS Hack Weekendに参加した

楽天スポンサーになっているOSS Hack Weekendという学生向けのワークショップ形式勉強会に参加した。プログラミングが好きな学生のための成果発表 OSS Hack Weekend | SEゼミ

一応、学生向けということもありスポンサーからバリバリハッカーメンターとして参加して、ハンズオンを支援する。学生経験豊富なエンジニアからメンタリングを受けられ、企業は優秀な学生とのコンタクトを得られる。Win-Winな関係がある。

f:id:hyoshiok:20150712100123j:image

(会場)

勉強会エバンジェリストのわたしとしては会社枠で物見遊山的に参加した。(メンターじゃないのかよ>自分

4回シリーズになっていて、

という構成だ。

須藤さんが講師役で、大まかな作業の流れを示す。ゴールとしてはOSSへPull Request (PR) を出す。出し方を学ぶ、実際に経験してみるというのが今回の特徴である参加者学生)が選んだOSSをそれぞれの参加者が実際に動かしてみて、問題発見し、githubのissueを書いて、可能であれば、パッチなどを書き、pull requestをupstreamに送るという作業をする。

言語ごとにグループ分けをして、それぞれのグループにメンターがつく。直すOSS学生自分で決める。興味のあるOSSを選ぶというのが最初ポイントになる。

わたしはC言語にはちょっと土地勘があるので、というか、C言語くらいしか土地勘がないので、C/C++のグループに座ってみた。

今回担当した学生さんが選んだのが、Gnu EmacsとかRustとかbhyveとか、非常に骨のあるプロダクトだ。

前回のOSS Hack 4 Beginnersで、OSS開発の大まかなワークフローは学んだので、今回はそれの実践編になる。前々回で、GitGithubの基礎を学んだので、PRがどうだとかIssueがどうだとかいリテラシーはある。今回は、それらの基礎的な知識を駆使して、実際に本家PRを出すと言う経験をしてみる。

この手のワークショップは学校では教えてくれないし、企業でも現場経験するしかなくて、研修コースとして整備されているものはほとんどない。

OSSにどう貢献するかということに関して言語化されたものとして、例えば下記のUpstream Trainingが有名である。どうしても断片的なコミュニティー特有の事情が出てしまうのだが、それでもないよりは遥かによい。

https://wiki.openstack.org/wiki/OpenStack_Upstream_Training/Info/ja

問題発見してコミュニティとのやり取りの最初は多くの場合質問コミュニティに投げることになる。自分の期待する動きと違うことを発見したときに、それをいきなりバグだと声だかに言うのではなく、開発者意図確認するために質問する。それが意図したものであれば、その意図を聞く。

意図したものでない場合に初めてバグの可能性があることになる。

パッチ作成してPRを投げる。

もっといい方法があるかもしれないし、すぐに取り込まれることもあればリジェクトされることもある。それをオープン議論する。

問題認識していることを言語化して何が問題で、それをどう直したかなどを説明する。これらは平易な英語で書く。

GNU Emacsなど老舗のFLOSSはGithubホスティングされていない。メーリングリストでやりとりをするのが開発プロセスであるPRという言葉が出てくる前から存在するので、そこのお作法に則った作業が必要になる。

GithubによってPRというパラダイムシフトが起こったということを再度認識した次第である

でもって、各参加者がもくもくと作業をしている間、試しにGNU EmacsやRUSTのソースgit cloneしたりした。ついでにREADMEやらINSTALLなどを読んで $ ./configure; make; make installなどをする。

f:id:hyoshiok:20150712184319j:image

(ワタシハリナックスガチョットデキル)

わたしのMacCPUぶんぶん回っている感じがいい。

わたしが何か指導をするとか言うことも特になく、そもそもGNU Emacsについて一家言持つなんて言うのは百年早い感じがするので、作業を眺めているくらいしか、貢献できない。rustなんかは初見だし、bhyveに至っては初めて聞いた。

ということで、適度にお茶を飲みながら雑談をする。おじさんてきにはOSSいいよねー、楽しいよねー、みたいな毒にも薬にもならない話ばっかりで申し訳ないっす。

一方でメールの書き方くらいは相談に乗れないこともないので、PR構成についてあれやこれやアドバイスらしきことをした。

パッチそのものの説明ではなくて、何が問題かということを説明する。それがWhyである。それをきちんと説明できれば勝ったも同然である別に勝ち負けを争っているわけではないけど。

