1959年1月にバティスタ政権が打倒され、カストロ率いるゲリラ(M26)が政権掌握するまでの一連の動き。広義にはその後の政治的諸改革(農地改革、アメリカ資産の接収)も含める。
形式的には1953年7月26日での蜂起*1に始まるが、本当は1596年11月のカストロ、ゲバラらのキューバ帰還*2からが本題である。 冷戦期の定番、「アメリカの支援を受ける腐敗した独裁政権」を農民の支援を受けたゲリラが倒した。 その後、アメリカとの対決が始まり、革命政権はソ連へと接近していくことになる。
*1:カストロ兄弟らが参加したモンカダ兵営襲撃事件
*2:ゲリラが攻勢に転じたのは1958年になってからだが
今日、ある人物の死亡記事を新聞の隅に見た。 キューバ革命の英雄チェ・ゲバラを銃で射殺したボリビア軍のマリオ・テラン元軍曹である。80歳だったそうだ。 アルゼンチン人の医者だったチェ・ゲバラはキューバ革命を成功させたあと、考え方の違いから盟友カストロと袂を分かちキューバを離れることになる。 そして、再び、革命家としてボリビア革命に身を投じたのだが、結果、ボリビアの奥地で政府軍に拘束され、39年の短い生涯を閉じることになる。 (本ブログの2020.12.28付”チェゲバラの生き方”参照)。 そして、その際、ゲバラを銃殺した当人がマリオ・テラン元軍曹だった。ちなみに、ゲバラは銃殺される時、この元軍曹…
見終わってからの率直な感想は「よく演ったよ、オダギリジョー、よく撮ったよ、阪本監督!」 ゲバラ没後50年を記念して、日本とキューバ合作というが、日本色はほとんどなく、ほぼ洋画。映画の冒頭で描かれる、ゲバラが日本を訪問するシーン以外は、すべてキューバ、南米での話であり、登場人物も日系2世のオダギリジョー以外はすべてキューバ人。オダギリジョーの台詞も、モノローグ含めすべてスペイン語。その(役の)性格から佇まいまで、およそ日本人には見えない。 オダギリジョー、撮影時たぶん40歳前後だと思うが、ここでも20代を演じで全く違和感なし。ラストシーンから撮影したとのことだが、12キロ減量して臨んだ長髪のゲリ…
こんばんは!かるぅです。 今日は久しぶりに遅く起きた月曜日でした。 先週までは、大学の授業があったので7時前には起きていたのです。 休みなのに早く起きるのはなぁ~って思ってゴロゴロしていました。 課題も全て終わって、しがらみのない状態ってすてき。 将来はこんな感じで毎日映画見てブログ書いて過ごしたいな。 そのためにも、今はこつこつとやっていくしかないですね。 家から出ないで授業準備だけしているので書くことがない(笑) 今日は「ウォール街」という映画を見ました。 株で儲けたくなりますね(笑) そういえば、エンタメブログってどう書けば良い・・・? 学んでおかないといけませんね。 さて、今日の朝は「…
今日の読売新聞によると、キューバ国営テレビは7月31日の夜、「睡眠も取れない激務で腸の出血が止まらず、手術を余儀なくされた」というフィデル・カストロ国家評議会議長の声明を流し、国家元首の権限を一時委譲した」と報道したそうです。キューバのカストロ議長と言えば、1959年のキューバ革命以来、50年近く、反米を旗印に社会主義政権を維持してきており、歳も79歳と世代交代を過ぎてなおかつ権力を持ち続けています。しかも権限の一時委譲を受けたのが、ナンバー2の実弟であると言う独裁者の典型的な形です。マイアミの亡命キューバ人は独裁体制の終わりは近いと歓迎している姿が新聞に載っていました。キューバはソ連の援助が…
「革命家 チェ・ゲバラ」をパッケージデザインに、ハーフスワレの定番の銘柄になっています。「チェ・ゲバラ」について書くと、別方向の内容になってしまうので割愛しますが、知的で折衷的な読書家であり、「止まらない欲望の資本主義」の現在を見たら、何と言うのか気になります。 「チェ・ゲバラ」の顔のハイコントラストのモノクログラフィックは、ナイキやマクドナルドのロゴマークと同じくらい認識されており、時代を超えて超越的な人物だと思い知らされます。そんな人物を名前にしたシャグについてです。 チェ・ブルー(che Blue) 販売価格 680円 内容量 25g 生産国 ルクセンブルク チェ・ブルーについて キュー…
長い西日本旅行の最終日は、福井から埼玉まで青春18きっぷで移動。 しかし新幹線開通により、福井から敦賀まではJRから切り離されたので、18きっぷは使えません。 福井駅で、ハピラインふくいの切符を買おうとすると、、券売機には長蛇の列。1時間に1本の貴重な電車に乗り遅れてしまいました。お陰でお土産を買う時間はたっぷり出来ましたが。敦賀からはJR。近江塩津、米原と乗り換え、大垣駅で途中下車します。 JR大垣駅ムーンライトながらの終着駅だった頃はよく降りた駅ですが、今回は久しぶりの下車。 まずは、図書館に向かいます。 思っていたより遠く、15分は歩きました。 オーソドックスな感じの、大きな図書館です。…
