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ハリネズミのジレンマ

(一般)
はりねずみのじれんま

あるところに二つの山がありました。
お互いに向かい合うようにそびえる山にはそれぞれ1匹ずつのオスとメスのハリネズミが住んでいました。
二匹はそのうちお互いに恋に落ち、熱烈に愛し合ったのでした。
そして、二匹のハリネズミは自分達の山をおり、中間のふもとにやってくるようになりました。
そして、ある晩二匹はつよ〜〜くつよ〜〜く抱き合おうとするのですが、お互いのハリが体に刺さってとても痛がったのです。
仕方がないので、二匹の間に距離を置くのですが、愛し合っている二匹は少しでも近くにいたいという思いから近寄ります。
でも近寄るとやっぱりハリが体にささっていたいのです。
そんなこんなを繰り替えしてようやく二匹はハリが体に刺さらない距離をみつけだしたのでした。

ショーペンハウエルの随想録(Parerga und Paralipomena, 1851)におさめられた有名な寓話は「ヤマアラシのジレンマ」。フロイトが『集団心理学と自我の分析』に引用、さらにレオポルド・ベラック BELLAK, Leopold の著書『山アラシのジレンマ −人間的過疎をどう生きるか− The Porcupine Dilemma, Reflections on the Human Condition 』(1970。訳書は,小此木啓吾訳,ダイヤモンド社〈ダイヤモンド現代選書〉,1974.01.)にとりあげられ,広く知られるようになる。
ヤマアラシがハリネズミにされたのは、「新世紀エヴァンゲリオン」第四話のサブタイトルHedgehog's Dilemma の影響とされている。英語ではヤマアラシがporcupine、ハリネズミがhedgehogである。

近づくことで感じる痛み
近づかなきゃ解らない温かみ・・・

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