……エピクロスから懐疑派まで辿ってきて、ひとつ見えてきたことがある。世界は、理解しきれない。意味づけもできない。ならば判断を止めることもできる。 それでも――人は生きなければならない。 エピクロスは、世界を怖がらずに生きる道を示し、懐疑派は、余計な判断を止める技法を示した。 だがMASAYUKIが感じたように、「現れているまま」を受け入れても、その理不尽さや気持ち悪さは消えない。 そこで舞台は、ローマへ移る。 ◇ ローマ哲学とは何か(まず全体像) 一言で言うと、 ローマ哲学は「世界は変えられない」ことを前提に、「では、どう生きるか」を徹底的に詰めた哲学 ギリシャ哲学が ・世界とは何か ・心理と…