『神の雫』21巻 読了
本日は『神の雫』21巻発売でした。
今回も週刊誌のほうはたまに目に付いたときに読む程度ですのでほぼ初見でした。
前巻のフリでボルドー右岸*1ということでかなりワクワクしておりました。
ペトリュスをはじめル・パンなど銘酒が醸造される土地柄で、メルロー大好き人間にとっては垂涎モノの場所なわけです。
どんなワインが紹介されるのだろうか、とw
しかも今回は2人が部長の座を賭けたワインセレクトの勝負、しかもレストランに出す値段ということで、指をくわえて見てるだけの『神の雫』や”幻となったワイン”*2ではなく、きちんと庶民でも口に入れることのできるセレクトになっているだろうと結構楽しみにしていました。
案の定、ネットで良く見かける(といいますか、『神の雫』で取り上げたからちょっと売れてる?のか・・・たぶんどちらの理由も相乗効果もあると思う)ものたちばかりでした。
きっとそのうち飲むだろう、飲みたいものばかりでしたw
●中原部長セレクトワイン
・シャトー・レイノン[2007]
・コノ・スル カヴェルネ・ソーヴィニヨン・レゼルヴァ[2007]
・キンタ・ド・カルモ・レゼルヴァ[2005]*3
●川原毛部長セレクトワイン (すべてボルドー右岸)
・シャトー・ベレール・ラ・ロワイエール[2007]
・レイニャック・キュヴェ・スペシャル[2001]
・シャトー・ル・ピュイ[2003]
”ストーリー性を持ったものの勝ち”という常勝パターンが成立しました。*4
でもきちんと本質を突いてるな、と感じます。
先日ワインの勉強を兼ねたテイスティング会で*5初心者に分かりやすいように、てんでばらばらの産地を敢えて比較のために飲む機会がありました。
単品で頭を切り替えたとしたら”みんなちがってみんないい”のですがやはりまとまりという点では一連性が無く、流れを重視するようなレストランでコース料理を演出するという意味では常勝パターンのほうが正解なのかもしれません。
どんな飲み方をしようが、”それもワインこれもワイン”なんですがw
如何様にもなるのが楽しみでもあり苦行でもあり・・・そのジレンマを楽しみたいと思います♪
しかしながら少し反省です。
どちらかというと私の飲み方も ”感じるよりも学び取りたい”と少し焦り気味なところがあります。
周りの人たちがもう5〜10年飲んでいる方々ばかりで・・・できるだけ楽しく話に加わりたいがためにとりあえず頭でっかち理論武装しているところがあるのかもしれません。よってかなり考えさせられた巻となりました。
もう少しゆっくりまったり飄々と飲むようにこころがけたいと思います。
ところでシャトー・ル・ピュイ[2003]といえばドラマ版最終回に登場したワイン っていうことで・・・
*6
ドラマでは遠峯一青曰く、
「400年もの長きの間一滴の農薬も使わずに自然なままの製法で作られて来たもの。ゆえに、大地の上で何が起きようとも、たとえ猛暑で各地のブドウの樹が枯れた2003年でさえもこのワインの葡萄の樹は地中深く70mにまで根を張り見事な、エレガントなワインを生み出した。」
さて・・・いつ飲みましょうか?
さすがに夏バテ気味で体調が芳しくない今日この頃よりはもう少し秋の味覚が出揃った頃においしくシャンピニオンやら脂の乗った鴨のローストでいただくのがいいかなぁとか・・・
これもまたワインの見せる夢ならぬ妄想ですねw
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