ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

虚虚実実――ウルトラバイバル このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-07-23 光文社古典新訳文庫と望月通陽:面白い表紙

光文社古典新訳文庫望月通陽面白い表紙 14:13 光文社古典新訳文庫と望月通陽:面白い表紙を含むブックマーク 光文社古典新訳文庫と望月通陽:面白い表紙のブックマークコメント



光文社といえば、「カッパブックス」「カッパノベルスシリーズが思いうかぶように、このシリーズが必ずしもインテリ層の支持を受けていたわけではなく、どちらかと言うと、通俗的作品群として認識されていたという感がありました。その光文社が発行する世界の名著、わけても小説叢書であるという光文社古典新訳文庫、あまり光文社出版物であるという意識を持たずに、これまでの拙ブログではチェーホフの「桜の園」などもこの叢書から選んで読んだことがありました。


その出来栄えは確かに通俗的ではありません。立派な叢書だと思います。それから、ここが重要なのですが、この文庫本の表紙絵を一手に請け負う「望月通陽:もちづき・みちあき」さんの絵が「良い味を出して」います。短いながらもwikiから引用すると


望月 通陽(もちづき みちあき1953年―)は、日本美術家、染色家、造形作家ブックデザイナー

静岡市出身。県立静岡工業高校工藝科卒。染色、陶芸ガラス絵、紙版画、リトグラフ、木彫、ブロンズなど多様な手法を用いて独自作品世界を築いている。「宮本輝全集(全14巻)」など装幀も多く手がけ、1995年講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。画文集「道に降りた散歩家」で2001年ボローニャ国際児童図書賞次席受賞。作品集に『円周の羊』などがある。


そんな表紙絵の一例として、以下の本は如何でしょうか。サン=テグジュペリの「人間の大地」の表紙です。なにやら一筆書きでえいや!と一気に描いたようですが、この人物はたしかに「大地」を抑制制御しているかのように見え、さあ、どんなお話なのかと読む者の想像力に訴えかけるものがあります。これが岩波文庫では、どの作品の表紙も似たり寄ったりで、とくに魅力を感じないとも思われます。まあ、望月さんの絵は面白いです。この絵について、なにやら数学トポロジー位相幾何学)のメビウスの帯との類似性をも想起されます。


人間の大地 (光文社古典新訳文庫)

人間の大地 (光文社古典新訳文庫)


光文社古典新訳文庫について。(wiki


光文社古典新訳文庫(こうぶんしゃこてんしんやくぶんこ)は、光文社が発行している文庫本レーベル2006年9月創刊。キャッチコピーは「いま、息をしている言葉で」。


文学作品から哲学書まで、古典と呼ばれる作品現代の読者にも読みやすい日本語で新訳するのがコンセプトの文庫シリーズ。表紙のイラストはすべて望月通陽装丁作品言語圏別に5色に分類されている(青色フランス語イタリア語圏赤色ロシア語圏茶色ドイツ語圏緑色英語圏、桃色はその他、スペイン語圏・近代中国語・古典日本語・古代ギリシャ語・ポルトガル語圏)。


2008年にはドストエフスキーカラマーゾフの兄弟』(亀山郁夫訳)の売上が全5巻合わせて100万部を突破したと発表され、社会現象にもなった。一方で翻訳に対しては批判もあり、野崎歓訳『赤と黒』は編集部も交えた論議を呼んだ(野崎歓#『赤と黒誤訳論争)。




幾つかの作品と表紙を列挙してみます。



黒猫 / モルグ街の殺人

黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫)

黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫)


変身 / 掟の前で 他2編

変身,掟の前で 他2編 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1)

変身,掟の前で 他2編 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1)

アンナ・カレーニナ

故郷 / 阿Q正伝

故郷/阿Q正伝 (光文社古典新訳文庫)

故郷/阿Q正伝 (光文社古典新訳文庫)



言語圏と表紙絵の色、たしかに一致していましたか?