GNU Emacsに果敢にチャレンジした学生さんは、大きなプロダクトなので、ドキュメント不具合などを発見して、それに対する提案を書いた。

そんなこんなでそれぞれがPRを書いていた。PRを出すと、☆のシールを参加証にはって貰う。

OSSの開発のプロセスの一端を経験したことになる。怖くないということを知って経験を積んだのがこのイベントハイライトである

参加者40名くらいに30名くらいのメンターがいて、ワークショップ環境としては素晴らしいものであった。メンタリングがほぼマンツーマンで受けられる。

この手のワークショップイベントが増えて行けばOSSの貢献も増えて行くのではないかと思った。

学生向けだけではなく社会人向けのワークショップが強く望まれるのだが、コストをどう回収するのかとか課題は多い。そもそもメンターを30名も集められないし、スケールする方法も思いつかない。持続可能なビジネスモデル発見できればすごいことになると思う。

おまけ

なかなか学生さんと打ち解けることが難しい感じだったんだけど、昼休みになぜかIngressの話題になって、 hyoshiokさんイングレスやってんすか?リチャでオニキスっすか、まじすげー、A15なんすか、ちょーすげーっす、と筑波の学生さんとの距離がイングレスのおかげで急激に近づいた。筑波のポータル密度東京のそれとは随分違うので全く異なるゲームをやっている気分なんだろうなあと思った。

2015-02-28

Regional Scrum Gathering Tokyo 2015に参加した。 #rsgt

Regional Scrum Gathering Tokyo 2015に参加した。

Regional Scrum Gathering Tokyo 2015: Schedule

Day 1 program

Regional Scrum Gathering Tokyo 2015: Schedule

からJames Coplienの話を生で聞けるなど豪華なセッションがあって、お得感満載なイベント産業技術大学院大学スポンサーになっていてenPiTのちらしなどを配布していた。弁当もがっつりでていた。美味しかった。

f:id:hyoshiok:20150301074619j:image(James O. Coplien)

スクラムについての誤解などを解説、議論していた。わたしはスクラムの基本を彼から習ったので、そーゆーもんだと思っているが、ちまたに流布されているスクラム的なあれやこれやについて、それは違うというスタンスで解説した。ある意味、そもそもなんでスクラム必要なのかというところに立ち返るので、スクラムマスターがいなくちゃいけないとかプロダクトオーナーがいなくちゃいけないとか、そーゆー形式的なところにとらわれてはいかんというお話である自律的な開発ができるとか、リスペクトを忘れないとか、信頼をするとか、そのような価値観実践することが重要である。若干、エキセントリックに、あるいはエネルギッシュに話をするので、原理主義的に感じることがなくはないが、思想は一貫している。日本には、おもてなしの心があるので、スクラムを導入しやすいという持論を盛っている。


f:id:hyoshiok:20150301074617j:image(竹葉さん)

産業技術大学院大学 enPiT受講生の竹葉さんの発表。2014年度PBLで「あいまいらんち」というサービスを作った。その経験お話しした。

もともとスクラムには興味があって、昨年のScrum Gathering に参加し、スクラムへの違和感、なんか違う感をモヤモヤ持っていた。QConで永瀬さんのenPiT PBLのLT(lightning talkというショートプレゼン)を聞き、enPiTに参加してみることにした。講義を受講してPBLで実際に「あいまいらんち」というサービススクラムで作った。*1 そこで得た気づきを発表した。授業なので仕事と違って、「失敗をすること」を奨励される。試してみて、うまく行かないことを経験できる。そこから学びとれる。仕事場合は、「失敗」ということは許されないので、同じ結果だとしても、「成功」したものとして報告される。仕事ではなかなか経験できない試行錯誤経験することができた。

f:id:hyoshiok:20150301074618j:image写真を撮る猫耳をつけた川口さん(右端))


f:id:hyoshiok:20150301074616j:image(椎葉さん)

スクラムマスターなんていらないという主張はCopeさんの発表と通じるものがある。自社での開発経験スクラム開発方法論の文脈で語って行った。

自分エンジニアとして働きやすいチームを作るのが自分のゴールとして設定し、そのゴールを達成する障害をみつけて一つ一つ解消して行く。エンジニアに対する低い期待値に異を唱える。プロジェクトを通して成長することを期待する。ちいさな失敗を早めにすることによって学んで行く。みんなが働きたいと思う組織をみんなで作るというのが本当のゴールだ。組織というプロダクトをみんなで作る。みんながプロダクトオーナーだ。楽しいスクラムマスターはいらない。

