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2017-03-25 多くの植物が含む毒:ピロリジジン・アルカロイド

iirei2017-03-25

多くの植物が含む毒:ピロリジジン・アルカロイド 15:31 多くの植物が含む毒:ピロリジジン・アルカロイドを含むブックマーク 多くの植物が含む毒:ピロリジジン・アルカロイドのブックマークコメント




ピロリジジン複数ピロリジジン・アルカロイドの骨格をなす。)↑

 (wiki


アルカロイド」と言えば、猛毒化合物であると認識されることが多いですが、実際に危険なものが数多くあります。Wikipediaではこの一群について、以下のような解説をしています。

アルカロイド(英: alkaloid)とは、窒素原子を含み、ほとんどの場合塩基性を示す天然由来の有機化合物総称である。一部のアルカロイドには中性や弱酸性を示すものもある。また、似た構造を有する一部の合成化合物アルカロイドと呼ばれる。炭素水素窒素に加えて、アルカロイド酸素硫黄、その他稀に塩素臭素リンといった元素を含む。


そして、案外人の間近にあるアルカロイドピロリジジン・アルカロイドなのです。再びwikiから・・・


ピロリジジンアルカロイド(英: Pyrrolizidine alkaloid、略称: PA)はピロリジジンを基本骨格とするアルカロイドであり、これまでに300種類以上の天然物が知られている。ピロリジジンアルカロイドムラサキ科キク科、ラン科、マメ科植物によく含まれている他、まれヒルガオ科イネ植物でも見つかる。シソ科では少なくとも一種ピロリジジンアルカロイドを産生している。


ピロリジジンアルカロイドには肝毒性がある。また、肝中心静脈血栓症肝癌を引き起こす。 そのため、ピロリジジンアルカロイドを含む薬草ヒレハリソウフキタンポポ)やある種の中国薬草使用純粋エキウム蜂蜜(ブルガレプランタギウム)にはリスクが伴う。フキツワブキを食する際に灰汁抜きが必要理由でもある。ナルトサワギクなどは、これを食べた家畜中毒死したなどの報告がある。

この危険物質を含む植物リストwikiにありました。(抜粋


ベニバナボロギク Crassocephalum crepidioides


ヨブスマソウ Cacalia hastata


フジバカマ Eupatorium fortunei = E. japonicum


ツワブキ Farfugium japonicum


スイゼンジナ Gynura bicolor


ムラサキ Lithospermum erythrorhizon


フキ Petasites japonicus


ノボロギク Senecio vulgaris


ヒレハリソウ Symphytum officinale


フキタンポポ Tussilago farfara



以上の植物ピロリジジン・アルカロイドを含む植物のうち、何かの用途で私が利用したものです。リストにはほかにも色々挙げられていましたが、身近なもののみ抜き出しました。フジバカマムラサキノボロギクヨブスマソウ以外は口にしたことがあります。(とくに秋の七草ひとつフジバカマは、植物体を切って乾燥させると桜のような芳香を放ち、実に風流なのですが、毒成分のため、食用には向きません。)



今日のひと言:スイゼンジナは別名・金時草酢の物にすると美味しい野菜です。ベニバナボロギク春菊に似た味の野草フジバカマは収穫した茎葉を乾燥させると桜の香りが漂い、枕に入れて安眠を願ったものだそうです。ヒレハリソウは、コンフリーのことです。



アルカロイド―毒と薬の宝庫

アルカロイド―毒と薬の宝庫

アルカロイド

アルカロイド

植物はなぜ薬を作るのか (文春新書)

植物はなぜ薬を作るのか (文春新書)




今日一品


コマイ氷下魚)のポン酢タレ


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以前も取り上げたコマイ北海道名産で、タラ科の海水魚。味もタラに似ています。ワカサギのように氷を割って釣るので「氷下魚」と書きます。ロシアでも捕獲されます。

http://d.hatena.ne.jp/iirei/20160922#1474470324

 (2017.03.19)



@鶏モモ肉の醤油・チリソース炒め


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弟作。名前の通りの料理ですが、最後ナツメグを振ったそうです。

 (2017.03.20)



@鯛頭のすまし汁


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弟作。鯛の頭の半分を茹で、ワカメマイタケ、細切りの生姜を加え、刻みネギとともに食しました。この料理場合鯛の鯛」という骨を見つけるのも面白いのですが、今回は見当たりませんでした。

 (2017.03.21)



セージ・ポークソテー


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弟作。ヨーロッパでは、豚肉セージハーブ)の組合せが最適とされます。今回は、焼いたポークソテーに、塩・セージ・粒マスタードを乗せて一品としました。

 (2017.03.23)





今日の4句


恥ずかしげ

つぼみほころぶ

桜かな


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 (2017.03.24)



ナズナ

こぞって咲けり

朝の畔(あぜ)


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 (2017.03.24)



