三島由紀夫の遺作、「豊饒の海」4部作の最終作に当たる。これを書き終わった直後に三島は市ヶ谷で檄文を読み上げ、割腹自殺している。 ラストが衝撃的。「春の雪」を読んだ人にはぜひここまで読んで欲しいものである。 タイトルは仏教用語による。この用語は小説内でも言及されている。
仏教用語。 六道の最高位である天道の住人は天人と呼ばれ、人道の住人である人間に比べて全てにおいて優れ非常に長寿であるが、それでも生物としての限界は超えられずいずれ死を迎える。その死の前兆を天人五衰と言う。 天人五衰は経典によって多少の違いはあるものの、大槃涅槃経によれば、1衣裳垢膩(衣服が垢で油染みる)、2頭上華萎(頭上の華鬘が萎える)、3身体臭穢(体が薄汚れて臭くなる)、4脇下汗出(脇の下から汗が流れ出る)、5下楽本座(自分の席に戻るのを嫌がる)の五つとされている。
文スト5期が終わってしまった、、、、 こんにちは、Kotohaです。 文スト5期の61話「黄昏にさようなら」が放送され、天人五衰編も終わったので、 ちょっと感想と考察的なものを書いていければと思います。 (感情ぶちまけたいだけ~) 文ストの原作関連は過去に2回書いてます~ kotoha-p-mtf.hatenablog.com kotoha-p-mtf.hatenablog.com 今回5期の進むスピードまじで速かった、、 あっという間にえ、もうここまで進むの!!?! ってなったしね、 60話の時点で原作の109話までは進んでいました。 上の考察のところまで。笑 61話は110話以降の内容とな…
文豪ストレイドッグス、5期も展開が鬱でやばいですね、、 そんなこんなで原作109話まで読んだので、感想書きます。 しんどすぎたので!!! ネタバレ注意 ************************* 怖いよ??!? え、マジでどうなるん??! この先みんなが幸せな解決に見える未来がマジで見えないんですけど!!! 105話以降の話も含めて書いていきます。 つか書き殴ります。 つか怖い。 中也がグッド・バイって沈んだときは中也死んだ!?! とか思ってたけど、 生きててよかったよ!! 生きててよかったけど、ドス君の策略によって、ぼろぼろになっちゃったじゃん、太宰さん!! しかも最新話で脳天撃たれ…
現在文豪ストレイドッグスはアニメ4期を絶賛放送中です。 (文スト見たことない人は1期からぜひ見て下さい!!とても良いので!!!!) 4期の舞台は天人五衰編です。 アニメはもちろん見ますが、先の展開が気になって原作をブックオフで見ることにしました。そして、本誌に追いつきました。 ここから先は105話までのネタバレとなっています。 最新話の105話とかは多分アニメだとおそらく5期後半の内容になってくると思います。 読み進めるんなかでいろいろ疑問や感想な湧いてきたので、ここで書いていこうと思います。 ネタバレ注意 ************************* 時系列順に書きたくても一回しか読ん…
世の中には三島由紀夫の小説『天人五衰』のラストが理解できない人がいる。だから僕がそれをここで解説する。 まず、門跡の聡子が嘘をついていたり、記憶を忘れていたりすると思ってる読者がいるが、これはまったくの誤解である。それは聡子の外見からわかる。門跡は美しさだけでなく、犯しがたい神聖さと威をそなえたものなのだ。そこに瑕疵などありえない。 老いが衰えの方向ではなく、浄化の方向へ一途に走って、つややかな肌が静かに照るようで、目の美しさもいよいよ澄み、蒼古なほど内に耀うものがあって、全体に、みごとな玉のような老いが結晶していた。半透明でありながら冷たく、硬質でありながら円やかで、唇もなお潤うている。もち…
豊饒の海(四)天人五衰三島由紀夫新潮文庫昭和52年11月30日発行平成15年4月25日36刷解版平成15年9月30日37刷(この作品は昭和46年2月新潮社より刊行された) 豊饒の海、最終章の第四巻。本多は、76歳になっている。19歳から始まって、76歳まで、、。三島由紀夫は、最初からこういう構想で書き始めたのだろうか???ガルシア・マルケスの『百年の孤独』よりは短いけれど、、なんて長いストーリー。 裏表紙の説明には、「妻を亡くした老残の本多繁邦は清水港に赴き、そこで帝国信号通信社に勤める16歳の少年安永徹に出会った。彼の左の脇腹には、三つのほくろが昴の星のようにはっきりと象嵌されていた。転生の…