今日のひと言:群馬県高崎市本部を置く「文真堂」は、創業時、某スーパー一角を借りていたのですが、あっさりそのスーパーを追い出され、一からやり直し、低年齢層に受けそうな漫画とかを置いて売り上げを伸ばしました、そして新展開として、専門書をこそ大いに扱う「ブックマンズ・アカデミー」という店舗県内に2箇所設け、迂遠だったけど、群馬県第一級の書店に成長しました。この書店の姿と光文社の姿が二重写しになります。





今日一品


@生ゆばの刺身


f:id:iirei:20170723143149j:image


湯葉(ゆば)は、大豆製品の一つで、豆乳を加熱し、表面に浮いてきた膜を掬い取って作ります。今回食べたのは、一見豆腐に見えますが、層をなして湯葉が入っていました。美味しくて1パック200円前後というのが良いです。

 (2017.07.17)



バイアムゴマ和え


f:id:iirei:20170723143348j:image


これまでも取り上げてきた夏の貴重な葉物野菜バイアム。淡泊な味が良い栄養野菜です。私は今年、昨年タキイ種苗から買った「イロコイナ:色恋菜=色濃菜」という種類を採取して、今年蒔きましたが、よく育っています。


http://d.hatena.ne.jp/iirei/20160612#1465701611

  :私がこれまで作った、変わった野菜:イロイロあるぞ。(参考過去ログ

 (2017.07.20)



@マーボーナス


f:id:iirei:20170723143535j:image


普通豆腐で作る麻婆豆腐のタレを使って、ナス調理しました。ナスナス紺が褪せずに、美しいです。(ナス6本100円)で入手したナスを大いに食べるための一品。3本使い、あとは別の料理にします。

 (2017.07.21)



ゴーヤナスチャンプルー

f:id:iirei:20170723143736j:image


マーボー豆腐で、豆腐ナスを入れ替えても、一品になるのを踏まえ、ゴーヤチャンプルーに入れる豆腐ナスに置き換えてみました。オリーブオイルゴマ油フライパンに敷き、ニンニク七味唐辛子を投入、ゴーヤナスを炒め、ナンプラーコリアンダーで味つけしました。ゴーヤの苦さをナスの甘さがマイルドにしていました、

 (2017.07.22)





今日の詩


@雲


f:id:iirei:20170723143934j:image


「私は雲を愛する・・・ほら、あそこを・・・あそこを・・・

過ぎてゆく雲・・・素晴らしい雲を!」


確かに雲は変幻自在

見つめていると、時間を忘れるような雲。


ただ今日は雷雲が黒く輝く、

威圧的な空模様。


私はボードレールほどは孤独でないので

雲を友達と見なす傾向はないのだが・・・

 


冒頭のカッコ内は、「ボードレール全集阿部良雄訳:ちくま文庫散文詩パリの憂鬱」:異邦人から引用しました。

(2017.07.22)

jun_111230jun_111230 2017/07/23 17:46 こんにちは!
iireiさん、本は本でも表紙絵について披露しています。このいろんな角度から、いろいろな見方をいつもしているのでなるほどと思い、調べようと思うのですが、暇が無いです。PCも完璧でないのでいまだにうろうろしています。落ち着いたらゆっくり、検索してみます。

iireiiirei 2017/07/23 19:21 >jun_111230さん
 最近は、私もそれほど暇ではないのですが・・・要は「どんなブログにしようか」、というアイディアだと思います。

matsukentomatsukento 2017/07/24 07:48 iirei様、おはようございます。
私はカッパブックスの、「まんがハングル入門」を持っています(o^_^o)v!!!
光文社さんは、かつては週刊宝石、現在でも写真週刊誌のフラッシュを販売してますが、結構固い出版物も販売してますもんね♪
私は麻婆系は好きなのですが、職場で数回利用者に提供した、麻婆春雨は不評で、残す人がほとんどだったので、私も「2度と作らない」と、心に決めていまちゅ。
ゴーヤとナスのチャンプルー、私も一度は作ってみたいのですが、ゴーヤの苦みが高齢者の口に合うか、不安ですので、二の足を踏んでしまうのですよ〜。
それでも最近では各利用者の好みが分かってきましたので、私の作る下手な夕食でも、完食率が高くなってきたのは、喜ばしいことだっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!