マグノリア

大地色して

地に還り


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マグノリアは、ハクモクレンコブシなどを総称する言葉。この類の植物は、純白の爽やかな花が散るときに余り美しくない茶色になるのですが、それはそれで美しいと思えるようになりました。

なお、この句は実際の散り際を想像して書いています。

 (2017.03.24)



細身の葉

華奢な花咲

黄水仙


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 (2017.03.24)

レモンバームレモンバーム 2017/03/25 18:24 ピリロジジンアルカロイド、ツワブキにも入ってるんですね。ツワブキはおいしくて今の時期が旬ですが、皮をむいて(お湯を通すと皮がむけやすいので、かけたらしばらく湯につけときますが、そのときにもアクがぬけるのかも)ポキポキ折って、水につけといて、炒めて食べますが、その水につけとく間にアクが抜けていくのでしょう。
モクレンの白は本当にいいですね。それを見ていると、そこが極楽浄土みたいです。

レモンバームレモンバーム 2017/03/25 18:25 ピロリジジンでした。すみません。

iireiiirei 2017/03/25 19:26 >レモンバームさん
 このピロリジジン・アルカロイドは、「フキ」と名のつく植物には入っているようです。フキ、ツワブキ、フキタンポポ・・・そちらの料理法は、それでいいのでしょうね。私の場合、フキやフキノトウを下処理するときは、(皮を剥いて)草木灰で煮て、アルカロイドを水に出すという発想をしています。庄内藩藩主の上杉鷹山の言う「さわす」という工程です。彼の優れたところは、治世下のころから餓死者が出なかったことにもありますが、むしろ山野草を食べるときのアク抜きの作業がマズイので、死ぬ者が多く出たということらしいです。

ピロリジジンという言葉は、舌を噛みそうなものなので、私もしばしば言い間違えますよ。

モクレンの純白な花は、桜とともに春を彩るものですね。

sinsintuusinsinsintuusin 2017/03/25 20:05 アルカロイドを含む植物には毒性の強い物がある、名前からしてさもあらんと言うイメージを持つのは、「アルカイダ」のイメージからでしようか?嫌なイメージを持ちますね。
今日の四句ですが、どれも素敵ですが、最初の句、つぼみほころぶ...は卒業式を終えて次の新しい世界に夢膨らませている若人の姿と相通じていて、この季節にぴったりだと思って、楽しく弾むような青春をおもいおこさせます。

iireiiirei 2017/03/25 20:27 >sinsintuusinさん
 「アルカロイド」と「アルカイダ」、確かに字の並びが似ています。アルカロイド=「アルカリのようなもの」、アルカイダ=「基地」といった来歴の言葉たちですが、発音は似ています。その意味で、仰るように、お互い共鳴して嫌〜な感じを醸し出すのでしょう。

今回の4句、もっとも自然に浮かんだ「桜」の句ですが、ある意味技巧を弄さなかったので、sinsintuusinさんのお気に入りになったですね。読んで頂き、ありがとうございます。

HoneyPeachHoneyPeach 2017/03/25 23:19 暖かくていろいろな花が咲いて春の匂いがしてきましたね。最近は日が長くなったなぁと感じました。冬は17時にはもう暗くなって閉鎖的な気持ちになってたけど日が長いと何だかゆったりとした気持ちになれます。

iireiiirei 2017/03/26 07:28 >HoneyPeachさん
 この時期は、草花が伸びてまた花開き、動植物の息吹を感じられるようになってきましたね。仰るように日も長くなり開放的な気分に浸れるようになりました。今回の4句、気づけば植物の話題ばかりになっていました。良い季節ですね。

SPYBOYSPYBOY 2017/03/26 10:11 秋の七草のようなメジャーな?植物にも毒草があるんですね。そういうものも匂いを楽しめるというのもなかなか妙なものです(良い意味で)。
タイの頭の汁は実に美味しいですね。食べにくいですけど、実に味が出て美味しい。焼いたものも鯛は頭が一番おいしいかもしれませんね。

iireiiirei 2017/03/26 13:56 >SPYBOYさん
 秋の七草にも、春の七草と同様に食べられるものがありますが、クズ(葛)もそうです。ただし葛根湯となる根の生え際の上下の部分と、実は有毒です。一方で、ツルとか花は、食べられます。紛らわしいです。

