んべろんべろ 澱ノ道は、心理学的にみると「やさしい脱力による自己調整法」といえます。 その話をする前にまず前提として、鬱と神経症(強迫性障害)の心理構造の違いを。 1. 鬱と神経症の心理的ちがい 心理的特徴 鬱 神経症・強迫 感情の向き 無力・喪失・閉塞 不安・緊張・過剰制御 思考傾向 「もうどうでもいい」 「これでいいのか」「もっと確かめねば」 行動傾向 停滞・退行 繰り返し・確認・儀式化 根本的苦痛 世界との断絶 世界との過接続 いわば鬱は「流れが止まる」病、神経症は「流れを止めまいと必死に制御しようとする」病です。 この違いが、澱ノ道の適応範囲を決定づけます。 2. 強迫とは「濁りを嫌う…