フォックスファイア 作者:ジョイス・キャロル・オーツ ディーエイチシー Amazon 1950年代、オンタリオ州。地元の公立高校に通う少女マディはある夜、自室の窓を同級生であるレッグズが叩くところに遭遇する。彼女たちはやがてメンバーを増やしながら「フォックスファイア」という少女だけのギャングを結成し、男性からの暴力や支配に抗うための破壊活動を開始する。しかし、盗車での“はちゃめちゃドライブ”でレッグズが矯正院に送られたことをきっかけにフォックスファイアの絆は揺らぎだし、郊外のボロ屋での共同生活資金を集めるための「引っ掛け(美人局)」は、やがて取り返しのつかない結末をもたらす。 (ネタバレ感想)…
死なないための暴力論 (インターナショナル新書) 作者:森 元斎 集英社インターナショナル Amazon 『死なないための暴力論』森元斎著を読む。 暴力はいけない。「暴力反対」と決まり文句のように言われているが。はてさて、「暴力反対」とはなんだろう。どんなことを意味しているのか。作者は考えを進める。 「完全なる「暴力反対」はマジで難しいということだ。―略―好むと好まざるとにかかわらず、人間は暴力にまみえているのだ。メルロー=ポンティという思想家は、「暴力は、我々が肉体を持った存在である限り、我々の宿命なのだ」とまで述べている」 暴力をこのように定義づけている。 「暴力とは、ある(あるいは複数の…
@横浜シネマリン ・帝国プロパガンダに対抗するための武力誇示 ・空気は現前性(いま目の前にあること)によって変わる ・PFLP=パレスチナ解放人民戦線(Popular Front for the Liberation of Palestine) ・1953年 ジョージ・ハバシュが設立 パレスチナ解放機構(PLO)に参加 急進派 ・1970年 PFLP旅客機同時ハイジャック事件 ヨルダンの「革命空港」にて3機の旅客機が、各国のメディアの目前で次々に爆破 ・1969年9月2日、塩見孝也ら30名のメンバーにより神奈川県・城ヶ島で「赤軍派」を結成。9月3日、関東学院大学金沢キャンパスに集結。9月4日に…
・8日ケニアのルト大統領が来日、岸田首相と会談、防衛協力文書を締結。 ・17日木原防衛相が沖縄県を初訪問。会談で玉城知事はうるま市の陸上自衛隊訓練場の新設の撤回を求める。27日自民党県連が県議会で同訓練場の白紙撤回を要求。29日沖縄防衛局が見直しを検討。 ・17日JAXAが種子島スペースセンターからH3ロケット2号機の打ち上げ、ダミー衛星の軌道投入に成功。過去2回の失敗で衛星だいち3号は喪失。 ・昨年5月17日に海上自衛隊練習艦実習幹部が靖国神社に集団参拝していたことが判明。九段下周辺の史跡巡りに参加した165名のうち「希望者のみ」「休憩時間に」「個人の意志で」参拝。昨年7月の靖国社報には「正…
【ゲリラ戦】 少人数で奇襲や待ち伏せ、後方攪乱などの破壊活動を行うゲリラ戦は古代から用いられてきた戦法であり、ゲリラという言葉もナポレオン戦争時の半島戦争で生まれたスペイン語の「小さな戦争」の意味から登場したものである。 しかしながら、ゲリラ戦に関する代表的な著作の登場は遅く、第一次世界大戦以降となっている。アラビアのロレンスで有名なイギリスのロレンスは『知恵の七柱』などで、第一次世界大戦のアラブ反乱におけるゲリラ戦について述べた。 このように従来のゲリラ戦は純軍事的に用いられるものが多かったが、次第に共産主義思想と結びつき、革命におけるゲリラ戦という方向で発展を遂げていった。 その最も重要な…
こんにちは!両津です! 今回は、北朝鮮の友好国であるキューバが韓国と国交を樹立した事についてです。 キューバは1959年のキューバ革命を機に韓国と国交を断交し、60年に北朝鮮と国交を樹立、反米の社会主義国同士として「兄弟国」と称されるほど緊密な関係を築いていました。 しかし、韓国が2000年から国交正常化を求めそれ以来、経済・文化面での交流を深めるなど関係改善に向けて動きましたが、文在寅政権時に親北朝鮮的な政策が行われたため一時停滞してましたが現在の尹錫悦政権で強く推進され妨害されないように水面下で交渉して今回、正式に樹立されました。 それぞれの思惑としてキューバ側は、米国の経済制裁による影響…