椎葉さんの独特のかたりでぐいぐいと聞いている人たちを引きつけた。付箋を使ったプレゼンテーションスタイルは素敵だ。椎葉メソッドと呼びたい。作り方を教えてください。

f:id:hyoshiok:20150301074615j:image(Agile adoption - Vietnamese IT Higher Education)

セッションそのものには出ていなくて、最後ちょっとだけを後ろから聞いた。IT教育におけるアジャイル技法を試してみたというお話らしい。

f:id:hyoshiok:20150301074614j:image大学でのIT教育におけるアジャイル開発の取り組み)

f:id:hyoshiok:20150301074613j:image

産技大から中鉢さん、永瀬さん、東工大森本さん、はこだて未来大学木塚さん、筑波大学、嵯峨さん、渡辺さん、今川さんが発表した。パネルディスカッションというよりもショートプレゼン

内容はenPiTでの教育内容とそこでの気づきなど。

実践的なIT教育を行うためにはいろいろな試行錯誤必要で、そのひとつとしてPBL (Project Based Learning)というのがある。大学教員が必ずしもソフトウェア開発経験者でもないので、従来の教員が教える方法には限界がある。演習のような答が決まっている問題を解かせるのではなく、実際のプロジェクトとして学生にシナリオのない問題を解かせることによって経験をつませるという方法論になる。様々な大学がその取り組みをはじめた。筑波の今川さんは学生としてPBLに参加していて、その経験を話していたが、教員とはまったくことな視点が非常によかった。教員はすごくうまく行っていると思っているのだが、学生モチベーションは非常に低いというような事例は、管理者と非管理者というロールでもよくありがちなことで、それに気がつくというのはPBLならではなのかもしれない。

いろいろな試みがあり、非常に面白いイベントであった。

川口さん、永瀬さんはじめとする実行委員のみなさま、素晴らしいイベント提供していただき、ありがとうございましたー。

2015-02-27

金曜日はタモリ倶楽部だ

二週連続JR鶴見線、南武線を行く。先週は空耳アワーをすっ飛ばしたので、今週は二週分の空耳アワーだった。なんとお得な。

いつかは出たいタモリ倶楽部。

f:id:hyoshiok:20140222003121j:image

2015-02-26

一回休み

いろいろとお休みしたい気分で、すごろくで言うと一回休み

人生におけるプライオリティってなんなんだろう。とか、ガラにもないことを考えてみる。健康ニコニコ笑って生活できれば、それだけで十分だな。お酒と美味しいものとか、いろいろ言い出すときりがなくなるから家族幸せが一番だ。というわけで、オチがない。

2015-02-25

シェルスクリプトマガジンに寄稿した

シェルスクリプトマガジン vol.23寄稿した。

同誌の記事の中でもっとシェルスクリプトから遠いおちゃらけの記事になっていると思う。読者諸氏の感想を聞きたい。

新連載。よしおかひろたかIT散歩日記。(いったいどんな記事なのか皆目検討がつかない)

2015-02-23

EGMサミットに顔をだした

EGMサミットに参加した。

f:id:hyoshiok:20150228222857j:image

EGMサミット2015 "会社というコミュニティーでやりたいこと" - EGMサミット参加者コミュニティー | Doorkeeper

テーマに対するショートプレゼンテーションとその後のパネルディスカッションという形式で開催された。

諸般の事情で途中で失礼したが、ゆるい感じの発表が心地よかった。最後まで参加できなかったのがちょっと残念だった。

2015-02-22

大人の休日10周年パスがすごい

大人の休日10周年パスというのが、4日間JR東日本乗り放題で15000円。新幹線も乗れるので、超お得だ。ただし、大人の休日倶楽部会員限定なので、満50歳以上でないと利用できない。若い人はごめんなさいだ。

大人の休日倶楽部:JR東日本

JR東日本全線(新幹線を含む)に加え、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、富士急行線、伊豆急行線の特急急行快速普通列車普通車自由席およびBRTが4日間乗り降り自由です。