若干の肌寒さを覚え、朝目が覚める。また眠ろうとする。眠れない、またあの子の思い出が眠りを妨げる、とはならなかった。 既にあの子の顔が薄れかけている。あの時泣いていた顔、あの子の香り、しぐさなど、あまりの早さで忘れていくことに恐怖を覚え、逆に思い出しているところだ。 昨日までの胸が締め付けられる思いは相当薄まり、逆に漠然とした恐怖が顔をのぞかせてしまっている・・・。 かの三島由紀夫の小説、天人五衰では、主人公の前々前世と60年以上前に壮絶な恋愛をした女性が尼になっており、主人公の親友:本多が会いに行く話がある。この時も、彼女はその恋愛を覚えていない・・・。本多は「は?」と一言思わず言ってしまう。…
「無明→行→識→名色→六処→触→受→愛→取→有→生→老死」という十二縁起(十二因縁)説には、実に様々な解釈があります。 ここではあまり知られていない解釈、しかしおそらく本来の十二縁起はそのようではないかという解釈を紹介します。 まず、仏教では、有情が生まれて死んで再生するまでの期間を「生有・本有・死有・中有」の四有に分類します。生有=誕生の瞬間、本有=誕生から死亡までの期間、死有=死亡の瞬間、中有(中陰)=死亡から再生までの期間です。日本仏教では葬儀などの際、亡くなって四十九日の間を中有と説明されますが、実際は死んでから次に再生するまでの状態のことを指します。十二縁起の主な舞台はこの中有の期間…
3月14日、観世能楽堂へ、「能を知る会 東京公演」を観に行って来ました。-講演「盛者必衰 会者定離」葛西聖司さん。大原御幸の登場人物の相互関係を丁寧に説明してくださり、大半の登場人物に固有名詞がついている事にナットクです。-「清水座頭」座頭が萬斎さん、瞽女が太一郎くん、後見が中村くん。萬斎さんは、紫紺色の編綴、練色地に黒&枇杷色の格子の厚板、金&ブルーグレーの墨流しの地文の角帽子、同色の緞子の腰帯。-萬斎さんが盲目の役をなさると、手が特別に魅力的に見えます。視覚が閉ざされている分、手が雄弁になるためでしょうか。瞽女にお酒を注ぐために手探りで膝行していく時も、手が相手の扇に行き当たる場面が印象的…
【悲報】アカデミー賞授与式、アジア人差別の式典となり炎上wwwwwwwwwwww:アニゲー速報 毛唐に何期待してんだかと。とりあえずYLM運動はまだですか? 飲み会で方言の話題になって、女の子から広島弁喋ってみてって言われてとっさに出てこなかった。ほじゃの~、うちらももう東京出てから長いけぇ、もうすっかり都会人になってしもうちょるわいや、なっさけないの~。 ざわめく光に切なく満たされてる オークウッドプレミア東京 住所:東京都千代田区丸の内一丁目8番2号、メールアドレス:general.premier-tokyo@oakwood.com、TEL:03-6631 6800。 東京・丸の内初のサー…
皆さんこんにちは❗ 前回ブログは2泊3日の "西伊豆旅行" 2日目 前編 !! として伊豆パノラマパークを紹介しました 👍 tadasumi.hatenablog.com 今回ブログは2泊3日の "西伊豆旅行" 2日目 中編 ① !! として伊豆極楽苑を紹介します 👍 【伊豆極楽苑】 伊豆極楽苑 🕯️ 中伊豆にある伊豆極楽苑です 🕯️見たことのない "あの世" をジオラマでわかりやすく展示していて、解説もあるので "あの世" を理解するにはありがたい施設でした 👍 伊豆・修善寺から土肥の方に少し行ったところの国道沿いにピースサインをした笑顔の赤鬼 👹 笑顔の赤鬼を見たら寄るしかないでしょう 😱…
各シーズン解説 第一期(アニメ) 第二期(13話~25話) 太宰治と黒の時代(13話~16話) 第二期(17話~25話) 第三期(アニメ)太宰、中也、15歳(26話~28話) 第三期(アニメ)(29話~37話) 第四期(38話~50話) 第五期(51話~61話) 各シーズン解説 第一期(アニメ) 孤児院を追放され、ヨコハマを放浪する少年・中島敦は鶴見川で入水していた太宰治を助ける。それをきっかけに敦は太宰が所属する異能集団・武装探偵社が追う「人食い虎」の捜索を手伝うことになり、太宰と共に虎の出現を倉庫で待つことになる。そのとき、太宰は敦こそが虎の正体だと告げる。実は敦は無意識のうちに異能力、「…
こんにちは、雪野です。 先日、以前から気になっていた 『魍魎の匣』 というアニメを見ました。 第1話「天人五衰の事」 Amazon この作品はあの分厚い辞書みたいな小説を書くことで有名な作家・京極夏彦による作品の一つをアニメ化した物で、複数の事件が絡み合う複雑な事件を描いた同名の推理小説が原作です。シリーズになっていてアニメ化されたこれはその2作目ですが、特にどれから読んでも問題ないはず。 昔、原作のシリーズにも手を付けたことがあったのですが、一作目でかなり疲れたので2作目をなかなか読めないでいたんですよね。そんな中、この『魍魎の匣』はアニメ化されているということを知ったので見てみたという次第…
