文藝春秋新刊案内チラシ 07年3月 「針と糸」 ©大高郁子

1ヶ月ごぶさたしてたら「Fotolife」が変わってるぞ。などと、感慨にふけるふりをしてはいけない。ギャラリーのみなさま、お久しぶりです。
日本で唯一、文庫本に挟まる新刊案内を紹介している硬骨ブログの再開です。長いうつ状態を経て、ようやく亀が首を伸ばしたと思ったらなんと無線LANができなくなっちゃったぜ。困ったものでLANケーブルを探し出し、ようやくネット環境に戻ってまいりました。
うつ状態の原因は決まっていて昨年末に削除した3年分のダイアリー。3月に文藝春秋から「うさぎおいしいフランス人」を購入し、あまりの情けなさに大憤慨をしたのですが…そんな時、かつてのダイアリーでカフカとかアフターダークとかその他過去に記したいくつかの文章を読み返したいと思い、でもそのたびあさはかに全削除してしまった自分の愚かさが去来し、それ以来ダイアリーを記せなくなりました。
まあ、それはともかく大高郁子先生は新任の大学教授としてお忙しそうな日々をダイアリー(フッターからいけます)に記していて、文春の仕事なんぞやってられないわなんていわないでほしいですが。
今年になって、いくつか文庫関係で事件が起こっている。そういった意味でも公開しなくちゃいけないダイアリーだったのに、自分の失敗で勝手にうつ状態に陥った自分が今は情けないです。

文庫チラシコレクション 2007年3月チラシの紹介


集英社 新刊案内 vol.3

2007年3月15日〜4月12日

注目の一冊 荻原浩 千年樹

藤田香織氏と対談する荻原浩

集英社文庫 3月の新刊・20日発売
北方謙三
水滸伝 六 風塵の章

さくらももこ
さくら日和

諸田玲子
恋縫

福井晴敏
テアトル東向島
アカデミー賞

高野秀行
アヘン王国潜入記

太田光
パラレルな世紀への跳躍

三宮麻由子
第49回日本エッセイストクラブ賞受賞
そっと耳を澄ませば


池内紀
作家の生きかた

池上彰
そうだったのか!現代史

佐藤愛子
自讃ユーモアエッセイ集
これが佐藤愛子だ 3

ジョン・クラカワー 訳=佐宗鈴夫
荒野へ

ドロシー・ギルマン 訳=柳沢由美子
ひとりで生きる勇気

集英社文庫 ヘリテージシリーズ
マルセル・プルースト 訳=鈴木道彦
完訳版 失われた時を求めて 第12・13巻 第7章 見出された時 Ⅰ・Ⅱ


単行本 新刊

新書新刊


集英社文庫新刊案内チラシは今までのとおりなのだが、3月だけの試みなのかいまだ不明な「集英社文庫NEWS vol.1」3月20日号が発行された。
A4版の厚手の紙両面に新聞を模して題字された読みやすいレイアウトになっている。1面は東野圭吾北方謙三。裏面は高野秀行と三宮麻由子。新聞でいうと広告欄に3月の新刊が並んでいる。
2軒の書店で置かれているのを見た─というか、2軒だけというべきか。文庫チラシとは違い新刊に挟まるものではないので、わりと無視されやすくはないだろうか。
北光社では無料の新刊ニュースなどが置かれたコーナーに箱入りで、萬松堂は文庫レジ前に同じく箱入り、あっと、こちらはミニカレンダーと一緒に置かれてました。ミニカレンダーの画像を「集英社新刊案内チラシ」上に置いておきます。
4月号vol.2が発行されるのかまだ不明だけれど、新しい媒体はあるべきだと思うので続けてほしい。
他社も負けるな。yom yomと方向は違っていても積極的な陽性の商業主義を応援してゆきたいものです。4月号もあるのなら別に当ブログで紹介しなくてはいけないかもね。

赤江瀑を買えなかった

第3巻はホラー編だそうでやっぱりそちら関係は小学生時代以来苦手なので、書店で躊躇しました。稲見一良「男は旗」は未読。死んでから知った作家なので、なかなか触手が伸びなかったが、楽しい冒険小説みたいに紹介してあったので購入しました。

光文社文庫 3月の新刊

電車のシートでチャップリン
歴史時代小説フェア
佐伯泰英
炎上 吉原裏同心 8

諸田玲子
仇花

岡田秀文
秀頼、西へ

阿井景子
信玄の正室

光文社文庫新刊
柴田よしき
宙の詩を君と謳おう

香納諒一
ヨコハマベイ・ブルース

新井政彦
ユグノーの呪い

菊池秀行
牙迷宮 魔界都市ガイド鬼録

小杉健治
土俵を走る殺意

稲見一良
男は旗

夏樹静子
祝!ミステリー文学大賞受賞

蒸発 ある愛の終り 新装版

赤江瀑



灯篭爛死行 赤江瀑短編傑作選<恐怖編>

二階堂黎人
文庫の雑誌
新・本格推理07
Qの悲劇

佐藤正午
ありのすさび
内村宏幸
サラリーマンNEO
内村宏幸オリジナルコント傑作選

赤川次郎
ビッグボートα 新装版