新幹線も含んで乗り放題というのがすごいなあ。

2015-02-21

産業技術大学院大学(AIIT)2014年度enPiTプログラム成果発表会に参加した。 #enPiT

産業技術大学院大学で開催しているenPiTプログラム成果発表会に参加した。前日に続いて、こっちは産技大で開催したPBL全チームでの発表となる。全チームによるプレゼンテーション成果物デモ、そしてパネルディスカッションという構成だ。

ファイルが見つかりません

f:id:hyoshiok:20150222113559j:image川田誠一産業技術研究科長)

川田先生のご挨拶からはじまった。

グローバルコースは英語での発表になっていて、意欲的な構成だった。来年グローバルコースのミーティングにも時々おじゃましてみたいと思った。

参加者による投票によって、最優秀賞、優秀賞を選んだ。

f:id:hyoshiok:20150222113600j:image(チーム土曜日、最優秀賞)

f:id:hyoshiok:20150222113601j:image(チームwassermann、優秀賞)

おめでとうございます

なお、下記に、それぞれのソースコードサービスなどへのリンクがある。

GitHub - aiit-enpit/2014s: 2014年度スクラムによるWebアプリケーション開発コースのリポジトリです

打ち上げは、盛り上がった。へべれけであったw

2015-02-20

enPiTビジネスアプリケーション分野ワークショップ(筑波大学東京キャンパス)に参加 #enPiT

筑波大学東京キャンパスで開催された、enPiTビジネスアプリケーション分野ワークショップに参加した。

わたしが受け持っている産業技術大学院大学(AIIT)で開催したPBLについてのパネルディスカッションにも登壇した。

enPiT BizApp分野ワークショップ2014 | enPiT BizApp × 筑波大学

f:id:hyoshiok:20150222110701j:image琉球大学チームIRohash)

産業技術大学院大学参加者は琉球大チームを除くとほとんどが社会人学生という特徴がある。他大学のチームが、大学院生主体としたチーム編成となっているのと好対照である社会人なので本業があり、毎日学校に通学するわけではない。対面で話をするのは週に1回程度になる制約の中どのようにチームを運営して行くかを経験しながら学んで行く。

スクラムによるウェブ開発を主題としているのだけど、毎日デイリースタンドアップミーティングができるわけではないので、スクラム原理主義的な立場の人からは、スクラムではないと批判を受けそうなコースである

一方で毎日同じ場所にいないという制約がかされたチームだけに、その制約条件をチャットなどを上手に利用することによって克服するという経験を積むことができる。

様々な価値観をPBLという枠組みの中で体験し、実感値として会得して行く。教室で習ったスクラム言葉を知識として理解しただけでは実践できない。実際にやってみてもうまく行かない。何度も何度も繰り返す中で徐々に実践できるようになる。そのような11である

例えば、Demo or Die (毎週作成途中のウェブサービスデモする、奇麗な発表用のパワポを作る時間があったら、サービスブラッシュアップにエネルギーを注ぐ)という価値観参加者全員で共有する。最初はうまく行かなくてもだんだんリズムを掴んで来てできるようになる。

知っていることとできることに大きな差があるということを経験する。

今回、発表した中で、投票によってチーム土曜日「タビノタネ」が最優秀賞を受賞した。おめでとうございます*1

前日にパネルディスカッションの打ち合わせと称して産技大で呑み会を行ったのだが、へべれけになりながらも、いろいろなことをお話できてよかったと思う。

PBLというのは知識を教える場ではなく、学生が何かを学ぶ場である教員が教えるのではない。学生が学ぶのである。教えない教育というのを極めて行きたいと思った。

2015-02-19

デブサミに行った。ドワンゴの川上さんの話が面白かった。 #devsumi

キーノートドワンゴ川上さん。はじめて講演を聞いたのだが、キレキレで面白かった。言いたい放題。

f:id:hyoshiok:20150221101401j:image

クラウドの登場でウェブエンジニアが簡単にサービスを作れるようになった。それがエンジニアの質の低下を招いているのではないかという指摘をしていた。

f:id:hyoshiok:20150221101402j:image

スクリプトエンジニアコンピュータの動作原理を知らないエンジニア、性能の理論限界計算できない、開発手法宗教的依存度が高い、自分の頭で考えるより結果をググって覚えるだけ。二流のエンジニア大量生産という現象を指摘していた。

自分の会社の会長が、エンジニアdisるというのは自分がその会社にいたらちょっときついなあという印象を持つのだけど、ベースには技術者に対する愛があるので、ちゃんとコンテキスト理解すれば、そんなこともないのかなと思った。