お題「心に残っていることば」 お題を見て思い出したのが、以前にも書いたチェ・ゲバラの手紙です。 そのまま再記載しますね! ↓ チェ・ゲバラについては、ザックリと知っている程度でした。 有名な言葉は知っていましたが、その言葉が書かれた手紙の内容までは知りませんでした。 それが たまたま ネットで見つけて、、読み終わった時には涙が溢れていました。。 僕は この無垢な心が好きです。 フィデル・カストロとキューバ国民に向けて書かれた手紙の以下、、転載です。 1965年10月3日、キューバ社会主義革命統一党はキューバ共産党と改称した。カストロは、演壇に立ち、つぎつぎに中央委員を指名していったが、そのとき…
徳成旨亮『CFO思考』 人を元気にさせるような内容だった。単に「CFOの役目」の話に留まらず、グローバルな視点で日本や日本企業がどう見えるのかを含めて語る点が本書を面白くしている。それは著者が三菱UFJやニコンのCFOとして、海外の投資家・機関と相対する中で意識せざるを得なかったという。例えば日本の「事業の多角化や転換で会社を永続させる」スタイルは、米国の「会社はタイムリーに清算して社員を労働市場にリリースすべき」方針とは異なるが、社会の安定には資する。そうした特質を「グローバルな常識と違う」と否定せず、両立を考える。 CFOの役目は、「どこまでリスクをとり得るか」の範囲を正確に理解して、リス…
今日はマトモな時間に起きてマトモな時間に飯を食い、マトモな時間に散歩しマトモな時間に昼を食って帰ってきた。これでまだ14時だからそっからゲームやってるだけで終わったが、それでも露骨に一日のターン数が増えた実感があるから素晴らしいものだ。 飯を食った場所は古い喫茶兼ファミレスといった趣の店で、昔は喫煙可能だったが今は全席禁煙になっている。 なぜなら健康増進法とやらで喫煙可能店には未成年が入場できないようになっているため、煙草をとると客を手放すことになってしまうからだ。 自分は喫煙者ではないけど、喫煙と不可分の環境に長いこと居たので近くで喫煙されても不快感よりも安心感のほうが勝ることもあるのでまあ…
www.kokusho.co.jp 夜になるまえに 作者:レイナルド アレナス 国書刊行会 Amazon レイナルド・アレナス『夜になるまえに』2023/11/20~12/1(9日間) 2020/12/11 最初っからやばすぎる。文章から感じる圧倒的なエネルギー。書くために生まれてきた人間、書くことに憑かれた人間なんだなぁ。作品でなく作家を信奉するのが僕は嫌いで、だからアレナス好きを公言していてもこの自伝を今まで手に取っていなかったが(本当は2年ほど前にも冒頭をかじったことがある)、今回、なんとなく(本当になんとなく)再び開いてみた。 で、自伝って「俺ってこんなに波乱万丈で辛く苦しい逆境のなか…
Netflixで『伯爵 El Conde』視聴。昨年、ヲタクのブログでも「ベネチア国際映画祭の注目作品」としてご紹介しましたね。 実はヲタク、吸血鬼映画に目がありません。何せ昨年、当ブログでも「オタクおススメ!〜ドラキュラ(吸血鬼)映画&ドラマ5選」なんて記事を書いてるくらいですから(笑)思えばヲタクが吸血鬼に目覚めた?のは、小学校3年生くらいに見たアメリカのTV番組「ショック!」でした。「ショック!(原題)Shock Theater 」は1930年~40年代にユニバーサル映画が制作したホラー映画の数々をTV用に再編集した1時間番組で、ボリス・カーロフの『フランケンシュタイン』をはじめ、ベラ・…
ブログの更新が遅れたのは、しばしば質問される全共闘運動についてまとめておこうと考えたためだヨ。 東京新聞は1月17・18日に「100年の残響ーー日比谷野音 story 」という記事を載せていてチョと驚いた。およそ四半世紀前の1969年の1月18・19日が東大安田講堂バリケード封鎖が機動隊によって解除された、学生運動の歴史に残る日なので取り上げたのかと思ったら、同年の9月5日の「全国全共闘連合結成大会」が《学生運動が大きく転換していく過程で象徴的な集会だった》ので取り上げてほしいという読者の要望に応えたのだという。 入学した68年4月早々から全共闘運動の準備段階から関わっていたボクとしては、この…
話は1/7に遡り.... 年越しからの年明け4連勤終わって数日してお年玉をもらったので数日間家で楽しんでた。 インフルエーンザ ふざけんなよったく。 今の職場に来てから半年に1回は流行り病貰ってるの、気のせい? それとも僕が流行りに敏感になっただけ? それもそれでハードロックフリークとしては想定し得ない方向に進んでるので良くない。 そんなわけで、外に出れなかったので、 Jackson Pro Series SL2M MAH - 97年製のハードロックフリークが書き散らかします の去年の8月にギタープラネット御茶ノ水のハードロックな店員さんから買った2ハムのソロイストことJackson Pro …