『神の雫』 25巻読了 (ねたばれ)
本日は『神の雫』25巻の発売日でした。
基本はワインリストなども含めてねたばれしているブログなのですが、特に今回は核心のお話からはじめたいのでタイトルに(ねたばれ)を入れていますので、検索からワインだけ知りたくて来られる方などでストーリーを語られたくない方はスクロールしてワインリストまでSKIPしてください。
また正直ちょっと勝手解釈の自分語りが入っていますので、そういうのが面倒な方もスクロールするかここでブラウザを閉じていただけますようお願いいたします。
ということで、今回はいきなり本題。
「道」のお話から入りたいと思います。
前回大敗を結した故に自分の進むべき道をちょっと見失ってしまった雫です。
24巻に至るまでライバルの強大さや目標とする父の偉大さに気づかなかったのかよ!という突っ込みはさておき、追いつけたようで追いつけないそんなジレンマはわからないではないです。
なんとなく自分に当てはめて考えてしまったのですが、*1
雫ぼっちゃんのような才能など持ち合わせていないうえに立ちはだかるライバルのような方もいらっしゃいませんが、雫のジレンマというか焦りのような諦めのような気持ちは少しは分かるような気がするのです。
よくあるワイン会でも自己紹介の枕詞のような一節で、「ワインのことは全然わかっていない好きなだけの初心者ですが・・・」とつい言ってしまうのですが、正直な心のうちを申しますと何らかの参加レベル条件を示されない限り*2、そのワインに対して対価を支払うことが可能であったり支払うことをためらわないという、そのワインが好きな人であれば特になにも断わりを言わずとも飲んで美味しく楽しく参加すれば良いと思うのです。
しかしながら実際はやはり知識が無いと気後れするというか参加しにくいものです。そしてだんだんと分かることですが、やはり知識があったほうが楽しめるんですね。
だから謙遜でもなんでもなく謙虚に周囲の方々から知識をいただくという気分でこの枕詞が使用したりして、最初はとても何でも楽しかったのです。
ところがだんだんとしんどくなってきました。一年も経ってくると・・・
周りの皆さんのむずかしいけれども楽しいお話についていけるほどの知識がないので、どんどん飲んだり覚えたりしてもやはりその差が埋まることなく永遠に後を追いかけるだけなんだろうな、と。*3
でもそもそも追いつくために知識が欲しいのではなくて、自分がよりおいしく楽しく飲みたいがために・・・いろいろ貪欲になっていたのですが、それすら忘れてたなぁと自嘲しています。
で、自分の後ろに道は出来るって・・・ まったくどこかで聞いたことあるお話しで・・・魯迅の小説のある一節を思い出しました。
思うに希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。
楽しい会話を聞いていて自分もそれに追随できるできるようになりたい、そうして歩いて作ってきた自分の道なのに最近はそういう思いも忘れていたなぁと少し反省しました。
そしてそういう楽しい連鎖がつづいていろんな人の道になっていってくれればよいのだな、と思いました。
もしこのブログの他の記事を読んでくださって「このワインを飲んでみたいな」「ワイン会って楽しそう。参加してみようかな」とか思ってくださったら本望かなと幸いに思います♪
こんな自分語りでしたが、なんのこっちゃかわからないや、とおっしゃる方々は是非本編をお読みください。
道にはいろんな意味があると思います。現代国語のテストではないのでいろんな意味に捉えていいのではないかと思いました。
この漫画からこんな感想を抱くとはアホじゃと思う方もいらっしゃると思いますが今はそう思ったのでなんとなく綴ってみました。
※ひょっとして後で恥ずかしくなって消しちゃうかもしれませんがとりあえず今はこのまま掲載します(笑)
続いて、サイドストーリー。
帝国ビールに合併話が持ち上がって両者顔合わせのパーティのためのスパークリングを用意するというお話。
内容としてはともかく、個人的には中原部長が出演で嬉しかった件。
そろそろルパンのおばちゃんの正体を出すのかなと思ったのですがまだまだ先の様子。
そういえばまだまだ折り返し地点過ぎたばかりですしねw
ボルドー編のマリーといいルパンのおばちゃんといい、結構好きなキャラ多いのでもうちょっとらしく超天才とか偶然多すぎをなんとかして話が展開するのならもっといい話になるのになぁと思います。*4
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で、ここからワインリストで楽しみたいと思います♪
というかいずれは飲みたいもふくめておさらいリストにします。
※以前いただいたものなどに関して写真やメモがあると思うので、当ブログ内記事への参照リンク貼っています。
●エール・ド・リューセック・ブラン 2007
貴腐ワイン、シャトー・リューセックの白。
●シャトー・ラモット・ヴァンサン・レゼルヴ・サン・ヴァンサン 2007
「道」のワイン。それは「シャトー・レオヴィルの1870年」。
それが、ラス・カーズ、ポワフェレ、バルトンのいずれの畑のものかは不明。
当時はいずれの畑でもレオヴィルを名乗ってよかったため。
●シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ
●シャトー・レオヴィル・ポワフェレ
●シャトー・レオヴィル・バルトン
●アンリオ・ブリュット・スーヴェラン NV
●カ・デル・ボスコ・フランチャコルタ・キュヴェ・プレステージ
●ドメーヌ・アンリ・ビリオ・グラン・クリュ・アンボネイ・キュヴェ・トラディション
●バハラッヒャー・クロスター・フュルステンタール・リースリング・ゼクト ラッツェンベルガー
Bacharacher Kloster Furstental Riesling 2004 SEKT
以前の試飲会でいただいた泡です。
リースリングの泡っておいしい♪
リースリング特有のあのやわらかく甘い香りのキレイな泡でした。
●ベッラヴィスタ・フランチャコルタ・キュヴェ・ブリュット NV
●シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルド・ブリュット NV
<おまけ(コラムより)>
●ドゥラモット・ブリュット NV
(参考写真はBrutですがミレジメでNVではないです。)
●バイィ・ラピエール クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ブラン
●オート・コート・ド・ニュイ・ミッシェル・グロ 2005
●ムルソー・アラン・コシュ・ビズアール 2006
夏に発売の巻なので泡多かったですね(笑)
好みもありますが、巻中で本間さんが言ってるようにあんまり泡にハズレは無いと思います。
まだまだ暑さが続くようですのでどんどん楽しめそうですね♪
・・・暑いのはもうイラナイですがw
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