一つ一つを文脈を無視して切り取ると誤解を招きかねないフレーズである技術者に取ってのレッドオーシャンを避ける戦略本質的重要で、結局は真摯自分技術力を高める以外に方法はない。当たり前のことを主張しているのである

2015-02-18

雨とか雪とか

雨とか雪とかが降ると寒い散歩ができない。今月はなぜか散歩量が少ない。 Ingress でグリフハックをやると歩く距離がかせげない。春になったら東海道五十三次も再開したい。

2015-02-17

質問される力

セミナーとか勉強会で話をしていて、あるいはそのような勉強会主催していてよくある悩みの一つが質問が出ないというのがある。

質問がでないのは、日本人奥ゆかしいのだとか、質問するのが恥ずかしいとか、文化的な何かにその原因を求める人もいれば、講師の発表がそもそも質問を前提としていないとか、セミナーの形式にその原因を求める人もいる。

原因はなんであれ、一方通行のセミナーより、インタラクティブ質疑応答が活発にあるものの方が、参加者にとっても講演者にとってもメリットが多いと思うのだが、なかなかその価値観が共有されていない。

その問題についてFacebook話題になっていたので、ちょっと考えをまとめてみた。

なぜ質問必要なのか。なぜ質問重要なのか。

勉強会などで質問が求められるのはなぜなのだろうか。もちろん質問を受けることを前提としないセミナーや講習というものはある。そうではなくて自主的勉強会などで質問奨励されるのはなぜなのだろうか。

勉強会の題材が暗記物の授業のような場合講師がひたすら教科書朗読するという姿はかつて学校時代によくあった。そこでは特に質問をすることは奨励されていなくて、ひたすら黒板に書かれた教師の言葉ノートに写して行くというようなスタイルだった。教科書に正解は書いてある。教科書が正解の世界だ。

一方でIT系勉強会場合、題材となっているトピックスに正解がない場合が多々ある。講師も、自分ベストエフォートの中で自分理解を話すために、それが絶対唯一無二のものとは言えないもの議論していることが多い。そもそも定番教科書すらない。

勢い、自分の体験から来たケーススタディだったり、一般化するにはまだ十分吟味されていないものだったりする。

そのような状況の場合参加者講師との間のディスカッション価値を生む。自分はこう考える、自分環境では、かくかくしかじかになったというような議論参加者の中で理解を深めることに繋がる。

われわれが題材にしているものの多くは正解がない。ますます正解のない問題を解かねばならなくなっている。

そして、そのような問題に対しては積極的質問から議論が始まる。

もし、そのような議論がない一方通行の講義だけだとすると、講演者にも気づきのチャンスが得にくく、参加者に取っても深い理解に至らず、双方にとって残念な状況が発生する。

活発な議論は、参加者ちょっとした貢献によって、参加者(貢献した人)の人数に比例して価値高まる多様性のある意見が表明されれば、自分の思いもよらない観点から理解が深まる。

なかなか理想的質疑応答というのは難しいのであるが、参加者と講演者が一体となって場を作って行くというイメージになる。

質問活性化するにはどうすればいいのだろうか

内輪の勉強会と違って、知らない人が多い勉強会では、質問することに心理的なバリアを感じる人が多い。わたしは、それは場数を踏めば克服できると考えているが、最初の一歩を踏み出せない人がほとんどだと思う。学校で質問する方法を習った人はいない。質問することを奨励するという学生生活を送ったという人には会ったことがない。日本固有の問題なのかどうかはわからないが、そのような傾向があることは否めない。

できない理由を100個並べても物事は前に進まないので、質問活性化する方法を順不同で考えてみた。

隣の人と自己紹介をする。知らない人の中で質問をすることは勇気必要だ。こんなことを聞いたらバカにされてしまうのではないかという漠然とした恐怖感を持つ。そこで、アイスブレークとして、隣の人と自己紹介をする。主催者は、自己紹介タイムを設けることによって場を暖める。

サクラ質問者を用意する。どんなレベルの質問をすればいいのかよくわからないので、非常に低レベルな、一見くだらない質問サクラにさせる。他の参加者は、あの程度の質問でいいのかと安心して敷居が低くなる。

