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投資銀行

社会

投資銀行

とうしぎんこう

インベストメントバンク (investment bank)

株式債券の引き受けを主業務とし、それに付随する企業の財務に関するアドバイス(合併、買収の斡旋を含む)を行う。これに加えて証券流通市場でのトレーディング業務を展開することが多い。

投資銀行グラス・スティーガル法1933年銀行法)によって預貸業務を禁止され、銀行というよりは法人相手の証券業者である。もともと商業銀行の規模が比較的小さかったアメリカでは、投資銀行が企業の資金調達から事業組織、資本構成などに広く関わり、産業育成に大きな役割を果たした。イギリスでは同様の業務を行う金融機関はmerchant bankと呼ばれる。

近年米国投資銀行は大型合併を繰り返して寡占化がすすみ、金融コングロマリット化が進行した。1999年グラス・スティーガル法撤廃、またヨーロッパでも金融再編が進行し、米国ユニバーサルバンクがグローバルな形で定着した。

しかし、従来の投資銀行業務に加えてベンチャーキャピタルファンド運用、さらに金融商品リテール販売などコングロマリット化による業務拡大は銀行内部での利益相反をもたらし、金融不祥事の嵐となって表面化するに至った。

2007年後半以降の金融危機で、リーマン・ブラザーズは消滅し、ゴールドマン・サックスモルガン・スタンレー商業銀行傘下となり、アメリカを代表した大手投資銀行はいずれも商業銀行に呑み込まれることになった。


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