iireiiirei 2017/07/24 08:19 >matsukentoさん 
 徳間書店といい、光文社といい、通俗的な本を多く出版した会社の踏ん張りはスゴイな、と思います。出版社魂と言ってもよいでしょう。

春雨は豆が原料で、胃にもたれます。ここは米由来のビーフンの方が良いと思います。高齢者の人は、味覚の冒険は好まぬため、ゴーヤは難しいでしょうね。

拙ブログが、料理の参考になったら、幸いです。

SPYBOYSPYBOY 2017/07/24 18:11 光文社と言うと子どもの時に通っていた塾のすぐ近くに本社がありました。その頃は子ども心に怪しい本ばかり出している本屋だなあと思っていたのですが、今 お洒落な表紙を見るとその面影はありませんね。確か徳間は一回潰れかけて身売りしたと思いますが、光文社は出版不況の中 良くサバイバルしたと思います。
生湯葉美味しそうです。今はパックで売ってるんですね。

iireiiirei 2017/07/24 19:29 >SPYBOYさん
 仰る通りで、光文社は「怪しい」「如何わしい」本を出版していた出版社でした。この会社が独自の手法で出版不況を乗り越えたのです。なかなかの戦略だったと思います。出版社もアイディア次第です。

生湯葉、美味しいですね。我が家は大豆製品に目がなく、いろいろな製品を食べますが、湯葉は格別です。

sinsintuusinsinsintuusin 2017/07/24 20:50 望月通陽の本の表紙の絵、観る人それぞれにいく通りもの感じ方があるようで、あたかも心理学の投影法みたいです。じっと見ていると様々な形に変化して面白いですね。
空の雲、色んな形が有りますが同じ形の雲とは二度と会う事が出来ない、「一期一会」の言葉が頭に浮かびます。

iireiiirei 2017/07/24 21:40 >sinsintuusinさん
 なるほど、sinsintuusinさんの意見、望月さんも喜ぶでしょうね。心理学の投影法、そんな見解も持たれるほど、望月さんは優れた表紙絵を描いていますね。

それって、雲と同じようなものかも知れません。同じ形の雲は二つとない、それこそ望月さんの作品ですね。一期一会・・・sinsintuusinさんが言われると、説得力があります。

miyotyamiyotya 2017/07/25 22:15 こんばんは。
「ゴーヤーと茄子のチャンプルー」食用が出そうな一品ですね。
色々な組み合わせで見た目も味も違って、食欲を増しますね。

iireiiirei 2017/07/25 22:41 >miyotyaさん
 ゴーヤとナスのように、それぞれ主役になれる野菜同志をマリアージュすると言う発想でしたが、効を奏したようです。材料があれば是非。

annenevilleanneneville 2017/07/27 19:27 森下さんこんばんは。いつもながら美味しそうなご飯ですね。ところで、カッパブックスを出していたのが、今新訳版を出している光文社だったのですね。でも正直、幾つか新訳版を読んでみて、そもそもこの新訳自体がアヤシイよ。と、思ったことがあります。
なんていうか、みょうにカジュアルな文体が、古典の雰囲気とそぐわなくて。

なので、spyboyさんが幼いころ”アヤシイ本を出すところ”と思われたのは、今でも、その通りなのかも。。。(-ω-)/

iireiiirei 2017/07/27 20:24 >annenevilleさん
 光文社の文学文庫に、岩波文庫などの格調高さを求めるのは、違うのでしょう。貴女が仰り、否定的だった「カジュアルさ」こそが古典を現代の年齢層の低い人たちに近づける効果があるのでは?・・・若い人が読むライトノベルという文学(?)ジャンルとも接続が良くて、またその結果、ライトノベルから乗り換える人がいれば、光文社の勝利だと思います。

HoneyPeachHoneyPeach 2017/07/28 04:07 ゴーヤとナスのチャンプルー美味しそうです。
ゴーヤの季節がやってきました〜♪ 苦いの好きです。
我が家は夏は必ずゴーヤーチャンプル作ります!(笑)

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/iirei/20170723
  • 20170723143934
  • 20170723143736
  • 20170723143535
  • 20170723143348
  • 20170723143149