お菓子を配っておく。ティーブレークなどで雑談をする。雑談の中で質問が出たりする。その質問を拾って、議論を膨らませる。

Twitter質問を書かせる。挙手をして質問をするのは敷居が高いが、ネットでは強気だ。という人向けの方法である

アンケート用紙に質問を書かせる。Twitterよりもアナログだが、ネット環境がなくても出来るメリットがある。

あらかじめ質問を受け付けておく。講演内容にそった質問をあらかじめ受け付けておく。参加者にも質問を考えさせて能動的に受講する動機づけにもなる。

ビアバッシュ(ビールなどを呑みながら勉強会を行う)。アルコールの力を借りて「質問をする」という羞恥心を低減する。わたしが最も好む方法でもあるが、呑み会での勉強会というのは意外と盛り上がるのである

質問者がこんな質問みんなに笑われるのではないかとかバカにされるのではないかという恐怖心や羞恥心を持つから質問ができないという人がいる。誰も質問をしている人のことなんか気にしていないので、典型的自意識過剰であるあなた自意識過剰だ指摘したところで質問がぼこぼこ出てくる訳ではないので、結局のところ、その羞恥心をどのように解消するかが一つの鍵になる。

そのテクニック自己紹介であったりお菓子を配ったりビールを呑んだりであったりするのはちょっと残念な気がしないでもないが、それでも質問がでないより出た方がいいとわたしは思う。

質問者は、講演者以上に、質問をすることによって主体的議論に参加でき、理解を深められもっとも美味しいポジションにいる。そのメリットは計り知れない。

自分は、質問をすることが自分のためになると思っているので、この十数年、勉強会では最初質問するようにしてきた。質問者という芸風で、最近では質問の挙手をするだけで、くすくす笑いが起きるようになった(本当かいな)。

質問がないより質問がある勉強会が当たり前になったほうがいいと思っているので、ばかみたいにやっているのだけど、なかなか当たり前になっている感じがしない。

質問者を増やすことも重要だけど、質問される力(質問がいっぱい出てくる場を作る力)が重要なんだなあと思った。

セミナー形式から脱する

アンカンファレンスダイアログ、フーチャーセッションワークショップハッカソン、などなど参加者同士の対話によってなりたつセッション最近増えて来ているのは、単なる講義だと、議論が深まらないということにだんだんいろいろな人が気がつき始めたからなのではないか感じている。単なるセミナーなんかやっててもつまんないし(主催者側としてね)

質問される力をもっと蓄えたいと思った。

f:id:hyoshiok:20150218222334j:image

カーネル読書会なんかは、質問力のある人がいっぱい参加しているので(というかそーゆー場が欲しいと思って作ったから)、質問される力を養うには、あまり適していないかも知れないが、勉強会主催者にとってのファシリテーション力の一つとして、「質問される力」をつけるのが必要かなと考えた次第である

2015-02-16

#ingress Level 13になった

2014年9月頃にはじめたIngressもついにレベル13になった。1月は転倒して、Nexus 7液晶を破損し修理に3週間ほどかかったので、その間お休みしていたが、やっとレベル13になった。

f:id:hyoshiok:20150217212240j:image

やったー。

connectorというメダルリンクを張って行くと、50本で銅、1000本で銀、5000本で金メダルになる。今回リンクを5000本はって金メダルをゲットして、結果としてレベル13になるのに必要メダル数、AP値をクリアした。

f:id:hyoshiok:20150217212242j:image

リンク数が残り24本だったので30分早起きして会社に行く前にIngressをして達成した。早起きは三文の徳。

最近ではグリフハックもやるようにした。

下記は3週間休んだ後のweeklyのアクティビティの数値。

f:id:hyoshiok:20150217212241j:image

3週間休んでいると、見事なまでに0(ゼロ)がならぶ。

trekker(歩いた距離)は、毎日やっていれば自然と増えるので、これの黒メダル目標にする。recharger(ポータルをチャージした量)も地道に増やすことができるので、これも黒メダル目標とする。

プラチナメダル狙いはグリフハックとミッションかなと思う。

今までの足取り

level date
A8 10/06/2014
A9 10/31/2014
A10 11/27/2014
A11 12/05/2014
A12 12/28/2014
A13 02/16/2015

