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ヤコブセン

(一般)
やこぶせん

北欧に多い姓。

エギル・ヤコブセン(1910ー) デンマークの画家、理論家。モーテンセン、ビレらと同世代の画家として、30年代に抽象表現の洗礼を受け、「リニエン」に拠って「抽象シュルレアリスム」の理論と実践の両面で大きな貢献をする。1937年、ナチスの軍隊のチェコスロヴァキアヘの進行に対する怒りから描いた「オフォブニン(積み重ね)」が彼をとりわけ重要な画家とした。この絵画は、自発的な線と色彩が分かちがたいまでに複雑に絡み合った構成によって、「コブラ」の先駆と見なされている。1941年、ナチスの占領下で『リニエン』の後を次いで発行された『ヘルヘステン』に参加。48年に「コブラ」が結成されると、1951年までその活動に参加。ヤコブセンの絵画は、特に抽象と象徴の交差する仮面や祭り、北欧の神話などをモティーフにし、線と形態、色彩が自由に絡み合う様は、1946年から47年のポロックのオール・オーヴァーの手法を先取りしたものとされている。

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