今年夏にタイで「暁の寺」にも行ったこともあり、ずっと読まなばと思っていた三島由紀夫の「豊穣の海」を読了しました。 4巻に及ぶ壮大な輪廻転生物語が、ラストの数枚で閉じていくという結末は知っていました。本当に閉じるのかと不安になりつつページを繰っていきます。 三島由紀夫自体もほぼ初めて読んだのですが、非常に綺麗な文体ということもあり、2023年現在でもすんなりと頭に入ってきます。 個人的には「春の雪」の起点となる純愛が一番、ビビッときました。2023年の大みそかによみ終えたことで、1年の締めくくりにもなる1作でした。 来年もいっぱい本を読みたいと思います。 豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫) …
babeluo.com2023年5月に発売されていた翻訳サークルバベルうおさんの『BABELZINE vol.3』を読みました。5月に東京で開催された文学フリマで新刊として出ていたのを知っていたのですが……出遅れて入手叶わず……11月の文学フリマ東京でようやっと手に入れることができたのでした。ちなみにオンラインでも買えます。『BABELZINE vol.3』には全9編の活きのいい小説が収められていました。内容は以下。=============================== マリア・ハスキンズ「天に輝くいちばんの光」(白川眞 訳) キャロリン・アイヴス・ギルマン「帰郷」(藤川新京 訳) ア…
本の簡単な紹介 本のタイトル・出版社 作者 あらすじ なぜこの本を読んだのか 感想 まとめ 本の簡単な紹介 本のタイトル・出版社 『金閣寺』(新潮文庫、1960年) 作者 三島由紀夫(1925 - 1970) (1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威(きみたけ)。1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』…
53年前の1970年の本日「11月25日」は三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊に乱入し割腹自殺をした日である。当時大学生で、三島のファンでもあった私は大きな衝撃を受けた。23歳年上の林房雄らによって、この日は「憂国忌」と名付けられた。 豊饒の海 全4巻 「春の雪」「奔馬」「曉の寺」「天人五衰」/三島由紀夫 ノーブランド品 Amazon 『豊饒の海』が三島由紀夫の最後の作品で、その後三島は市谷の自衛隊に乱入し隊員に決起を促し自決する。三島のライフワークといわれた『豊饒の海』全四巻が出た当時の大学時代、優れた構想とまばゆい文章に彩られた世界に魅入られむさぼり読んだ記憶がある。輪廻という考え方を下敷きにした…
第59話「人外魔境(其の二)」 引っ張るなあ。天人五衰の真の目的って何? この話、あと2話しかないんですけど、ちゃんと説明してくれるのか、心配になってきた。教えないまま、続きはコミックスを読んでね。になるんじゃないだろうなあ?
明日からまた元の生活に戻る。 そして忙しい水曜日もまただろうね。 でも、この日々は当たり前じゃないんだ。 天人五衰 豊饒の海(四)三島由紀夫 新潮社 2003年04月 楽天ブックスで探す Amazonで探す hontoで探す 紀伊國屋書店で探す 図書館で探す by ヨメレバ 再び悪い癖が 感想 おわりに 終 再び悪い癖が あの男の悪い癖が再び… 妻を亡くした本多繁邦は 慶子とともにいる日々が多くなりました。 そんな中、一人の少年に目が留まります。 どこか人生に対して冷めた目を持っている少年。 そしてその体にあるほくろに気が付いた本多は 彼を養子に迎えることを決意します。 だけれども… 感想 こ…
てんにんのごすい【天人五衰】仏教のことばで、「天人」は、天に住む者・天上界の人。 「五衰」は、五つの衰弱の様相。 『涅槃経ねはんぎょう』では、「衣服が垢あかで汚れる」「頭上の華鬘けまん(仏具としての装飾)がしおれる」「からだが汚れて臭う」「わきの下に汗が流れる」「自分がいるべき座席を楽しまない」の五つとする。
引用元:times.abema.tv ストーリー 第五期(アニメ) 天人五衰事件② 登場人物・キャスト 武装探偵社 ポートマフィア 内務省異能特務課 組合(ギルド) 死の家の鼠 天人五衰 警察 感想 PV ストーリー 第五期(アニメ) 天人五衰事件② 乱歩は猟犬隊長の福地桜痴に協力を仰ぐが、福地こそが天人五衰の首領であり、敦と、太宰の指示で同じ船に潜入していた芥川は、福地に戦いを挑む。福地を後一歩まで追い詰めたところで芥川が斬られ敦は何とか逃走するも、残る天人五衰のメンバーであるブラム・ストーカーの異能で、世界中に吸血種化した人類が送り込まれ、世界は混乱と疑心暗鬼に陥る。精神支配の異能兵器《大…