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官僚主義

(一般)
かんりょうしゅぎ

組織で働く職員が、個別のケースに対して独自の裁量と責任で行動するのではなく、規則や前例、建前論を根拠に、画一的、形式的な対応をすること。
被害を受ける側からは、しばしば傲慢で独善的に見える。
 
主に官公庁で見られる*1ためにこう呼ばれるが、組織の規模が大きいところではどこでも見られる。
 
「官公庁と利用者」という図式だけではなく、「企業と消費者」「上司と部下」「使用者と被雇用者」など、様々な場面で現れる。
 
誰に対しても一律で「平等」な対応ができる反面、ことなかれ主義的で血の通わない対応になりやすい。
 
これは、官僚主義が法や規制によって個人的な裁量を出来る限り制限することで専横や情実を排する一方でその背後に、規則・前例・建前論を根拠にすることで責任の所在をあいまいにし、独自の判断で行動して責任を追及されることを避けたい、という保身のための思考があるためで、結果的に、官僚主義は「〜〜だからできない」という後ろ向きの結論を導きがちである。
 
このため、官僚主義は、官民を問わず組織を硬直化させ、効率の低下を招くが、一掃することは難しい。
 
→権威主義・ことなかれ主義・教条主義

*1:原因として、組織の効率化が民間ほど強く求められない一方で、誰かに「特別な対応」をすると問題視されやすいこと、加えて、利用者に対して「与える側」に立つことが多いことが考えられる。

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