とはずがたり

読書

とはずがたり

とはずがたり

鎌倉時代中期、ちょうど皇統分裂期*1の成立。

中院雅忠女後深草院二条の波瀾万丈に満ちた半生を綴った自伝。全5巻で、前3巻は後深草天皇ほか皇族、貴族との恋愛を軸に宮中生活を、後2巻は御所を追われて出家してからの寺社紀行文を中心に書く。ある程度の虚構が含まれると考える研究者もいる。

増鏡』や『徒然草』との一致も見られ、歴史書的な史料としても注目される。

*1:のち後醍醐天皇らによって南北朝の動乱へ至る。