鯛の頭、さすが魚の王の風格がありますね。美味です。鯛の鯛、見つけるのが面白いのは、子供の頃からそうですよ。

iireiiirei 2017/03/26 13:59 訂正:クズの花は、食べるというより、ホワイトリカーに漬けて、リキュールにする、ということです。

jun_111230jun_111230 2017/03/26 16:53 あく抜きは、渋みをとるだけでなく、毒素も抜く意味があったのね!これはいい勉強になりました。食べるものでないけど、スズランも根がダメなのでしょう。
栄養管理にとても役立ちます。
私考えるのだけど、結局普通の良く知られた大量に生産されるものが結局一番安全なんでしょうね。!
でも偏ってはいけないし、よく考えないと。

matsukentomatsukento 2017/03/26 17:34 iirei様、こんばんは。
コマイという魚は知りませんでしたが、タラのお友達なら美味そうだし、ポン酢を使ったらなおさらです(o^_^o)v!!!
チリソースはエビだけでなく、肉系などさまざまな料理に使える、万能な調味料ですよね♪
鯛に限らず、魚の頭って、胴体とは違う旨味がありますよ〜。
なおドイツ語では毒のことを、ギフトと言いますが、英語のそれとは意味が正反対でちゅ。
英語の「ギフト」はサンキューですが、ドイツ語の「ギフト」は、ナインダンケだっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!

miyotyamiyotya 2017/03/26 17:40 こんばんは。
「アルカロイド」などの毒性を含む植物の多いのに驚きました。
ツワブキが食せることは知りませんでした。
子供の頃に手足が腫れた時や火傷をした時などに、ツワブキの葉を貼ったことがあります。

iireiiirei 2017/03/26 19:31 >jun_111230さん
 おっしゃるように、アク抜きは、命を守るためにするという切実な意味がありました。スズランは猛毒の植物ですから、食べるのは危険ですね。

 <普通の良く知られた大量に生産されるものが結局一番安全

・・・これは、かならずしもそうではありません。カレーの黄色を出すのに不可欠なウコン(ターメリック)は、需要が大きいので、中国南部やインドで大量に作付されていますが、連作障害で農薬漬けだそうです。これは危険な作物だと言えるでしょう。

iireiiirei 2017/03/26 19:48 >matsukentoさん
 コマイはシシャモとともに、北海道を代表する魚で、シシャモの漁獲量が減って代替品が出回る今となっては貴重な魚です。案外安いのもポイントが高いです。5、6匹セットで200円前後です。(もっともこの魚の味を覚えた人が増え、個体数が減るのは環境保護の観点からみてまずいですが)

確かに、ドイツ語ではGiftには毒という意味があり、シューベルトの歌曲集「白鳥の歌」の一曲「海辺にて」に(確か)、「彼女はその涙で私にvergiftした(毒を盛った)のだ」という歌詞が出てきます。

ちなみに英語で毒のことはpoisonですが、フランスの香水に同じ綴りで「ポアゾン」という商品があります。

iireiiirei 2017/03/26 20:06 >miyotyaさん
 細かく言えば、コーヒーやお茶に入っているカフェインもアルカロイドの一種です。そのように見れば、案外身のまわりにアルカロイドはあるもので、よほどの危険な物でない限り、神経質になることはないのでしょう。

10数年前、私は九州旅行をしましたが、宮崎県の、縁結びの神社:鵜戸神宮を訪ねた際、ここいらの畑でツワブキを沢山栽培しているのに目が留まりました。この作物は、九州の友人に聞いたら「フキより美味しい」という回答がありました。コンビニでもあく抜きしたツワブキを売っていましたから、いかに九州の人がツワブキが好きか、解ろうというものです。

kotonikokotoniko 2017/03/26 23:27 暖かくなったらツワ取りにいきますよ。海の近くの山に多くあります。皮をむき茹でてから炒めます。ふきより好きですね。

鯛の鯛ありますね。(^^)

whitewitchwhitewitch 2017/03/27 01:46 フキはいろいろ料理して食べますけど、いつまでもなくならないんじゃないかっていうくらい、水につけておくと、何度水を代えても、茶色くなります。灰汁が強烈ですよね。つわぶきも、以前は食べたのですが、周りの木々が茂って日当たりが悪いせいか、最近は大きくならず、花も咲きません(T_T)。
セージ・ポークソテー、うちでよく作る、ポークサルビアですね!イタリアではマンマの味、日本でいう肉じゃがのようにポピュラーな家庭料理だそうです。

iireiiirei 2017/03/27 04:14 >kotonikoさん
 そうそう、そちらでは、ツワブキをツワというのでしたね。やはりフキより美味しいですか。私は食べるでもなく、一株栽培していますよ。

鯛の鯛、見つけると幸せな気分になりますね。

iireiiirei 2017/03/27 04:33 >whitewitchさん
 なるほど、フキのアクは強いですね。私は皮を剥いたあと、草木灰で一発茹でるので、アクは気にならなくなります。ツワブキとフキの花の咲き方は違いますね。フキはフキノトウが葉より先立ち、春先、ぽっとアット・ランダムに出てきますが、ツワブキの場合、葉は常緑で秋に咲きますね。

そうですね、セージ・ポークソテーは貴家のポークサルビアと同じですね。セージは薬用にもなる優れもののハーブですが(薬用サルビア)、この植物もツジョンという毒成分を含みますので、毎日食べるのは得策ではありません。お茶として飲む場合、2週間飲んだら2週間飲まない、といった服用が推奨されています。

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