韓国が親日に転換!?

アニメが両国を近づけた?




北京で久々に炸裂した麻生太郎「文化担当特使」に民主党外交は学べ
ポケモンはキュッキュとしか言わないが世界で通用するじゃないか」

2011年06月13日(月) 近藤 大介

 久々に、'麻生節'が、北京で炸裂した。
 先週、麻生太郎元首相が、なぜか菅直人首相の「文化担当特使」として、6月8日からこちらで始まった「ジャパン・フィルム&テレビ・ウィーク」に合わせて北京を訪れた。
ポケモンはキュッキュッとしか言わねーが、世界中で通じてるじゃねーか。文化交流ってのは、言葉じゃねーんだ。日本の素晴らしいコンテンツは、世界で通用するんだよ!」
「韓国は文化開放に踏み切ってから、日韓関係は劇的に改善された。あんたんとこ(中国)も、早くそうすべきだ!」
 まさに麻生特使の行くところ、拍手喝采が鳴り止まない。皮肉なことに、民主党政権下になって、これほど北京で人気を博した日本の政治家はいない。

現代ビジネス http://gendai.ismedia.jp/articles/-/8216


>「韓国は文化開放に踏み切ってから、日韓関係は劇的に改善された」

 本当に日韓関係は改善されたのでしょうか。英BBC放送が調査している「世界に良い影響を与えた国」の「日本が世界に与える影響」の項目で5年前の韓国の日本評価を見てみると・・・※1

 良い影響 31  悪い影響 58

 これは中共、メキシコに次いで断然「日本は世界に悪い影響を与えている」としています。これが2010年の調査になると・・・※2

 良い影響 64  悪い影響 29

 なんと良い影響と悪い影響が逆転してしまっています。韓国はここ5年で反日教育にたるみが出ているのか!?

 やはりこれはマンガ、アニメ、J−POP,ファッションなどのサブカルチャ、ポップカルチャとも言うのだそうですが、これに起因しているとしかいいようがありません。反日教育を行っている中共でも平成22年(2010年)の「環球時報」の調査でも15歳から20歳の年齢では日本が「最も好きな国」の1位になったといいます。

 台湾に目を向けるとご存知の通り、親日家が多いのですが、交流協会(日本の対台湾窓口機関)の調査では台湾人のもっとも好きな国は「日本」。65歳以上で日本に親しみを感じると感じる人が58%なのに対して、20代は72%、30代は77%と驚異的な結果がでています。意外なことに70代以上の日本統治時代よりも若者のほうが日本に親しみを感じているのです。そして全体の49%が日本に対するイメージとして「現代文化、ポップカルチャー」と答えています。

 世界中のコミックショップに並ぶマンガのおよそ9割を日本マンガの翻訳版が占め、フランスでは「ドラゴンボールZ」が最高で67%の視聴率を記録しました。女子バレーボールのイタリアのエース、ピッチーニは「アタックNo.1」の鮎原こずえと戦うのが夢だったといいます。「キャプテン翼」の影響でサッカーを始めたというのはフランスのジダンをはじめ、ガトーゾ、デルピエロトッティザンブロッタなど・・・すごいすごい。

 以前、私はタイのことを少し調べましたが、「ドラえもん」は人気でマンガやアニメから、ゲームやファッションにいたるまでタイでは日本のポップカルチャが大人気。「たまごっち」は学校へ持っていくなどの問題も引き起こしたそうです。※3 タイでは「ハヌマーンとウルトラ6兄弟」という日本の映画が爆発的な人気になったことがあったそうで、ハヌマーンは白い猿のこと。タイの守護神。それがピンチのときにウルトラ6兄弟が助けに来るという内容で、ウルトラ兄弟の編隊が飛んでくるシーンは真珠湾攻撃日本航空隊をモデルにしたのだとか。※4

 麻生元総理がアニメ美術館を作ると言った頃、マスコミは反麻生キャンペーンをはり、「マンガばかり読むから漢字がよめない」などと嘲笑しまくり、麻生政権を潰し、アニメ美術館を潰しましたが、マスコミの大好きな韓国さんも、中共さんもアニメを認めてきていますよ。それにアニメ、マンガには計り知れない経済効果が内包されていると思います。さてマスコミさん、どうしますか?現代ビジネスは懺悔しているようですが・・・まだK−POPを無理やり流行らせる?



※1 asahi.com 国際社会に仲間を増やすため、「ソフトパワー」を磨け http://www.asahi.com/strategy/0329a.html より
 この朝日の記事は5年ぐらい前の記事だが、今読むと笑えてくる。「アニメによる友好は歴史問題があるから限界がある」と指摘し、BBCの調査、韓国の日本支持31を根拠にしている。また、インドネシア親日度について「日本に占領された。戦後も74年に田中首相が訪問したジャカルタで学生らの反日暴動があった」と述べ、その後、「大転換があった」など色々述べているが、日本がインドネシア独立に大きく寄与したことは隠しており、苦しい理由づけばかりしている。「小泉前首相の靖国神社参拝や政治家の失言など、国際社会の信を失う言動」などとも書いており、靖国神社参拝に文句を言うのは特亜3カ国だけなのだが、政治家の失言とごっちゃ混ぜにし、「国際社会の信を失う」と言ってのけていることから印象操作、プロパガンダが見られる。今はネット言論が発達し、デタラメ報道は暴露されるので、このような記事は書けないだろう。

※2 統計およびポップカルチャーによる記述はPHP新書「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」武田恒泰(著)より引用
※3 中公新書「物語 タイの歴史」柿崎一郎(著)より
※4 展転社「アジアに生きる大東亜戦争ASEANセンター(編)より
※  BBC2011年調査 http://news.bbc.co.uk/2/shared/bsp/hi/pdfs/05_03_11_bbcws_country_poll.pdf

添付画像
 2006年6月30日 外務大臣時代の麻生太郎。(PD)
 
広島ブログ クリックで応援お願いします。