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アラビアンナイト

読書

アラビアンナイト

あらびあんないと

千夜一夜物語千一夜物語一千一夜物語とも呼ばれる。

英語では"The Arabian Nights"として知られている。

ある所にシャー(王)がいたが、そのシャーが狩に出ている間に妻が不貞を働いた。

怒ったシャーはその妻を殺してしまったが、それ以来妻にした女が不貞を働かないように、初夜の後すぐに殺すようになった。

やがてシャーの妻になろうとする若い女がいなくなってしまったが、大臣の娘、シェラザード(シェーラザード、シェヘラザード)が名乗りを挙げた。

シェラザードは初夜の晩に面白い話をして続くような終わらせ方をした。

王はその続きを聞いてから殺そうと思ってシェラザードを殺さなかった。

しかし、次の晩も次の晩の面白い話は続き、最後には1001話にもなった。

その時にはシャーとシェラザードの間に何人もの子供が生まれており、シェラザードに諭されシャーは改心して妻を殺すことをやめた。


最新の研究による、補足

  • 有名な、「アラジン」も「アリババ」も、本来の「アラビア語写本」には、まったく存在しない。西欧人の発見後に、シリア人が偽書として制作した「続・千夜一夜物語」なるものから、もぐりこんだもの。
  • リチャード・バートン翻訳の「バートン版」により喧伝された、「稀代のエロティック文学」というのも、誤り。「アラビアンナイト」に、不倫や浮気の話が多いのは確かだが、バートン訳には、エロティックな単語を非常に多く付け加えた跡がある。
  • 西欧によって「発見」されるまで、アラブ文化内では「アラビアンナイト」は、重要視されていなかった。それは、文語口語とがいりまじった文体による。(文語で記載された文学が、アラブでは伝統的に重要視されていた)
  • 写本により、結末には違いがある。ある写本では「王は既に悔い改めており、シェヘラザードを賞賛する」。別の写本では「王はシェヘラザードを殺そうとし、彼女は二人の子を連れて、命乞いする」
アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語 (岩波新書)

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