2015-02-15

文化庁メディア芸術祭に行って来た。

第19回文化庁メディア芸術祭

f:id:hyoshiok:20150215231934j:image

国立新美術館。はじめて行った。白金台方面からイングレスをしながら、天現寺、広尾、西麻布、乃木坂と散歩した。寒かった。

f:id:hyoshiok:20150215231933j:image

f:id:hyoshiok:20150215231932j:image

なぜか、イングレスエンターテイメント部門大賞。

Drone Survival Guide

Drone Survival Guide. ドローン無人飛行機)は兵器にも使われているし、今後は商品の配送にも使われるようになるだろう。2012年に発表された米FAAの予測によると20年以内に3万機以上の無人飛行機が米国で飛んでいるという。

のらもじ発見プロジェクト

のらもじ。街中にみられる手づくりの書体。それをもとにデザインした書体。いいね

D

鉄拳のパラパラ漫画。信濃毎日新聞とのコラボ

遅く行ったのでゆっくり観れなかった。平日行くといいと思った。受賞作についてあらかじめ予習して行くともっと楽しめるかと思った。漫画とかアニメとか全然知らないので読んでみたいと思った。

2015-02-14

雨の狩人、大沢在昌著、読了

雨の狩人を読んだ。

大沢在昌と言えば、新宿鮫だが、こちらは新宿署の一匹狼刑事・佐江の物語。「狩人シリーズははじめて読んだ。新宿鮫と違って、色っぽい話は一切出てこない。ひたすらハードボイルドである

新宿のキャバクラで、不動産会社の社長が射殺された。捜査に当たった新宿署の刑事・佐江と警視庁捜査一課の谷神は、その事件の裏に日本最大の暴力団である高河連合の影があることを突き止める。高河連合最高幹部の延井は、全国の暴力団の存亡をも左右する一世一代の大勝負「Kプロジェクト」を立ちあげ、完全無欠の殺し屋を使い、邪魔者排除しようとしていた。佐江、谷神と高河連合が、互いの矜持と命をかけた“戦争”を始めようとする中、プラムと名乗る一人の少女が現れる。進むことも退くこともできない暗闇の中にいた佐江は、絶望をたたえたプラムの瞳に、一縷の光を見出すが…

ちょっと長いが、一気に読んだ。一日家にいることになった。

2015-02-13

暗渠の話とリンク

図書館暗渠関係(どんなカンケーだよ)の本を借りて来た。備忘録としてリンクを張っておく。

東京ぶらり暗渠(あんきょ)探検 消えた川をたどる! (洋泉社MOOK)は、ムック写真がいっぱいあって観るだけでも楽しい神田川渋谷川、目黒川そのぞれの支流暗渠について書かれている。そして江戸城のお堀もカバーしているので、東京都心の主な川と暗渠を網羅しているお手軽なガイドブックだ。お勧めしたい。またページ数も100ページちょっとなので携帯するにも便利だ。

地形を楽しむ東京「暗渠」散歩は、上記の渋谷川神田川、目黒川に加え、呑川(のみかわ)、石神井川それぞれの支流、上水・用水の暗渠を網羅している。各支流の地図だけではなく現地取材をもとにした多数の写真もあり、暗渠を巡る散歩をするときの必須の一冊になっている。

暗渠散歩には地図がかかせない。お手軽なところはグーグルマップを表示しながら散歩ということになるが、できれば国土地理院の1万分1の地図を携帯したい。残念なことに渋谷、新宿辺りの地図は品切れで簡単に入手できないのが玉に瑕である

地図の読み方については、地形図の手引きお勧めである

地図の書体は明朝体とゴシック体が利用されているが古い地図には隷書体が使われているというようなムダな知識を仕入れることができる。

かつての地図は日本測地系を利用していたが、2001年の測量法改正にともない世界測地系へ変更され、国土地理院発行の地図も徐々に世界測地系へと変更されている。

日本経緯度の原点は東京都港区麻布台二丁目十八番地一号の旧東京天文台子午儀(しごぎ)のおかれていた場所にあったが世界測地系への変更にともない東経139度44分28.8759秒、北緯35度39分29.1572秒に改められた。

リンクなど

東京ぶらり暗渠(あんきょ)探検 消えた川をたどる! (洋泉社MOOK)執筆者

本田東京の水 2009 fragments

黒沢永紀 廃墟徒然草 -Sweet Melancholly-

福田伸之 世田谷の川探検隊

三土たつお ミツチフォリオ

@nifty:デイリーポータルZ:暗渠にもぐる

デイリーポータルViewer

地形を楽しむ東京「暗渠」散歩執筆者は上記に加え

高山英夫 東京Peeling!【とうきょうピーリング!】

吉村暗渠さんぽ