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スキナー

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スキナー

すきなー

Skinner,B.F. (1904-90)

米国心理学者行動分析学の創始者。ハーバード大学で教授を務めた。「心」の実在をブラックボックスとして不問にした方法論的行動主義に対し、「心」の実在を否定する徹底的行動主義をとなえ、個人の内面を行動の原因としてではなく、環境の変化によって制御されうる「行動」の一種としてとらえた。

ネコを使ったソーンダイクの試行錯誤学習をオペラント条件付けとして定式化、またパブロフの条件付けをレスポンデント条件付けとして取り込み、行動分析学として体系化した。

また、キーをつつくと自動的にえさが出るスキナー箱を考案し、現在ではとくに動物の行動、遺伝、薬理実験などで活用されている。

1957年に出版した"Verbal Behavior"は、言語行動をオペラント条件付けとして定義し、分類したものだったが、言語能力は生得的だとするチョムスキーから痛烈に批判された。

しかし、後にヒトでの研究もすすみ、この本の内容から発展した応用行動分析は、自閉症児などの言語獲得において目覚ましい成果をあげている。











「神さまに謁見を賜るようでした。でも、失望しました。彼はただの人間だったわ。こう言いました。『脳がどのように働いているかを知る必要はない――単なる条件反射にすぎない』そう言われても、わたしには、刺激と反応にすぎないとは信じられませんでした」

テンプル・グランディン(自閉症患者にして動物学者)

オリヴァーサックス火星人類学者」より抜粋)